採用重点校で普段リーチできない学生の採用に成功!アカリクラウンジで実現する、新たな採用アプローチとは

課題
- 選考遷移率が急激に低下している
- 動き出しや条件面など採用市況とのギャップ
- 選考途中での辞退が増加している
導入の決め手
- 広島大学の学生との接点拡大と認知度向上
- 広島大学との連携を更に強化することができる
- 採用イベント・広告施策としてのコスパが高い
効果
- 採用重点校での単独イベントで理系採用に成功
- 普段リーチできない学生に出会える施策に
- ラウンジ自由利用で「育てる採用」を実践
ダイキョーニシカワ株式会社は、広島県東広島市に本社を構える提案型の総合プラスチックメーカーです。主に自動車・住宅樹脂製品などを手がけています。技術系人材の採用を強化する中、特に26卒学生の採用時期から、集めた母集団の選考参加率の低さや、学生の応募絞り込み傾向による自社への魅力付けなどが課題でした。そこで2024年11月よりアカリクラウンジを利用開始。その結果、アカリクラウンジで開催したイベント経由で博士人材の採用に成功し、多様な学生との接点増加、高い費用対効果を実現しています。アカリクラウンジの導入経緯と施策効果について、人事担当の玉井様にお伺いしました。
年々難しくなる技術系職種の採用。課題は「選考への遷移率」
ーー貴社の新卒採用について教えていただけますか。
2026年卒の採用目標は、技術系職種: 24名、事務系職種: 3名で例年に比べて事務職が少なめで活動をしています。現在の状況としましては、事務系職種に関しては充足の見込みですが、技術系職種の採用に苦戦をしている状態です。例年、約8割が技術系職種でして、アカリクラウンジを導入したのも、こういった職種の採用を増やしたいという思いがあるためです。
ーー新卒採用において、課題に感じていることはございますでしょうか。
24卒・25卒は採用目標はクリアできておりますが、実態としては大変厳しい状況でした。
26卒に関しては、弊社の動き出しのタイミングでのギャップや、給与面を含む条件でのギャップが大きな課題となっていると感じています。また、夏・冬のイベントに参加をしてくださる学生数は例年と比較すると微減となっておりますが、近年ではイベント参加後の選考遷移率が急激に下がってしまっており、大きな採用課題となっています。
ーー上記の原因として、競合との競争激化や学生の就活動向の変化など、どういったものがあるのでしょうか。
正直なところ、両方あると考えています。競合他社様や同じサプライヤー企業間での条件面でも課題を感じているのと、学生の方の就活への行動量が落ちているように感じています。以前は学生一人当たり10社程度は選考に参加していた印象ですが、3社程度しか応募をされない方も増えており、そういった中で応募の枠に残ることに苦労をしています。またエンジニア志望の学生も早めに就活を終えたいという傾向で、選考途中での辞退も目立っていると感じています。
求める人物像は「自分から行動する活力がある人材」機電メーカーでありながら様々な専攻を採用ターゲットに。
ーー採用学生のターゲットとして、どういった人物像を求めていますか。
まず、弊社の特徴としては”若手に裁量権がある”ことです。そのため「自己成長と挑戦ができる人材」を求めています。若手に裁量権を与える一方で、若手自身が行動を起こさないと受け身の業務になってしまうため、現在の劇的な変化を乗り越えるために、自ら挑戦し、行動を起こせる人材が必要です。具体的には、上司への提言や新しい提案など、小さなことからでも主体的に行動することを期待しています。
ーー技術系職種の採用では、どういった属性の学生をターゲットとしていますか。
自動車部品メーカーとして機械・電気系はターゲットとなりますが、DX推進に伴い、情報系の学生も積極的に採用しています。システム領域だけでなく、生産技術領域など幅広い分野で知識を活かせると考えています。また、研究開発の機能を持っていることも私たちの強みの一つで、研究サイクルを確立し、自立して研究に取り組める化学系学生も採用ターゲットとしています。
採用重点校で実現する「育成する採用」と「学生認知度UP」コストパフォーマンスの高さも導入の決め手に。
ーー貴社には主に広島大学でアカリクラウンジをご利用いただいておりますが、導入のきっかけや背景をお伺いできますでしょうか。
広島大学の学生との接点拡大と認知度向上です。広報活動やイベントを通じて、これまでリーチしきれていなかった学生層へのアプローチを強化したいと考えておりました。弊社が広島大学 工学部のキャンパスから5キロ圏内ということで、立地の面でも採用重点校として位置づけております。
広島大学は以前から共同研究などさせていただいておりましたが、産学連携の取り組みは課題に感じており、採用関係や地域への貢献といった面での連携の強化も理由になります。
そういった中で昨年のネーミングライツ契約や、アカリクラウンジの活用によって地域の中で優秀な人材を育成することに貢献をしながら、もしご縁があれば弊社に入社をいただくといったことを期待しておりました。
ーー広島大学と既に繋がりがある中で、なぜアカリクラウンジを利用しようと考えられましたか。
採用という側面では、キャリアセンターさんとの繋がりはありましたが、そこまで深く連携ができていたわけではありませんでした。そのため、先ほどもお伝えした通り、より連携を深めることでリーチしきれていなかった学生層へのアプローチができると思い、導入を決定しました。実際に、アカリクラウンジを利用することで連携を深められたと感じています。

