大学院生・理系学生の方は「インターンには参加した方がいいの?」「インターンの参加時期はいつから?」「参加するメリットや理系ならではの特徴があれば知りたい」と不安を抱える方は多いでしょう。
そこで当メディアでは、実際に577名の大学院生・理系学生にアンケート調査を実施!理系学生向けのインターンの種類や特徴、参加するメリットなど、就活を有利に進めるインターンシップについて詳しく解説します。
後半では、意外と知られていない「掲載型」と「スカウト型」といったインターンシップの応募方法も紹介しますので、インターンシップや就活を進める際の参考にしてください。
インターンシップの種類

インターンシップとは、企業や仕事についてより深く知るための「職業体験」のことです。実際に企業に足を運ぶことで現場の経験を積めたり、社風を知れたりするメリットがあります。
インターンシップは1日で終わるものもあれば、長期のものまでさまざまです。実際に、2023卒の大学院生・理系学生を対象にした就職活動に関するアンケートでは、半日〜3日間で行われるインターンシップへの参加が大半でした。

- 調査方法:大学院生・理系学生に特化した就活サイト「アカリク」会員のうち、2023年新卒の理系学生577名(内訳:博士在学中22.4%、修士在学中:77.6%)
- 調査期間:2021年10月1日〜10月8日
ここからは、多くの企業が実施しているインターンシップの種類を詳しく紹介します。
- 1Dayインターンシップ
- 短期インターンシップ
- 長期実習型インターンシップ
1Dayインターンシップ
前述したように1Dayインターンシップは、名前の通り1日だけ実施されます。一般的には、企業の説明会・グループワーク・座談会の3つが含まれており、効率よく業界や企業について知ることができます。
まだ志望先が絞り切れていないのなら、まずは1Dayインターンシップから参加してみるのがおすすめです。
できるだけ多くの企業のインターンに参加すると、幅広く情報を集められるだけでなく、複数の企業を比較できるようになります。その結果、自分にとって「良い企業とはどんな会社なのか」という基準が自然と明確になっていくでしょう。
短期インターンシップ
短期インターンシップは、数日から1ヵ月ほどの期間に行われるインターンシップです。時間をかけて取り組めるので、説明会やグループワーク、職場見学などプログラム内容も豊富な傾向にあります。
短期インターンシップは夏休み・冬休みの2つの期間に行われることが多く、休みを有効活用すれば複数の企業のインターンシップに参加できます。
企業によっては、インターンシップの結果を考慮して書類選考や面接を免除してもらえる場合もあります。
長期実習型インターンシップ
数か月から数年以上になると「長期実習型インターンシップ」に分類されます。長期実習型インターンシップは、ベンチャー企業が募集しているケースが多く、インターン期間中は社員と同じように業務に関わる点が大きな特徴です。短期のプログラムとは違い、実際の仕事を任される場面が多くみられます。
現場で実務経験を積めるので、高い専門性・スキルを習得して即戦力を身につけられます。評価がよければそのまま内定をもらえることもあります。入社してからすぐに現場で活躍したい人にはおすすめです。
理系学生向けインターンシップの特徴

インターンシップのなかには理系学生を対象にしたものや、推薦枠を設けているものもあります。理系学生なら、これらのインターンシップを利用しない手はありません。
実際に、2023卒の大学院生・理系学生を対象にした就職活動に関するアンケート(2022年3月実施)によると、約7割の学生がインターンシップに参加していることがわかりました。

