Google Scholar(グーグルスカラー)の使い方を解説!便利機能や注意点も紹介

アカリクコラム
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関心のある分野の論文を検索する際に、論文検索サイトやデータベースを用いるという人は多いでしょう。

一方で、数ある論文検索サイトの中で何を使ったらいいのか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

「Google Scholar(グーグルスカラー)」は、Googleが提供する論文検索サイトで、日本語や英語、その他外国語で書かれた論文を網羅的に検索することができます。

どの論文検索サイトを使うか迷った場合には、使ってみる価値があるといえるでしょう。

そこで今回のコラムでは、まずGoogle Scholarとは何なのか、どのように使うのか、そして知っておきたい便利な機能と、使用する上での注意点についてお伝えします。

そして最後に、Google Scholar以外の論文検索サイトについてもご紹介します。

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Google Scholarとは?

Google Scholarとは、Googleが提供する論文検索サイトです。

世界中の学術的な文献(論文、書籍、要約など)を検索・閲覧できます。

一般的なGoogle検索と同様、無料で使用することができます。

参考:Google「Google Scholar

Google Scholarの使い方

さて、Google Scholarが何なのかについては理解できたけれど、どのように使ったらよいかわからないという人もいるでしょう。

ここからは、Google Scholarの使い方についてご説明していきます。

基本的な使い方としては、一般的なGoogle検索と同様です。

  1. Google Scholarのトップページ(https://scholar.google.co.jp/)にアクセスする
  2. 探したいキーワードで検索する
  3. 検索結果画面の中から、自分の関心のある論文をクリックし、閲覧する

というステップで、簡単に行うことができます。

ここからは、Google Scholarをより活用するにあたり、知っておきたい3つの検索のコツについてご紹介します。

条件を設定して検索

基本的な検索方法は、上記の通り、検索窓に探したい文献のキーワードや著者名、タイトルを入力すれば完成です。

もし検索結果が多すぎて、どの論文を見ればよいのかわからないという場合、細かな条件を設定して検索しなおすとよいでしょう。

条件の設定方法は以下の通りです。

まずGoogle Scholarのトップページの左上にある三本線をクリックし、「検索オプション」を選択します。

検索オプションをクリックすると、以下の項目が表示されるので、目的に合った条件を入力し、再度検索します。絞り込みに必要な条件以外は空欄であっても構いません。

  • すべてのキーワードを含む(例:超電導の応用についての論文を探したい場合→超電導、応用と入力)
  • フレーズを含む(検索したいフレーズを入力)
  • いずれかのキーワードを含む(例:アメリカに関する論文をもれなく探したい場合→アメリカ、米国、USAと入力)
  • キーワードを含まない(例:観光についての論文を探したいが観光公害についての論文は除きたい場合→公害と入力)
  • 検索対象にする箇所(記事全体もしくは記事のタイトルかを選択)
  • 著者を指定(例: “湯川秀樹”、朝永)
  • 出典を指定(例::物理学会、Nature)
  • 日付を指定(論文が投稿された年代を指定)

読みたい論文を絞り込む

一度検索を行ったものを、より絞り込むこともできます。

検索結果画面の左側を見てみると、以下のような文言が表示されています。

これらを活用し、あなたにとってより適切な論文を探していきましょう。

  • 期間指定
  • 関連性で並べ替え or 日付順に並べ替え
  • すべての言語 or 英語と日本語のページを検索
  • 全ての種類 or 総説論文のみ
  • 特許を含める
  • 引用部分を含める

ダウンロードする

検索を行い、読みたい論文を見つけた後、右側に青い字で[PDF]と表示されている論文に関しては直接PDFファイルを閲覧・ダウンロードすることができます。

[PDF]の字をクリックし、適宜PCやクラウドストレージに保存するとよいでしょう。

また、[PDF]の字が表示されていない論文でも、検索結果のリンクをクリックした先で論文を閲覧・ダウンロードできることもあります。

Google Scholarの便利な機能

ここまで、Google Scholarの基本的な使い方と、知っておきたい検索のコツについてお伝えしてきました。

ここからは、Google Scholarのさらに便利な機能として、「メールアラート機能」と「マイライブラリ」の2つをご紹介します。

メールアラート機能

まず紹介するのはメールアラート機能です。

メールアラート機能とは、特定のキーワードが含まれる論文が新たに投稿された際に、メールでお知らせしてくれる機能です。

Google Scholarの左上の三本線のメニューの「アラート」もしくは検索結果画面の左下の「アラートを作成」をクリックし、探したいキーワードと自分のメールアドレスを設定すると利用できます。

