博士の日常

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オンライン授業はなにをもたらしたか

コロナ禍に翻弄されながら、各大学は4回目の新学期を迎えました。2年前までは「日本中の大学授業がほとんどオンラインで行われるようになる」とはとても想像できなかったのですが、今となってはすっかり日常の風景になりましたね。 経験も設備も時...
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ポスドクを、海外で(6)さぁ、出発準備だ—ビザの話とお金の話

海外ポスドク連載もいよいよ終盤に入りました。今回と次回の連載は、ポスドク申請が無事通り、いよいよ現地に出向く準備をする際のTipsや注意点についての内容になります。 ビザ申請は大仕事 海外への長期渡...
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ポスドクを、海外で(5) 面接のあれこれ

今回は出国の準備の話をする予定でしたが、その前に、申請のファイナルステージとも言える面接についてまだご紹介したいと思います。  科研(科学研究費)に直接応募するタイプのグランドポスドクは必ずしも面接が行われるわけではあり...
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オンライン学会、楽しんでいますか?

 夏休みは学会のシーズンでもあります。いつもなら、国内各地世界各地を飛び回り、学会参加をしている方も多いでしょう。しかし,コロナ禍の影響で2020年の間はほぼ全ての学会がオンライン形式にせざるを得ない状況になりました。1年辛抱すれば何とか...
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ポスドクを、海外で(4)書類準備のススメ(2)推薦状とカバーレター

前回に続いて、実際に海外ポスドクに応募する際の書類の準備について説明します。前回は履歴書(CV)についての内容でしたが、今回は推薦状とカバーレターについての経験を共有します。 推薦状の機能 推薦状は「申請者はこうい...
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大学教員は、夏休みに研究者になる

 親戚など、アカデミアの世界を知らない人から仕事のことを訊かれた時に、「大学で教えている」と答えると、よく返ってくる反応の一つが「いいね、冬と夏に長い休みがあるんだね」という回答です。 世間一般が持っている「先生」のイメージは、おそ...
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研究者の改姓事情

夫婦と氏の問題は、日本の場合は戸籍制度と深く関係しています。 結婚と婚姻については実は誤解も多く、本来「親族研究」を専門とする社会人類学学徒の間でもあいまいになっていることもあります。 わたしが専門としている社会人類学では「女性婚」「交差イコト婚」「平行イトコ婚」…異文化の婚姻制度については基礎知識として学んでいたりするのですが、そもそも現在の日本の婚姻制度や養子縁組制度についての研究はあまり聞きません。 この記事では、研究や子育ての観点から、結婚にともなう氏の選択についてまとめていきます。
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ポスドクの保活事情(11) 幼稚園という選択肢

幼稚園は保育園と違う? 子どもが3才以上になると、「保活」の選択肢に幼稚園が加わります。 保育園が両親の就労などの事情により保育に欠く幼児を、家庭に変わって保育士免許を有した職員が預かる施設であるのに対して、幼稚園は教諭免許を有した教員によ...
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ポスドクの保活事情(10) 祖父母の協力

祖父母の状況も「保育指数」のポイントにかかわる自治体があります。 祖父母が同居や近居している場合、世帯が別であっても日中保育にあたれる成人とみなされ、減点対象とされることがあります。うちはそうでした。就労や疾病により保育にあたれない場合、...
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