初めての新卒採用となる中、開始から4か月で3名の採用に成功!
視座の高い優秀な学生にピンポイントでアプローチ。
課題
- 短期間でターゲット層の母集団形成
- 初めての新卒採用
導入の決め手
- 理系人材に強い
- 欲しい層からピンポイントで探せる
効果
- 丁寧なコンタクトが多く、返信率が高い
- 短期間で充分な成果を上げられた
アスタミューゼは、さまざまな無形資産を可視化するイノベーションデータベースの会社であり、それをもって未来創造や社会課題解決に取り組む会社。そのような表現が可能な独自の事業を展開しています。 23年卒から新卒採用を始め、開始からわずか4か月で3名の採用に成功しました。初めての新卒採用に加え、遅い時期からのスタートとなる中、どのように成果を上げたのか、なぜアカリクを導入し、どのような効果があったのかについて、採用担当の大谷様と責任者の石渡様に伺いました。
アカリクでは、遅い時期からでもターゲット層の母集団形成に成功。
ーー2023年卒の採用活動はいつ頃スタートされましたか?
2022年9月の終わりに新卒採用を開始しました。
新卒採用を始めることになったのは、弊社が様々な経歴をもった専門性の高い人材が在籍していることから、比較的経験豊富な層の社員が多い状況にあり、ここに新しい風を入れて新しい成長ステージを支える組織を創りたいという思いからでした。最近の学生は、研究で学んだことを社会課題の解決に役立てたい、他社にない独自の事業にかかわりたい、という希望が強いことも以前から認識しており、本当は来年から本格的にチャレンジしたいけれども、まずトライしてみようという思いからスタートしました。
ただ、10月というタイミングもあり、通常の新卒採用スケジュールからは大幅におくれているということは認識していました。それでも、ダメ元でトライしてみよう!という気持ちでスタート。まずはどういったポジションであれば受け入れが可能かを検討し、アカリクさんにもお手伝いいただきながらアジャイルで進めることになりました。アカリクさんには求人票の作成から定期的なご相談MTGなど助けていただき、なんとか成功につなげることができたと思います。
ーーアカリク導入のきっかけを教えてください。
弊社では、10月にアカリクを導入することになりましたが、元々、前職でも利用していたこともあり、理系人材に強いサービスであることは知っていました。
再度お話を聞いたときに、弊社が求めるターゲットとピンポイントで合致していたということもあり、導入を即決させていただきました。
具体的なターゲット層として、今回弊社では、ビジネスアナリストとデータサイエンティストの職種で採用することになり、理系の修士、博士の人材が一番欲しい層だったのですが、他社サービスとの比較を行う中で、アカリクさんにその層が多く集まっていたことが決め手でした。
ーー大学院生(修士・博士)をターゲットとする理由を教えてください。
特段、学部生と大学院生で分けているわけではないのですが、専門性が高く、深掘りをしていける基礎能力の高い人材である点が挙げられます。やはり、学生時代に一つの分野を深く極めた経験があると、入社後に他の分野にも非常に活きると感じています。
また、弊社では、特許や論文など技術領域のデータを読み込む作業も発生するので、その点でも大学院で学んだ経験が活かせる環境にあると思います。
質の高い院生集客力によって、工数を削減したピンポイント採用を実現。
ーーアカリクを実際に利用いただく中で、良かった点を教えてください。
まず第一に大学院生の集客がしっかりできている点が非常に良かったです。
大量の母集団からではなく、欲しい層からピンポイントで探せることが圧倒的に工数の削減に繋がり、質の高い採用活動に繋がったと思います。
また、学生自身も接点がピンポイントであると理解されているので、丁寧なコンタクトが多く、
スカウトに対する辞退ですら、きちんとお礼のご返信をいただけたので活動の励みにもなりました。
丁寧でリテラシーの高い学生が多いので、たとえ今回採用ができなくても、将来的に一緒にビジネスができるかもしれないという中長期的な関係値が築ける印象がありました。
ーー採用実績について教えてください。
直近の実績では、説明会参加が15名、その他説明会に参加できなかった学生5名とカジュアル面談、選考に進んだ学生は10名、内定4名、承諾3名という結果でした。
開始時期が遅かっただけでなく、説明会の開催時期が弊社の繁忙期に重なるという状況ではあったのですが、短期間で良い成果を上げられたと思います。
CS担当からの定期的なサポートも助けに。
ーーアカリクのサービスやサポートで印象に残っているものがありましたら教えてください。
新卒採用以外にも業務を抱えている中で、なかなか新卒採用だけに注力するのが難しかったのですが、アカリクの担当者さんが、定期的にサポートしてくださりました。新卒採用の動きが鈍る際には、担当者さんからプッシュして進めてくださることもあり、非常に助かりました。
また、スカウトの返信率についても中途採用で行っているものと比較すると反応が高く、驚きました。
少ない工数で、できる限りスカウトの反応率をあげるために、学生が興味を持ちそうな「社会課題の解決」や「データドリブン」などのワードを文面に入れるなど工夫を重ね、弊社の社員に博士卒が多い点や、初めての新卒採用である旨をアピールした文面にすることで学生に響くスカウトを送れていたと思います。
視座の高い、行動力のある学生に出会えた
ーー今回の採用活動で見えた現代の学生の傾向などありましたら教えてください。
今回の活動全体を通して印象に残ったのは、やはり、学生の視座の高さですね。
学生の頃から、社会の役に立つことや、日本の未来を考えて就職活動をしていることに驚かされました。例えば、元々、大学に残って研究を続けようとしていた学生がいたのですが、大学に残って、自分は何を残せるのか、1つの専門分野の研究を続けるだけでは実際に社会に使われる技術にはならないのではと疑問に思い、就活を始めた方がいたんです。
専門的な研究だけではなく、別領域の勉強をして自分の幅を広げていかないと、せっかく博士までやってきた努力が報われず、将来的に何の役にも立てない人間になってしまうのではと考え、具体的な行動に移している点が非常に素晴らしいと思いました。
内定者に共通するのは「素直さ」と「事業への共感」
ーー採用活動を振り返って、アカリクで出会えた内定者の共通点などがありましたら教えてください。
内定者の共通項として、「素直さ」が第一にありつつ、「事業への共感」も共通していました。
他社内定が出ていたが、弊社の事業に共感し、その中でこれがやりたい!ということを見つけて弊社を選んでくれた方や、様々な就職活動を経た末に弊社に来てくれた方もいますが、12月には就職活動を終えようと思っていたと語っていた学生もいたので、ギリギリの時期でしたね。
また、弊社の場合、会社の価値観が合う人と、合わない人がはっきり分かれるため、選考過程でもそのすり合わせは重視していました。
具体的には、急成長するプロダクトをいち早く作って短期間での成功を目指すタイプでなく、世の中の産業や社会の変化など複合的な問題が混ざりあい、専門性も必要な中で、登る山が高い分、道のりも長いけれど、より中長期的な成長に重きを置いているような、視座の高い方が最も弊社に合うと考えていますし、実際にそういった方々に来ていただけることになったと思います。
ーー来年の採用計画についてどんな人を採用したいか教えてください。
異なる研究領域や、異なる性格など、弊社の幅を広げるためにも、より多様性を重視した採用ができるとよいなと現時点では考えています。採用人数についても、23年卒よりもさらに多くの方を採用していきたいと考えておりますので、1人でも多くの学生さんに弊社について知っていただき、事業に共感いただけるかたと一緒に働けるといいですね。