- 調査方法:大学院生・理系学生に特化した就活サイト「アカリク」会員のうち、2023年新卒の理系学生369名(内訳:博士在学中24.9%、修士在学中:65.6%、学部在学中9.2%)
- 調査期間:2022年3月1日〜4月8日
理系学生に絞ったインターンシップがある理由
インターンシップのなかには、大学院生・理系学生に絞ったものがあります。理系限定のインターンがある理由は、募集職種に専門的な知識が求められるため「採用の段階でミスマッチを減らしたい」という企業側の思いがあるからです。
特に、技術職や研究職は理系に限定しているものが多い傾向です。たとえば、ソフトウェア開発やバグ修正の仕事体験、新商品の試作品づくり、安全性を確かめるための品質分析といったインターンシップがあります。
仕事を模擬体験するなかで、学生と自社との相性や業務への理解度がわかるので、理系限定のインターンを積極的に実施する企業があるのでしょう。
実際に、2023卒の大学院生・理系学生を対象にした就職活動に関するアンケート(2022年3月実施)においても、インターンシップに参加する決め手は「希望する業界、職種、企業であるから」の割合がかなり大きいです。

理系学生用の推薦枠がある
理系学生のインターンシップでは、推薦枠を設けているものもあります。大学と企業が連携して理系学生用の推薦枠を設け、インターンシップの選考を免除してもらえる制度です。
理系学生は専門性や論理的思考力を持っている人材が多く、なるべく理系の学生を採用したいと考える企業も多い傾向にあります。
インターンシップに参加して優秀だと認められれば、その後の選考に有利になる可能性も高まるでしょう。
理系学生がインターンシップに参加するメリット

理系学生がインターンに参加することで得られるメリットは、就活を有利に進められるだけでなく、視野が広がったり、同じ境遇の仲間ができたりする点にもあります。就活をスムーズに進められて、さらにその後のキャリアを考えるきっかけにもなるでしょう。

