今回は新卒がIT企業に就職するために必要なスキルや就職活動のポイントをお伝えします。
「新卒でもIT企業に就職できるか不安」
「IT企業に就職するために何を学べばいいのか分からない」
そういう方はぜひ参考にされてみてください。
やるべきことが明確になり、心のモヤモヤを晴らすことができます。
新卒でもIT企業に就職できる
現代では、AIやIoTなどのITの発達により、エンジニアなどに代表されるIT関連人材の需要が増え続けています。
そのため、IT業界は深刻な人材不足となっているのです。
もしIT企業に就職をされたい場合、継続的に学習し必要なスキルを身につければ、就職できる可能性は非常に高くなります。
ちなみに、情報工学が専門ではない人でもIT関連の知識やビジネスに必要な知識などをきちんと学べば、IT企業への就職は可能です。
例えばエンジニアに就職したい場合は、学生のうちからプログラミングスキルについて学び、アプリ開発に挑戦してみるといいでしょう。
また英語なども勉強し、プログラミング言語やフレームワークに関する最新情報を海外から仕入れられるようにすると、さらにIT企業へ就職できる可能性も高くなります。
他にも、Webマーケティングの分野に就職されたい場合は、自身でブログを運営してみたり、クラウドソーシングなどでライターに挑戦されたりするといいでしょう。
それらの経験の中で、SEOやセールスライティングなどをはじめとした、Webマーケティングに必要なスキルを学習されると就職できる可能性は高くなります。
このように、学生のうちから必要なスキルを学び準備しておくと、IT企業へ就職できる可能性は非常に高くなります。
IT企業とは
IT企業とは、コンピューターに関する技術を扱う企業のことです。
大まかな分類として、ソフトウェア・ハードウェア・情報処理サービス・通信などを扱う企業が存在します。
IT企業の仕事内容
一言でIT企業といっても、その企業の中でも様々な仕事内容があります。
IT企業の代表的な仕事内容は、以下の通りです。
- システムの設計・開発・テスト
- Webマーケティング
- ITコンサル
「システムの設計・開発・テスト」に関しては、エンジニアの行う仕事です。
新規サービスの立ち上げや、既存サービスの運用保守・機能改善などに関わることが多いでしょう。
「Webマーケティング」に関しては、Webマーケターの行う仕事です。
SEO対策、広告、SNS運用、データ分析など、主に「商品を売るための戦略立案・施策の改善」などに関わることが多いでしょう。
「ITに関するコンサル」に関しては、ITコンサルの行う仕事です。
こちらの業務は新卒からいきなり担当するのは難しいため、エンジニアやWebマーケターを経験した後にキャリアアップを図るといいでしょう。
IT企業の主な業種
IT企業の主な業種は、以下の通りです。
- Webサービス・・・インターネットを介したサービスの開発
- ハードウェア・・・PC、スマホ、キーボード、タブレットなどの機器を開発する
- 情報処理サービス・・・情報システムの企画、設計、運用保守を行う
- 通信・・・電話、インターネット、光回線などの通信インフラを構築する
Webサービス
Webサービスを提供する企業では、インターネットに関する幅広い業務があります。
代表的な仕事内容は以下の通りです。
- ホームページの作成、管理保守
- 広告運用
- SNS運用
- ECサイト運用
- プログラム開発、運用保守
ハードウェア
ハードウェア業界では、PC・スマホ・キーボードなどの機器を開発します。
その他、タブレットや、プリンター、スキャナー、モニターなど、様々なハードウェアが開発対象です。
必要な知識としては「電気分野」「ソフトウェア」「組み込み系のプログラミング言語」などが挙げられます。
情報処理サービス
情報処理サービス業界では、企業の業務効率を向上させるシステムの開発を、企画段階から運用保守まで一貫して請け負います。
企業が抱える課題を明確にするヒアリング能力が重要であり、洗い出した課題をITで解決していく役割を担っています。
銀行・証券・物流・医療など、ほぼ全ての業界がビジネスの対象となります。
通信サービス
通信業界では、電話、インターネット、光回線などの通信インフラを構築します。
インターネット環境の整備、ネットワークの保守運用、通信インフラの設計などが主な仕事内容です。
