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【ゆる研】
SNSで「本物の味」はどう変わる?
— イタリア・ボローニャの家庭料理から考える、
デジタル時代の「伝統料理」のゆくえ

🔍【ゆる研】とは

研究者・民間社会人を問わず、研究を愛する人が自分の興味のあるテーマについて気軽に発信して、参加者と知見をシェアできる場。

忙しい仕事の合間や日常生活の中で、プレッシャーを感じずに自分の好奇心を追求できるのが「ゆる研」です。

この「ゆる」には、「アカデミアの外にある気軽な発表の場」「専門外の人との自由な意見交換・学びあい」の機会をつくりたいという思いが込められています。

🍝「伝統」とは、「成功した革新」である

ここは、イタリア、食の都ボローニャ。
ボローニャ名物といえば「ボロネーゼ」。
でも、本場ソースはトマトソースではない?合わせるパスタにスパゲティはNG?

では、「本物のボロネーゼ」とは一体誰が決めるものなのでしょうか。

かつて、伝統料理は母から娘へ受け継がれ、本物とは「母の味」でした。
しかしSNSやレシピサイトが普及した今、その伝わり方にも変化が訪れています。

私は、ボローニャの41家庭を訪ね、時にはキッチンで料理するのを観察したり、時には一緒にテーブルを囲んで、現代のボローニャの伝統料理についてインタビューをしてきました。

また、ボローニャの家庭料理のFacebookグループを対象に、デジタル・エスノグラフィーという手法で約200の投稿を分析してきました。

かつて「マンマ」が担ってきた伝統料理を今や男性が担ったり、
デジタル上で誰もが伝統料理の定義に参加できたり、そこでは正しさよりも共感がキーワードになったり、
「誰が」「どのように」伝統料理を作るのか、という根幹が変わりつつあります。

本発表では、
・料理の知識はデジタル空間でどう広がるのか
・「本物の伝統料理」は誰によってどう決められるのか
・料理をめぐる家庭内の役割は、デジタル化でどう変わったのか
・家族のレシピは、デジタル時代にどう受け継がれ直されているのか

といった問いの研究内容をお話しします。
「伝統」と聞くと変わらないもののように思えますが、「成功した革新」こそが伝統です。変わり続けるのが伝統の宿命なのです。

料理という”美味しい”テーマを通して、「デジタル時代にどのように文化が受け継がれるのか」を一緒に考えてみましょう。

💡こんな方におすすめ

  • イタリア料理が好きな人
  • 伝統や文化について考えるのが好きな人
  • 料理とデジタルの関係が気になる人
  • エスノグラフィー・フィールドワークに興味がある人
  • 文化人類学に関心がある人

🎓登壇者について

中小路 葵 氏 / Aoi NAKAKOJI

ボローニャ大学博士課程 専門は食の文化人類学
2018年、東京大学教養学部(国際関係論)を卒業し、新卒でクックパッド株式会社の海外事業部へ就職。
その後、大手コンサルティング会社で働くも、イタリアへの想いは絶えず、27歳でボローニャ大学に大学院留学へ。

最優秀成績で修士号を取得(歴史文化学)し、同大学博士課程に進学。
現在はボローニャの家庭料理を対象に、デジタル時代における伝統料理の変遷を研究。
2025年10月に双子を出産、ママ研究者としても奮闘中。

世界56カ国を旅して、それでもイタリアが好き。
モットーは「迷ったら前へ」。

📅イベント概要

  • 開催日時 2026年9月17日(木)19:00~20:00(※質疑の状況次第で、多少延長の可能性があります)
  • 場所 オンライン(Zoom ウェビナー)
  • 参加費 無料
  • 主催 株式会社アカリク アカリクキャリア事務局

🕐当日の流れ

18:55~19:00受付
19:00~19:05アカリクキャリア事務局からのご案内
19:05~19:50【ゆる研】発表&質疑応答
19:50~20:00クロージング / 次回登壇者募集について / アンケート回答

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