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株式会社RYODEN

スカウト導入から4か月、技術営業職で理系学生2名の採用に成功。難化する理系の母集団形成に成功したRYODEN社の取り組みとは?

株式会社RYODEN

業 種

メーカー(機械・電気)

従業員数

1,360名

1947年設立
業務の自動化・効率化、設備の管理から省エネルギー化など技術を活用したソリューションを提供する技術商社

課題

  • 理系採用目標が未達進捗に
  • ナビサイト中心の採用活動で応募獲得に苦戦
  • 理系が活躍する技術商社という特徴が伝わらない

導入の決め手

  • 理系特化の媒体で、ターゲットに効率よく訴求できる
  • 工数を抑えて、マッチ度の高い候補者に出会える
  • 詳細な絞り込み検索で運用がしやすい

効果

  • 約100通→返信8名→選考参加5名→内定承諾2名
  • 例年苦戦していた就活後期の母集団形成に成功
  • 優秀な理系学生に技術営業の魅力訴求ができた

株式会社RYODENは、「半導体・エレクトロニクス」、「FA(Factory Automation)」、空調設備やエレベーターなどを扱う「冷熱・ビル」の3つの主要事業、「X-Tech」と呼ばれる新事業を展開する技術商社です。高度な技術・製品を取り扱う背景から理系人材の採用に注力している同社では、理系が全体の7割を占める採用目標を設定している一方で、従来のナビサイト等を利用した採用では特に母集団形成が年々課題となっていました。そこで25卒採用からアカリクのスカウトサービスを利用し始め、導入から4か月で2名の内定出しに成功しています。アカリクを導入してどのように成果へと繋げることができたのか、導入の経緯も併せて人事担当の乘田様に伺いました。

文系のイメージが強い営業部隊で、理系出身者が7割を占める

ーー貴社の事業内容についてお聞かせください。

弊社は「半導体・エレクトロニクス」、「FA(Factory Automation)」、空調設備やエレベーターなどを扱う「冷熱・ビル」の3つの主要事業を展開し、それに加えて新事業領域の「X-Tech」を展開する技術商社です。商社業として珍しい領域を複合的に展開しておりますが、世界的な需要が高まる半導体をはじめとして、安定した事業運営ができております。

ーー貴社のどのような取り組みに学生の関心が集まっていると感じていますか?

商社業界はITの発展等もあり縮小が見込まれています。そこで、弊社は創業75年を迎えた一昨年から社名を変更し、3つの主要事業で培ってきたノウハウや、お客様とのリレーションから新規事業開発(X-tech)に取り組んでいます。学生からは安定性を持った事業展開をしながら、新たなチャレンジができる点に関心を持ってもらえていると感じています。

ーー貴社の新卒採用において、他社にはない特徴などはございますか?

弊社は商社ということもあり、営業職での採用枠が多くを占めております。営業職は文系のイメージが強いかもしれませんが、取り扱う商材が半導体やFAということでお客様が技術部門であることも多く、営業であっても理系の素養が求められます。そういった背景から、弊社で活躍する営業部隊は理系出身者が6〜7割で構成されております。業界トップの企業であっても理系出身者は3割程度で、他社にはない特徴として学生に対する訴求ポイントにもなっております。

技術商社の営業職として「理系的な素養」が採用時の重要ポイントに

ーー直近の新卒採用の状況について教えてください。

弊社では20〜30年間一貫して、年間30名を採用目標として活動してきましたが、2022年以降は、40名まで目標を引き上げて新卒採用に取り組んでいます。また先ほどお伝えした通り、弊社は半導体やFAといった商材の取り扱いに理系の素養が求められる背景から、40名の内7割の28名を理系、残り12名を文系という形で内訳の目標も設定しております。

ーー新卒採用で募集されているポジションについてはいかがでしょうか。

新卒は総合職(営業職、技術営業職)での採用を行っております。理系の方の多くはメーカー技術職への就職に興味をお持ちかと思いますが、弊社の技術職は営業職と共に提案を行い、技術社員として説明やデモ機の開発等も行います。そのため、技術営業・技術開発の側面から手触り感を持った仕事ができる点が特徴となっています。

ーー新卒採用で求める人物像についてもお聞かせください。

技術商社の営業職・技術職として採用する上で、「理系的な素質・素養がある」という点を重要視しております。その上で、「様々な技術を学ぶことに抵抗感がない」「論理的な思考を持ってPDCAが回せる」「多くの人を巻き込んだコミュニケーションができる」の3つの観点でマッチしているかどうか、詳細にすり合わせするようにしています。

