Acadexitして企業転職する場合の注意

アカリクコラム
この記事は約4分で読めます。

このノートは大学院生や研究者の就職支援に特化したサービスを提供しているアカリクが事業活動の中で得た知見をまとめたものです。Acadexit(アカデミアを離脱)してポスドク(任期付き研究員)から企業への転職を考えている方に向けた転職情報をお伝えします。

転職を成功させるために考えよう

まずは「苦境から開放されたい」という気持ちを「より明るく楽しい未来を掴む」ようなイメージに切り替えましょう。ネガティブな感情が書類や面接に現れないようにするためにも、転職に対するマイナスな気持ちを払拭することが先決です。

気持ちが落ち着いてから考えるべきこと、それは「なぜ転職するのか」という根本的な理由あるいは目的です。その理由は経済的なものや将来を考えての決断でも問題ありませんが、「転職してどうしたのか」が明確になっていない方は選考の途中で落とされていきます。

ポスドクの場合は30代や40代の方が多くを占めるため、アカデミアの経験のみでも中途採用となります。採用を検討している企業からすれば社会人として年齢相応な人間性を伴った転職者の一人として見られます。これは研究職であっても変わらず、組織の中で成果を出すために他者と協力したり自己研鑽できるかという基本的なことが当たり前にできることが求められます。

企業が求める人材像を把握しておこう

最初に少し触れましたが、人間性が合否を分ける重要なキーワードとなるでしょう。20代であれば入社後に必要な研修や教育を施しますが、30代以上になると「出来て当たり前」として要求されます。特に組織の中で他者と協働するために必要な「気付き」が大切です。

専門性については職務経歴書(アカデミアのみの場合は研究経歴書にする場合もある)の内容で企業が求めているものがあるかどうか判断できます。中途採用では日本でも海外のJob
Descriptionのように具体的な職務の範囲が明確にされているケースが多く、現場マネージャーが実質的な決定権を持っていることも多いため、適性の判断は新卒よりも正確だと言えます。

面接に呼ばれる時点で有望な候補の一人となっていることを自覚しましょう。逆になかなか面接へ呼ばれないとしても、過度に気を落とす必要はありません。書類通過率は適性の高い求人に絞り込んでも3割程度だと思っておきましょう。

エージェントサービスを利用しよう

共同研究先や知人経由などで既にコネクションがある場合は単独で進めても良いと思いますが、幅広めに仕事を探していたり、雇用条件が妥当なのか判断つかなかったり、そういった場合はエージェント(代理人)サービスを利用すると良いでしょう。

担当に付いたエージェントは経歴や実績だけでなく転職をする背景やキャリアプランなどもヒアリングすることで、あなたに最適だと思われる求人を提案します。応募の際はエージェントから企業に推薦する形で書類を送り、面接に進める場合の日程調整も代行します。複数の企業に応募する場合は日程調整で手間がかからない他、求人ごとに書類の添削や面接練習も受けられるのがポイントです。

大学院出身の転職希望者向けに提供している「アカリク転職エージェント」がある他、研究職や専門職であれば一般的な転職者向けサービスでも対応してくれる場合があります。サイト上で社名が非公開の場合も、エージェントを介して実名の求人票が手に入ります。

注意が必要なのは、各求人はエージェント経由での応募を前提としているため、自主応募は締め切っている場合があるということです。また、紹介された求人に自主応募してしまうとエージェントは企業から手数料が得られなくなるため、その後はサービス利用不可となる可能性があります。

慎重に丁寧にacadexitしよう

アカリクの転職支援でたまに耳にするのが、研究室のボスに転職を妨害されたり、内定が出てから時期をずらせないかと懇願されたり、といった研究室絡みのハプニングです。企業転職を応援する大学教員や、企業にいた経験のある実務家教員も増えてきているようですが、とにかく信頼関係を壊さないように気を付けましょう。

また、企業に移っても学会に参加したり、あるいは再度転職して大学に戻る方も実際にいらっしゃいます。その意味でもアカデミアに禍根を残すのは得策ではありません。慎重に、丁寧に、跡を濁さずに退職しましょう。

エージェントサービスを利用している場合は、こういった懸念を早めに相談しておきましょう。企業から企業への転職でも妨害や引き留めはよくあることですので、一般論としてどうすべきかというアドバイスであれば、大抵のエージェントに相談できます。

※大学院生・ポスドクの皆さんへ※
最終年度も実験や論文で忙しいという方は、アカリクが提供している「就職エージェント」をご利用いただき、コンサルタントとともに進路を考えることもご検討ください。各種サービスはクライアント企業からのコンサルティング手数料等で運営しているので料金はかかりません。

タイトルとURLをコピーしました