実際に、2023卒の大学院生・理系学生を対象にした就職活動に関するアンケート(2022年3月実施)では、「事業内容をより理解できた」「社員の雰囲気を知ることができた」「早期選考に案内された」といった理由から、約9割の学生がインターンシップの参加に満足していました。
就職活動に有利になりやすい
インターンシップの経験は就活において有利に働きます。なぜなら、インターンシップでの経験は「現場の仕事」に近くさまざまな場面でアピールができるからです。
たとえば、長期実習型インターンシップに参加した場合、問題なく仕事を進められれば卒業後すぐにインターン先で正社員として雇ってもらえるかもしれません。
インターン先の企業に入社できなくても、インターンシップでプロジェクトを遂行したり、問題を解決したりした経験は他社の書類選考や面接でアピールできるでしょう。
インターンシップに参加することで視野が広がる
インターンシップに参加すると視野が広がることもメリットの1つです。現場を見ることで、自分のイメージと現実のギャップを埋められるからです。
たとえば「エンジニア職」に対して「もくもくと作業する仕事」というイメージを持っている人は、実際に仕事をすると他部門とのコミュニケーションの多さに驚くかもしれません。
インターンシップは、視野を広げて仕事と自分の適性をチェックすることにも役立つといえます。
就活仲間ができる
インターンシップに参加すると、同じような境遇の就活仲間を増やすことが可能です。特定の分野に特化したインターンシップで出会った人となら、情報交換や就活を進めるうえでのいい相談相手にもなるでしょう。
他の学生がどんなキャリアを考えているのか、どんな企業を志望しているのかを知ることで、自分の進みたい方向を改めて見つめ直すきっかけにもなります。他の大学・大学院出身で、環境や背景が違う人と出会えることは、インターンシップのメリットです。
大学院生がインターン前に準備しておくべきこと
インターンシップは「応募して参加するだけ」でなく、事前準備の質によって得られる学びや選考評価が大きく変わります。特に大学院生の場合、研究との両立で時間が限られるからこそ、必要な準備を早めに整えておくことが大切です。
ここでは、理系大学院生がインターン前に必ず準備しておきたいポイントを詳しくみていきましょう。
研究内容をわかりやすく説明できるようにしておく
インターンの応募書類や面接では、研究内容をわかりやすく説明できるかどうかが、とても大切なポイントとなります。採用担当者は必ずしも同じ分野の専門家ではないため、「専門外の人にも伝わる言葉で説明できるか」が評価に直結するためです。
研究のレベルそのものよりも、要点を上手に整理し、噛み砕いて話せる力が求められると考えておきましょう。
研究内容をまとめる際は、まず次のポイントを意識してみてください。
- 「背景・目的・方法・結果・学び」の順で整理する
- 難しい専門用語は、できるだけ身近な表現に言い換える
- 研究が社会でどう役立つのか、企業でどう応用できるのかまで触れる
- 試行錯誤した部分や工夫したポイントも入れると、努力が伝わりやすい
- 200字・400字など、複数の文字数で研究概要を作っておく
こうした準備を進めておくと、ES(エントリーシート)や面接での説明がスムーズになり、あなたの専門性や思考力がより適切に評価されやすくなるでしょう。
スキル・経験の棚卸しをする
インターンに応募する前に、これまでの研究や学びのなかで身につけたスキルを整理しておくことも大切なポイントです。
自分の強みが明確になると、ESや面接での自己PRを考えやすくなり、応募先とのミスマッチも防ぎやすくなります。研究の専門性だけでなく、「どのような経験を通じて、何ができるようになったのか」を具体的に言語化しておきましょう。
スキルや経験の棚卸しをする際は、次のような観点で進めると整理しやすくなります。
| 例 | |
| 研究で使っている技術やツール | ・Python・MATLAB・CAD・統計解析など |
| 研究や実験で培った力 | ・仮説検証力・データ分析力・論文調査力・問題解決力など |
| 研究以外の経験で得たスキル | ・アルバイト・学生団体・サークル活動など |
| チームでの役割や工夫したこと | ・リーダー経験・情報整理・業務効率化など |
| 成果物や実績 | ・学会発表・レポート・制作物・プログラムなど |
こうして棚卸しした内容をまとめておくと、「自分にはどのような強みがあるのか」「どの企業に向いているのか」がより見えやすくなります。インターン選考では、専門性と同じくらい「これまでの経験をどのように活かせるか」が評価につながるため、早めに整理しておきましょう。
志望業界と企業の仮リストを作っておく
インターン探しを始めるときは、まず「気になる業界」や「興味のある企業」をざっくりリスト化しておきましょう。
最初から業界を絞り込む必要はありませんが、なんとなくでも方向性を持っておくことで、情報収集がしやすくなり、インターン選びの迷いが少なくなります。その後のES作成や面接でも、志望理由が組み立てやすくなるため、企業調査がスムーズになったり、ES作成でも説得力のある志望動機につながったりもするでしょう。
企業リストは、次のようなポイントを参考に進めてみましょう。
- 志望軸を3つほど決めるる
- 業界ごとの特徴をざっくり調べる
- 気になる企業を10〜20社書き出す
- 「なぜ気になったのか」をメモしておく
- 企業HPや採用サイトをブックマークしておく
早めに仮リストを持っておくことで、説明会や選考のタイミングに慌てず動きやすくなります。志望業界がまだ決まっていない段階でも「なんとなく気になる会社」を書き出すだけでも十分効果を感じられるでしょう。
ESのテンプレートを作成しておく
インターンの応募が本格化すると、短期間で何社もESを書かなければならないケースが多くなります。毎回ゼロから文章を考えていると時間がかかりますし、内容にもばらつきが出てしまいがちです。そこで役立つのが、あらかじめ「どの企業にも応用できるテンプレート」を作っておくことです。忙しい大学院生活のなかでも、効率よく選考を進められる準備になります。
テンプレートを作る際は、次のような基本項目を用意しておくのがおすすめです。
- 自己PR
- 研究内容の概要
- 学生時代に力を入れたこと
- 志望動機の共通パターン
- 困難を乗り越えた経験や工夫したことのストック
企業ごとにESの質問は少しずつ違っていても、実は求められているポイントは共通していることがほとんどです。あらかじめ「土台となるテンプレート」を作っておけば、毎回ゼロから書き直す必要がなく、企業ごとに少し調整するだけで完成度の高いESを提出できます。その結果、文章の質もブレず、安定しやすくなるでしょう。
スカウト型サービスにプロフィールを登録しておく
インターンを効率よく探したい大学院生には、スカウト型の就活サービスを早めのタイミングで使い始めましょう。
スカウト型サービスでは、プロフィールを登録しておくだけで、企業の方から直接スカウトが届くため、自分では見つけにくい企業や研究内容とマッチした募集に出会えるチャンスが広がります。研究で忙しい大学院生とも相性がよく、「とりあえず登録しておく」だけでも就活の準備が進む心強いツールといえるでしょう。
プロフィールを作成する際は、以下のポイントを意識するとスカウト率が高まります。
- 研究内容やスキルをできるだけ具体的に書く
- ガクチカや強みも簡潔にまとめておく
- 興味のある業界・働き方を明記する
- 写真・自己紹介文を丁寧に整える
- 内容を定期的に更新して、活動中であることを示す
スカウト型サービスでは、プロフィールの質が結果を大きく左右します。研究テーマや得意分野をわかりやすく書いておくほど、あなたの専門性に興味を持つ企業から声がかかりやすくなります。
忙しい時期でも負担なく利用できるため、インターン選考の幅を広げたい大学院生にとって、早めの登録は大きなメリットとなるでしょう。
「掲載型」と「スカウト型」の違いは?理系にはスカウト型がおすすめ