特に3点目は理系で研究職や技術職は合わないかも、とモヤモヤしている層を引き込めるポイントにもなっていて、選考で学生とコミュニケーションする際に大切にしています。

4か月間で約100通のスカウトから2名の採用に成功 スカウトで「理系が活躍する商社」という特徴を訴求

ーーアカリク導入前に直面していた採用課題について教えてください。

全体の採用目標自体は毎年達成している一方で、理系が占める割合は5割程度の着地となることが多い状況でした。特に25卒採用については2024年9月時点で理系学生が占める割合が全体の3割に留まっており、理系学生の母集団形成を強化したいと考えました。

また、これまで弊社ではナビサイトを利用して応募を集めていました。しかし、マス向けでかつ受け身的な手法では、応募の獲得が年々難しくなっていると感じており、学生に見つけてもらえずに訴求ポイントの1つである「理系出身者が多い商社」という特徴が伝えられていないことが課題でした。

ーーアカリク導入の決め手になったことがあれば、お聞かせください。

ナビサイトでは応募獲得が難しく、理系学生に見つけてもらえない状況を脱却するため、これまで工数の観点から本格的に利用したことがなかったスカウトサービスを検討することになりました。また、課題となっていた理系の母集団形成に向けて、理系に特化した媒体を利用したいと考えていたので、理系に特化してスカウトができる「アカリク」を導入することに決めました。

ーーアカリク導入後の実績はいかがでしょうか。

アカリクのスカウトを活用することで、効率の高い母集団形成を実現することができています。具体的には、4か月間で100通程度のスカウトを送付し、8名からスカウト承諾、5名が選考に参加し、最終的に2名の方から内定承諾をいただきました。

応募が集まりにくい就活後期でも成果に繋がるアカリクのスカウト

ーーアカリクのスカウトはどのように運用されていますか。

スカウトを利用する際は、送る対象の絞り込みを意識して運用しています。弊社の場合は研究職など専門職のみを志望している学生はマッチしない可能性があるので、希望職種に総合職や営業職も選択している方を中心に絞り込むようにしています。スカウトの利用にあたっては工数が懸念ではありましたが、絞り込み検索が使いやすく、最低限の工数でしっかりと成果に繋がっていると感じています。

ーーアカリクを導入して良かった点があれば、お聞かせください。

これまで応募が集まりにくかった就活後期でも成果を出せた点も大きな収穫でした。アカリクは2024年10月から利用を開始しましたが、ナビサイトでは1週間に1〜2人程度、12月に近づくにつれて2週間に1人程度の応募となっておりましたので、応募が集まるか不安もありました。しかし、思ったより開封してくれている所感もあり、短期間で内定承諾まで繋がっておりますので、マッチした方と出会える確かな手ごたえを感じています。

ーーその他サービスや営業担当とのエピソードなどがあれば、教えてください。

25卒採用には出遅れてしまいましたが、就活後期でも成果を出せたことは、今後の採用に向けても自信になる実績を得ることができたと感じております。

また、弊社としてスカウトサービスの導入は初めてでしたが、アカリクの営業担当の方には利用開始時には迅速なスピード感を持って手厚くサポートをいただき、運用開始後は適切な頻度でフォローをいただいていると感じております。

「実現したいこと」が明確だから、ミスマッチが少ない大学院生の採用

ーーアカリクで出会った/採用できた学生の印象はいかがでしょうか。

出会った理系学生の多くが研究職や技術職の内定を持っている中、モヤモヤを感じている方も少なくなく、就活の長期化トレンドを実感しました。そういった学生の多くが「技術営業」という職種をあまり知らず、理系の経験を活かしながら、ビジネスに近い距離で関われることに興味を持ってくれるケースが多かったです。理系学生にとって研究職や技術職は自然で当たり前の選択肢となっている一方で、アカリクであれば、弊社が訴求・アプローチしやすい学生に出会えると感じています。

ーーアカリクには大学院生が多く登録しておりますが、どのような印象をお持ちでしょうか。

前提として、弊社では在籍課程や専攻などでターゲット学生を絞り込んではおらず、学部生、大学院生問わず求める人物像にマッチした方を採用しております。

大学院生の方の特徴としては、自身の考え・キャリア観を明確に持っている方が多いと感じています。「これを実現したい、やりたい」といったことが明確であるため、弊社としても訴求・アプローチがしやすく、マッチしているかどうかのすり合わせがしやすいと感じています。そのため、大学院生の方は毎年1〜2名程度採用していますが、ミスマッチが少ない採用を実現できていると感じています。

年々難易度が高まる理系採用。アカリクで更なるアプローチの強化へ

ーー今後の採用について教えてください。

採用目標や求める人物像は今後も大きく変わる予定はございません。しかし、理系学生の採用は年々難易度が高くなっていると感じており、引き続き注力していきたいと考えています。アカリクについては導入から4か月で成果を得られたので、引き続きスカウトで多くの学生と接点を持ちたいと思っています。特に25卒採用は出遅れてしまったこともあり、26卒採用は学生の動きが活発になるタイミングで更にアプローチを強化したいと思います。