ーーコストパフォーマンスの点で、導入にあたって感じていた懸念などはございましたか。
私としては、コストパフォーマンスの点においてとても優れていると感じ、社内で提案を通す際にも、以下の点で説得がしやすかったです。
他社で広告掲載を依頼すると、サイネージ単体の出稿で年間約60万円~80万円。さらに、採用イベントを2回実施する場合、1回あたり40万円程度かかり、2回で80万円。これらを合計すると、サイネージと2回のイベントだけで160万円程度かかる計算になります。
アカリクラウンジの年間契約料は、広報機能、自社イベント開催権(年2回)、フリースペース利用(コーヒーへの名入れ・パンフレット設置などを含めて)、大学連携強化など複数のメリットをまとめて得られるため、コストパフォーマンスが高いと判断しました。
ーーお話しいただいた通り、アカリクラウンジでは様々な採用施策が可能ですが、貴社ではどのようにご利用されていますか。
主に3点で利用をさせていただいております。
1点目は、サイネージ・パンフレットの設置、コーヒーパックへのロゴ掲載などPR面です。広島大学内でのプレゼンスを高めることができ、ナビサイトなどマス向けの採用施策の補完として位置づけています。
2点目は、採用イベントを年2回開催できる契約のため、広島大学OB社員を連れてイベントを開催しています。大学内で弊社だけの単独イベントを開催できるという点で、先ほどもお伝えした通り、コストパフォーマンスの高い施策だと感じております。
3点目は、ラウンジスペースの自由利用を活用しています。弊社では、接点を持った学生のキャリア面談など積極的に実施しており、「育成する採用」という考え方を大事にしています。そんな採用を実践する場として、アカリクラウンジをサテライトオフィスのように利用することで、ES添削など希望している学生の就活相談を受け、接点を作ることができています。また、アカリクのイベントやスカウトで出会った学生との面談場所としても利用しています。

広島大学内で開催する単独イベント経由で採用に成功!アカリクラウンジなら、採用重点校で様々な学生に出会える。
ーーアカリクラウンジをご利用いただいての成果などはございますでしょうか?
アカリクラウンジ内での弊社単独イベントをきっかけに1名の内定が決まっています。これまでの施策では中々リーチすることができていなかった博士人材の方で、今後の成長やどういった成果を出されていくのかが大変楽しみな人材の一人です。
ーー採用できた博士人材の方の印象や、学生とのエピソードなどはございますか?
アカリクラウンジでの弊社単独イベントで接触した後に、弊社の来社型イベントにもお越しいただきました。その際に弊社のものづくりに対しても積極的に質問をしていただくなど、興味を持っていただけました。実際に面接の中でプレゼンテーションをしていただく時間があるのですが、時間をかけて作成をされたであろう内容や物怖じせず真摯な発表態度などが強く印象に残っており、非常に優秀な学生の方でした。
ーーアカリクラウンジをご利用いただくメリットはどのような点にございますでしょうか。
幅広い学生の方と接点を持つことができたのがよかったと考えています。大学内の合同説明会ではある程度、絞り込みをしている学生の方が多く参加されていますが、アカリクラウンジを利用している学生は多岐にわたるため、文系・留学生・博士人材の方など、これまでの採用施策ではリーチができなかったような幅広い学生の方と接点を持つことができました。
ーー弊社のサポート体制に対する印象についてはいかがでしょうか。
導入にあたって、営業担当の春田さんの存在は非常に大きかったです。夜遅くの電話対応や、弊社からの要望や突発的な事象にも真摯に対応いただいた姿勢が印象に残っています。
またアカリクラウンジ内での弊社単独イベント開催時も手厚いフォローをしていただきました。開催後も残ってくれていた学生一人ひとりに対し、懇切丁寧にフォローを行っていただいたり、弊社のOB社員と学生をその場でお繋ぎいただくなど、アカリクラウンジのスタッフの皆さんにも非常に感謝しております。

早期からの部門確約採用を強化するため、今後もアカリクラウンジで「育成する採用」に取り組む。
ーー今後の採用方針、アカリクラウンジのご活用についてはいかがでしょうか。
今後については、夏の5Daysのイベントで優秀な学生の方と出会い、早期に部門確約の採用イベントを行いたいと考えています。イベントへの導線として、アカリクラウンジでも再度7~8月頃に弊社単独イベントを開催したいと考えています。
また、イベントで接点を持った学生や、早期に興味を示してくれている学生などに対し、アカリクラウンジのフリースペースを活用して「育成する採用」を更に体現していきたいと考えています。学生が大学内で気軽に相談ができる雰囲気を作り、継続的な接点を持つことに注力できればと思っています。
