企業の研究職の企業ランキングで上位の企業の研究職となると年収が高いので非常に魅力的ですよね。
しかし、研究職はつらいと言われる他に、研究職に就くのが難しいといった側面があり、
研究職の企業ランキング上位の企業の年収が高い研究職員になるにはハードルが高いです。
そこで今回は、研究職の企業ランキング上位の年収の高い研究職に就くための方法をご紹介します!
ぜひ参考にしてみてくださいね!
企業の研究職が難しい理由
企業の研究職が難しい理由
まず、企業の研究職はなぜ難しいと言われているのでしょうか?
その理由は2つあります。
1.新卒・中途採用ともに募集が少ない
研究職は、大学や専門機関、一部の企業しか募集を行っていません。
その理由は研究職が直接短期的な利益に繋がることよりも将来に向けた投資的側面が大きいことがあげられます。企業の多くは営利団体で利益を上げなければいけません。
研究職は専門性の高い業種なので研究職の年収は高い傾向にあります。
そのため、長期的な目線で商品やサービスの開発が可能となる企業が研究職を採用する傾向になります。
しかし、長期的な目線で開発に投資できる企業はたとえ一時的に売上が落ち込んでも将来性があるので安心できますよね。
2.採用基準が高い
さらに企業は研究職を採用する際に、どの分野を選考していたか、どの程度知識があるのかについて論文などを用いて詳しく調べます。その理由は、企業が研究している分野に精通しているか、将来、企業にとって利益になるような功績を上げてくれそうかを見るためです。
そのため、研究職で企業に就職するためには自分が専攻していた分野で一定以上のレベルを有している必要があります。
研究職の2つの職種
研究職の企業の採用について知識を深めたところで次に研究職の2つの職種について見ていきましょう!
1.基礎研究
基礎研究は仮説の立証、未知なる物質や法則の発見や解明のために行う研究です。
大学や専門機関ではこの基礎研究を中心に行います。
この研究は短期的な利益というよりは長期的な目線での投資に近い部分があり、企業ではこの基礎研究を通して新たな発見を行い、新しい商品やサービスを立ち上げるために行われます。
この研究結果の新発見が世の中に大きな影響を与えるきっかけになる可能性があるのが魅力的ですよね!
2.応用研究
一方で応用研究では、基礎研究で発見、解明した物質や法則を新しい商品やサービスの実用化に繋げるための研究です。
基礎研究に比べて応用研究は直接的な利益に近い側面があります。自分の研究が形になって世の中に出る機会があるのが非常に魅力的ですよね!
研究職で企業に転職する際必要なキャリアパス
研究職で企業に転職する際に必要なキャリアパスについて見ていきましょう!
1.キャリアパスとは
キャリアパスとは、ある職種や職位に就くために必要な業務経験の順序や道筋の事を意味します。似た言葉としてキャリアプランやキャリアデザインなどはありますが、これらの言葉は自分自身が成長のために考えていくものです。
一方でキャリアパスは、企業が従業員にどのようなスキルや経験を身に付ければその職種につけるものか提示することです。
2.研究職の転職に必要なキャリアパス
転職で研究職を目指す場合、キャリアパスとして同じ分野の研究職の業務経験を積んでおくことで有利になります。前述したように研究職は非常に高い専門性を有している事が就職の条件である場合が多く、募集も比較的少ないです。
その中で募集されている分野の研究職としての経験がない中で、同じ分野研究職の経験があり、専門性の高い知識を持っている方と競合することになります。
もし他の分野の研究職を志望する場合は、自分がこれまで行ってきた研究内容や研究ノウハウが転職先でどう活かすことが出来るかを明示してアピールするようにしましょう!
また、研究職から他の職種で転職する際のキャリアパスとしては、転職希望先と同じ業界であることが望ましいです。他の職種を目指す転職の場合、当然未経験として扱われます。
成長するための実感とお金を投資することを前提に採用する新卒市場とは異なり、転職は即戦力が求められるので、全く異なる業界の異なる職種だと不利になる可能性があります。
しかし、同じ業界であれば、背景知識や商品、サービスの知識があるので全くの未経験ではなくアピールすることが出来るので、職種未経験のハンデをカバーすることが出来ます!
そのため、研究職から他の職種へ転職する際のキャリアパスとしては同じ業種であることが望ましいといえます!
もし異なる業界の他の職種への転職を希望する場合も、これまで行ってきた研究職の業務の経験が希望職種にどう活かすことが出来るかをアピールすることが重要です!
研究職での就職は常にアンテナを張って準備をしよう
今回は研究職の就職が難しいと言われる理由や研究職の職種の就職・転職に必要なキャリアパスまで解説しました!
▼最後に記事の内容をおさらいしましょう▼
1.研究職の就職・転職は企業が少なく、採用条件が少ないため難しいと言われている。
2.研究職の職種は基礎研究と応用研修という2種類がある。
3.研究職から転職する場合は、これまでの研究職の業務内容が活かせることをアピールすること。
常に自分の研究分野の採用情報にアンテナを張って準備をするよう心掛けましょう!