キーワードに関する新着の論文を毎回検索するのが面倒であるという場合、この機能を活用しない手はないでしょう。

マイライブラリ

次に、マイライブラリについてもご紹介します。

マイライブラリとは、気になる論文を保存し、後でいつでも読み返せるようにできる機能です。

マイライブラリに論文を保存するには、まず、検索結果画面に表示された各論文の「タイトル」、「著者名、誌名、年代」、「論文の内容抜き出し(3行)」の下にある☆アイコンをクリックします。クリックすると星の色が反転します(☆→★)。

こうして保存した論文は、左上の三本線のメニューや検索結果画面の右上に表示されている「マイ ライブラリ」から見返すことができます。

保存も取り消しも一瞬で行うことができるので、気軽に活用してみてはいかがでしょうか。

Google Scholarを使用する上での注意

ここまでのご説明で、Google Scholarの便利さについて理解していただけたのではないかと思います。

しかし、便利なGoogle Scholarとはいえ、使う上で注意しておかねばならない点もあります。

この章では、Google Scholarを使用する上で注意しておくべき点について解説していきます。

全ての論文を網羅しているわけではない

本コラムの冒頭で、Google Scholarは非常に網羅性の高い論文検索サイトであるとお伝えしました。

しかし、それでもこの世にある全ての論文を掲載しているわけではないという点は頭に入れておく必要があります。

Google Scholarに登録していない論文サイトに投稿された論文に関しては、Google Scholar上で見つけることはできません。

全て無料で読めるわけではない

論文のダウンロード方法に関しては前述したとおりですが、Google Scholarの検索結果に出てくる全ての論文が無料で読めるわけではないという点には注意が必要です。

無料で全文をダウンロードできるものもあれば、著作権などの理由で無料では一部のみしかダウンロードできず、全文を読むためには購入するしかないものもあります。

また、目的の論文が無料で公開されているか否かを調べる際に便利な機能として「Unpaywall(アンペイウォール)」というものがあります。

UnpaywallはGoogle ChromeやFirefoxの拡張機能としてインストールすることができます。

インストール後にGoogle Scholar上で普段通りに論文を検索すると、画面右側に緑またはグレーの鍵のマークが現れます。

緑の鍵のマークが現れたら、それをクリックすることで公開されている論文を読むことができます。

グレーの鍵のマークが現れたら、その論文はインターネット上で無料公開されていないということになります。

参考:OurResearch「Unpaywall

Google Scholar以外の論文検索サイト

このコラムではGoogle Scholarについてご紹介してきましたが、Google Scholar以外にも、数多くの論文検索サイトが存在します。

用途や好みによって、使い分けてみるのが良いでしょう。

CiNii、J-STAGE、学術機関リポジトリ(IRDB)などについては以下の記事にて紹介しています。気になるという方は是非ご覧ください。

まとめ

今回のコラムでは、Google Scholarとは何なのか、Google Scholarの使い方や便利な機能、使用する上での注意点、そしてGoogle Scholar以外の論文検索サイトについてご紹介してきました。

ポイントをまとめると以下の通りとなります。

  • Google Scholarは世界中の論文を探せる検索サイトである
  • 検索の際のコツは条件設定や絞り込みなどを行うことである
  • アラート機能やマイライブラリを使用するとより便利である
  • ただし使用上の注意点もあり、他の論文検索サイトと使い分けたり、並行して使ったりすると良い

Google Scholarのトップページに表示されている「巨人の肩の上に立つ」という言葉は、先人たちの積み重ねてきた成果にもとづいて何かを発見することを指しています。

このコラムが、読んでくださった方にとって、巨人の肩の上に立ち、納得のいく研究成果を出すための一助になれば幸いです。

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