また通信サービスが提供する「5G」という次世代の通信システムが、IoTやAIといった先端技術に欠かせない技術であり、重要な役割を担っています。
IT業界へ就職するために必要なスキル
IT業界へ就職するために必要なスキルは以下の通りです。
- プログラミングスキル
- 論理的思考力
- コミュニケーション能力
- 英語力
- 資料作成スキル
こちらのスキルは、必ずしも新卒の時点で全て網羅しておく必要はありません。
しかし、非常に汎用性の高いスキルであるため、身につけると就職後のキャリアも大きく広がります。
時間がある学生のうちに学んでおくのもいいでしょう。
特にエンジニアに就職したいのであれば、最低限必要なのは、「プログラミングスキル」「論理的思考力」「コミュニケーション能力」です。
これらのスキルを身につけ、就職活動でアピールできるようにしましょう。
就職活動をする際には、事前にご自身のプログラミングスキルを活用してアプリを制作し、そちらをポートフォリオとして提出できるといいです。
IT企業への就職活動のポイント
IT企業への就職活動のポイントは以下の通りです。
- ITについて基本的なことを学ぶ
- 就職したい企業を見つける
- 実績を作る
- 文章力を磨く
IT企業へ就職したいのであれば、ITについて基本的なことを学びましょう。
エンジニアを目指す場合はプログラミングスキル(言語・フレームワーク・データベースなど)を学び、Webマーケターを目指す場合はマーケティング(SEO、ライティング、データ分析、市場調査など)を学ぶといいです。
またやるべきことを明確にするには、先に就職したい企業を見つけましょう。
そして就職活動を成功させるためには、アピールできる実績を作ることも重要です。
実績ができたら、それをエントリーシートや面接などで採用担当者にわかりやすく伝えるために、文章力を磨くことも重要です。
エントリーシートの書き方に関する本を参考にしながら改善を重ねると、文章力もどんどん上がっていきますので、ぜひ根気強く取り組んでみてください。
また面接対策では、質問されそうなことを予想し、それに対する回答をあらかじめ準備しておくことも大切です。
そうすることで、質問された際にもスムーズに答えることができ、ご自身の魅力も充分に伝えることができるでしょう。
「ご自身のアピールポイントは何ですか?」
「これまで打ち込んできたことは何ですか?」
「なぜ弊社への入社を希望されているのでしょうか?」
そういった質問に、簡潔にわかりやすく答えられるようにしましょう。
書類審査や面接が通過できたら、あとは最終面接で熱意を伝えるのみです。
どんなに能力が高くても、仕事に対する熱意がなければなかなか就職には結びつきません。
「熱量を持って取り組める仕事」を選び、「この企業に入社したい」という想いを持って就職活動に望むことが大切です。
特に最終面接では、「入社後にどう活躍したり貢献したいか?」という具体的なイメージが適切に描けているかどうかを問われることが多いです。
また就職活動の注意点として、数打てば当たるわけではないことを理解しておきましょう。
就職活動において大切なのは、量よりも質です。
1社1社丁寧に向き合い、誠意を持って書類審査や面接に臨みましょう。
まとめ
新卒の方でもIT業界への就職が可能な理由は、以下の通りです。
- AIやIoTの発達により需要が増え続けている
- IT業界は人材不足
またIT企業では、以下のような仕事を行います。
- システムの設計・開発・テストを行う
- Webマーケティング(SEO対策、広告、SNS運用、データ分析)
- ITに関する経験やスキルを活用しコンサルをする
IT企業の主な業種は大きく以下のように分かれていて、それぞれの業種で仕事内容は大きく異なります。
- Webサービス
- 通信サービス
- ハードウェア
- 情報処理サービス
もしIT企業へ就職されたい場合は、以下のステップに沿って就職活動を進めていきましょう。
- ITについて基本的なことを学ぶ
- 就職したい企業を見つける
- 実績を作る
- 文章力を磨く
- 面接対策をする
- 熱意を持って就職活動に望む
ぜひ上記を意識し、IT企業への就職活動の参考にされてみてください。
焦らず一つ一つを丁寧にこなして行くことが大切です。