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ネスレ日本株式会社

スカウト・イベントで3名以上の採用に成功!ニッチな部門でも、アカリクなら優秀な学生が見つかる。

ネスレ日本株式会社

業 種

メーカー
(素材・化学・食品・その他)

従業員数

約2,400人
(グループ各社社員含む)

世界最大の総合食品飲料企業の日本法人
2013年に創業100周年を迎えた
「ネスカフェ」や「キットカット」でおなじみのコーヒーや菓子の他、調味料、栄養健康製品、ペットケア製品などの製造・販売を行う企業

課題

  • 新卒採用の母集団に偏りがあり、理系院生が少ない
  • 食品メーカープラントエンジニア職の認知が低い
  • 他社スカウトでは理系学生の反応が少ない

導入の決め手

  • 熱心に研究活動している理系院生が多い
  • 求める学生にピンポイントでアプローチできる
  • 短い期間でもスカウトから内定まで繋がる

効果

  • 半年で3名以上の大学院生を採用
  • スカウトでミスマッチの少ない採用を実現
  • 職種別の採用フローを確立

スイスに本社を置き、世界最大の総合食品飲料企業「ネスレ」の日本法人であるネスレ日本株式会社。
食の持つ力を軸に、様々な製品の製造から販売まで一貫して行っており、
採用に関しても技術系職から事務系職まで幅広く募集しています。

事務系職への応募は集まる一方で、専門性が伴う
プラントエンジニア職やその他技術系職の採用が課題となっていました。そこで、理系・大学院生に特化した「アカリク」のスカウトを導入し、時期別・職種別のアプローチで3名以上の採用に成功しました。

2024年4月から「アカリク」のスカウトを導入して母集団の偏りをどのようにして克服し、
成果へと繋げることができたのか、導入の経緯も併せて人事担当の崔様に伺いました。

採用課題は「母集団の偏り」応募の少ない理系院生にアプローチしたい

ーー御社の新卒採用では、どんなポジションで募集していますか。

弊社では事務系総合職と技術系総合職をメインに募集しています。中でも技術系職については、特に食品メーカーのプラントエンジニアに興味を持つ学生が少なく、強化したいポジションとなっています。そこで学生に知ってもらうためのアクションができればと思い、現在はスカウトに注力しています。

ーーどういった学生を求めているか教えてください。

職種に限らず、業務でイノベーションを起こせる人を採用したいと思っています。「志の高さ」「リーダーシップ」「感性の鋭さ」「ポジティブ思考」「バイタリティ」の5つを動力として、PDCAが回せる人材を想定しています。

研究をしてきた理系・大学院生は、高い視座を持ちながら主体的に周囲を巻き込んで課題解決に取り組んだ経験があるため、求める人物像に当てはまると考えています。そのため、理系・大学院生に特化した「アカリク」はマッチ度が高いと思っています。

ーー導入にあたって、どのような採用課題がありましたか。

弊社では、技術系・事務系問わず全ての職種で「ネスレパスコース」という通年の採用方式をメインで行っています。エントリーから課題提出、面接、インターンシップへ参加後、部門/最終面接という採用フローで、年に2〜3回の頻度で開催しています。

ただ、このフローでは母集団に偏りが生じていました。事務系職への応募が多く、技術系職の母集団形成に苦戦しており、多様な経験を持つ方と接点を持ちたいという観点の中で、特に大学院生からの応募が少ない点が大きな課題でした。そのため、より理系院生に特化したアプローチができればと思い、導入を検討しました。

ーー「アカリク」導入の経緯、決め手について教えてください。

25卒についても技術系の採用は苦戦傾向が続いており、「ネスレパスコース」以外にも何かアクションしたいという状況でした。(「アカリク」導入時期は2024年4月)

過去にも他社でスカウトを利用していましたが、事務系を含む幅広い対象だったため、技術系職についてはあまり反応を得られませんでした。そのため、より専門的で理系に特化したアプローチができれば短期間でも成果に繋がるのでは?と考えていたところ、良いタイミングで「アカリク」から案内を受け、導入に至りました。

ネスレ製品

「アカリク」を活用した「職種別アプローチ」で3名以上の採用に成功

ーー「アカリク」のサービスはどのように活用していますか。

主にスカウトを利用しており、就活時期に応じて内容や方法を変えて運用しています。例えば、就活の早期段階は幅広いユーザーに自社イベントなどの連絡をして理系全体の母集団を作る動きに注力しています。一方で、就活後期は選考状況に合わせた「職種別のアプローチ」で、プラントエンジニア職と製造系職でアピールポイントを変えるといった工夫を取り入れています。

