博士人材の活躍の場は、専門職だけじゃない。
アカリクのスカウト&人材紹介でビジネス職4名を採用!
課題
- 学生に直接訴求する機会が創出できない
- 求人掲載で選考への応募が集まらない
- 博士にビジネス職の魅力を伝えられない
導入の決め手
- 理系院生に加え、博士の採用に強い
- 自社ミッションと登録学生の相性が高い
- 攻めのアプローチを強化することができる
効果
- 人材紹介も活用し、アカリクのみで4名採用
- スカウトからマッチ度の高い学生を選考に誘導
- カジュアル面談で博士出身社員が直接魅力付け
弊社アカリクは、理系採用に特化したダイレクトリクルーティング事業、人材紹介エージェント事業を運営しています。法人営業やキャリアアドバイザーなどビジネス職で博士採用を打ち出し、23年卒は4名の採用に成功しました。専門性の高い博士をビジネス職で採用できた理由や、博士をビジネス職で採用するメリットなど、弊社代表 山田が解説します。
「自社への共感」と「資質の高さ」が魅力。ビジネス職で活躍できる博士を採用。
ーー23年卒採用での募集ポジション、重視していた点について教えてください。
弊社はダイレクトリクルーティングサービス事業や人材紹介エージェント事業を運営しておりますので、法人営業、キャリアアドバイザーなどビジネス職をメインに募集していました。弊社の新卒採用で重視していた点は、アカリクのミッションである「知恵の流通の最適化」に対する共感と、「自責マインド・向上心・当事者意識」といった資質の2つです。
ーーなぜビジネス職において博士の採用を検討されたのでしょうか。
博士のみ募集しているわけではないですが、博士の就職支援事業を行うアカリクとの相性も良く、メインのターゲットになると考えています。自身の就活を通じて、博士のキャリアに課題を感じ、アカリクのミッションや事業に共感して入社してくれるケースも多いです。また、課題を設定して実験を繰り返しながら結果を検証・分析する研究活動には、向上心・自責・当事者意識が欠かせません。専門性だけでなく、研究を通じて形成される博士の資質の高さも評価しています。
新卒採用はアカリクのみで完結。スカウト→カジュアル面談で博士に直接訴求。
ーー博士の採用においては、どのような課題がありましたか。
博士の方々が法人営業やキャリアアドバイザーというポジションに対し、自身の持つ能力の活かし方や活躍の仕方をイメージしてもらうことに苦戦していました。そのため、他サービスに掲載する求人に目を通してもらうだけでは、応募いただけない状況が続いていました。
ーー応募数を増やすため、アカリクのサービスでどのような施策を実施されましたか。
スカウトでの積極的なアプローチからカジュアル面談を打診していました。面談でロールモデルとなるメンバーから博士の活躍事例を伝え、興味をもっていただけた学生を選考に繋げることができました。工数はかかりますが、自社にマッチする学生に対してはきちんと訴求する価値がありますし、この過程を丁寧に扱わなければ、ダイレクトリクルーティングは上手く活用できないと思っています。
ーー23年卒の採用実績を教えてください。
結果として、4名の方を採用することができました。いずれの方もアカリクのサービスから応募いただき、内定承諾をいただきました。経由したサービスの内訳としては、スカウトによるダイレクトリクルーティングから2名、新卒紹介エージェントから2名の採用に至りました。
アカリクでは向上心が高く、自ら課題解決にコミットできる学生に会える。
ーーアカリクに登録する博士や理系院生にはどのような特徴がありますか。
社会やビジネスに対する理想と現実のギャップが狭く、難易度の高い課題に向き合い続ける覚悟と揺るがない決意がある、という印象です。研究室という縦社会のコミュニケーションや、研究活動を通じて苦難を乗り越えた経験から、冷静で現実的な視点を養っていると思います。一方で、周囲の大多数に靡くことなく研究を続ける姿勢から、芯が強くイノベーター気質も持ち合わせています。前人未踏を目指して何年間も研究にコミットできる力は、非常に価値が高いと思います。
ーー今回、採用できた23年新卒メンバーに対する印象を教えてください。
採用した4名とも共通して、キャッチアップのスピードが速く、成果を出しても現状に満足せずに高い目標を目指す向上心を持っています。あるメンバーは、昼休みに社内でナレッジを共有する企画を自発的に行ってくれていて、博士として下級生を指導してきた経験や、研究室をまとめていた経験を発揮してくれています。入社から3か月弱ですが、課題を自ら見つけ出し、全社最適に向かったボトムアップ提案から実行までやり遂げる力があると感じています。
競合が少ない「ビジネス職における博士採用」。入社後も高いパフォーマンスを発揮。
ーーこれまで院卒でビジネス職として新卒入社されたメンバーは、どのように活躍していますか。
20年卒のNさんは、元々は営業職でしたが、会計・財務系の専攻出身だったため、新設ポジションであった経理部門に活躍の場を変えて、自身の専門性を発揮してくれています。入社から約3年で管理部門のマネージャー昇格も果たしています。また、21年卒のHさんは、キャリアアドバイザーとして昨年の新人賞に選ばれています。1年目から多くの創意工夫を繰り返し、PDCAを回し続け、ハイパフォーマンスを維持してくれています。彼らのように、他にも多くの院卒メンバーがビジネス職で活躍しています。
ーービジネス職で博士や理系院生を採用することには、どのようなメリットがありますか。
博士・理系院生のビジネス職での採用は競合が少ないため、アドバンテージを持って採用活動を進められます。博士や理系院生がビジネス職を目指す場合、まだまだ選択肢が多くないため、自社の特色をアピールしやすいという面はあると思います。
入社後の活躍という観点では、博士や理系院生は改善提案におけるロジカルなプレゼンテーション力を持ち合わせています。問題を発見し、原因・対策を明確に提示してくれるので、そのような意見は社内として吸い上げやすいです。数字をもって良し悪しを判断し、リスクや危険性を客観的に提示してくれるので、勢いのある営業組織などでブレーキ役になってくれる点も評価できると思います。
更なる母集団拡大に向けて、イベント施策に注力。
ーー今後のアカリクの採用活動について教えてください。
24年卒では採用数を10〜15名程度に増やし、募集職種も拡大する予定です。23年卒ではスカウトとエージェントの活用で採用を上手く進めることができましたが、採用目標数、募集職種の拡大により、更に母集団を増やす必要があります。そのため、今後はイベントへの参加も積極的に行うことで、採用チャネルを増やし、より多くの学生と接点を創出したいと考えています。
ーーアカリクサービスの今後についてはいかがでしょうか。
博士・理系院生のビジネス職としての価値を広く知ってもらいたいと思っています。ビジネスの場で活躍できる素養を持ち合わせているにも関わらず、研究職など専門職のみに職種を限定してしまうことは、非常にもったいないと感じています。組織に新しい風が欲しいという企業様がいらっしゃれば、組織活性化のために博士・理系院生を採用して、是非その魅力を知っていただきたいです。