また、職種別のスカウトからそのまま個別面談に繋げ、会社・業務説明で興味を持ってもらえた方を対象に選考を実施する採用フローを運用しています。ピンポイントなアプローチができるため、「ネスレパスコース」で課題だった母集団の偏りも解消することができています。

ーースカウト運用で他に工夫されていることはございますか。

ミスマッチが生じないようなアプローチを重視しており、学生のプロフィールを踏まえて、この内容なら弊社に興味を持ってもらえそうだと思った学生に送るようにしています。また、私自身が理系出身ということもあり、理系院生の研究に対する熱量や頑張っている点を把握した上で送付しています。

ーー「アカリク」のスカウト経由での実績はいかがでしょうか。

2024年4月から導入後、25卒で3名以上の内定に繋がりました。「ネスレパスコース」以外のルートで技術系職種の採用ができたことは、非常に大きな手応えを感じました。26卒でも「ネスレパスコース」に加えて、スカウトでの職種別アプローチからの選考フローも運用予定です。

直近では、スカウトを活用して26卒向けプラントエンジニア職の採用イベントへの母集団形成に取り組んでいます。約1ヶ月で10数名の応募が集まっており、冬のタイミングだと辞退する学生も増えてくる中で、着実に獲得ができている実感です。

「アカリク」には「やりたいことが明確な学生」が多く、アプローチしやすい

ーー「アカリク」で出会った/採用できた学生の印象はいかがでしょうか。

やりたいこと・志向性が明確な学生が多く、アプローチしやすかったというのが感想です。

「アカリク」経由では数名、電気系のプラントエンジニア志望の学生の採用に繋がっていますが、当初は学生側が自分の学びを活かしたいという志向だったので、電気/システム系の会社を見ていたようです。
つまり、食品業界に対する興味はなかったわけなのですが、こちらから業務内容の説明をした上で、専門性や経験を活かせる点や、自社の魅力をきちんと伝えることができれば、最終的に弊社を選んでもらえるということがわかりました。

やりたいこと・志向性が明確な理系・大学院生だからこそ、納得感のある説明を重視した採用活動を今後も行っていきたいと思いました。

ーー特に印象に残っている学生やエピソードがあれば教えてください。

在学中に既に電気系の資格を取得していた学生が特に印象に残っています。将来、専門家としての活躍を学生の頃から意識されていることが伝わってきました。
これまでの採用では出会えない学生と接点を持つことができたので、すごく面白かったのと、そのような学生に興味を持ってもらえたことは、弊社としても非常にプラスになりました。

オフィス風景

理系特化型の媒体は「アカリク」が初めて。ピンポイントなアプローチに手応えあり

ーー「アカリク」のどのような点にご満足いただけましたでしょうか。

スカウト段階からターゲット学生を絞り込みできる点が最大の魅力だと感じました。総合職では幅を広げて絞っていくため工数がかかる部分なのですが、マッチする学生のみにアプローチすることで効率良くスムーズな選考ができると思いました。

また、「アカリク」の学生は、丁寧かつ詳細なプロフィールを書いてくれているので、アプローチ時にミスマッチが少なかったです。専門性が求められる技術系職種などでは、特化型の媒体でピンポイントなアプローチが効果的だという実感も得られました。

ーーその他、利用中のエピソードがあれば教えてください。

実は「アカリク」経由では技術職の理系採用に加えて、25卒で事務系職種でも1名採用することができました。この方はデータ関連の業務に元々興味があった文系院生の方で、大学院生に強い「アカリク」だからこそ嬉しい出会いが実現できました。このように様々な興味の入口に対して、柔軟な対応を行うことが今後の戦略の一つになると感じました。

また、理系特化型の媒体が初めてだったため、スカウトの送り方から活用方法を含め、担当営業の方と密にコミュニケーションを取り、対応いただけたことも大変助かりました。導入初期はなかなか手応えを感じられないこともあったのですが、運用を進めながら細かくご提案をいただき、戦略を練ることで繰り返し改善できた点がとてもよかったです。

工場

今後も専門性の高いポジションの採用は、理系・大学院生に強い「アカリク」で

ーー今後の採用について教えてください。

「ネスレパスコース」は大事にしている選考フローなので、今後もメインの選考フローとして継続したいと考えています。ただ、このフローだけでは母集団の偏りが生じるなど、採用が難しい部分もあるため、専門性の高いポジションに対しては、引き続き職種別の採用フローを設けていきたいと思っています。

その中で、専門性の高い理系・大学院生に強い「アカリク」は、職種別の採用フローとマッチする人材が多いので、今後もピンポイントなアプローチで利用していきたいと考えています。今の学生は「どういった仕事ができるか」といった情報を求めていると感じるので、継続的な自社イベントへの招待などのスカウト運用を強化していきたいと思っています。