インターンシップの情報収集は、いわゆる「就活サービス」からの情報が主になります。現在では多くの就活サービスがリリースされており、「掲載型」と「スカウト型」の2つに分けることができます。
上手に活用すれば、就職活動がぐんと行いやすくなるので、それぞれメリット・デメリットを把握して、サービスを使いこなしましょう。
掲載型の就活サービス
- インターンシップ情報の掲載数が多い
- インターンシップ以外の情報(ES、面接)について掲載されていることがある
- インターンシップ情報の確認を都度行う必要がある
- 行きたい会社のインターンシップ情報が掲載されていないことがある
「掲載型」はその名の通り、インターンシップ情報の掲載に注力している就活サービス。例を挙げれば「リクナビ」や「マイナビ」などがあります。非常に多くのインターンシップ情報を掲載しているため、企業の選考情報を幅広く把握しやすい点が大きなメリットです。
また、インターンシップ情報に合わせて各企業のES対策・面接対策の方法がまとめられている点で有用です。ある程度時間があり、自分で情報を取りに行ける方におすすめです。
一方で理系学生のように、毎日の研究で時間が無い方には少し使いづらいかもしれません。「気付いたらインターンシップ情報の締め切りが過ぎていた」「研究で忙しくて、いちいち確認していられない」などの声も多く聞きます。
就職活動に割く時間が無い方には、次にご紹介する「スカウト型」の方がおすすめです。
スカウト型の就活サービス
- 時間が無くても、インターンシップ情報を受け取ることができる
- 自分の興味、専攻にあったインターンシップ情報が届く
- スカウトといっても、きちんと準備しないと選考を通過できない
「スカウト型」は、あなたの希望業界や専攻分野をもとに、適切なインターンシップ情報をおすすめしてくれる就活サービス。
研究などが忙しく、就職活動に割く時間がなかなか作れない方でも、興味・専攻にあったインターンシップ情報が届くので、非常に便利です!
一般には掲載されていない指名求人を紹介してくれることもあるので、「とりあえず登録しておく」「気になる求人が来たときだけ返答する」といったスタンスで登録している学生も多く存在します。

アカリクはスカウト型サービスで、研究内容を登録するだけで有名企業からニッチ企業まで多くの企業からあなた宛てのスカウトが届きます。
会員登録は無料なので、興味がある企業のインターンシップに参加したい方は、アカリクへの登録がおすすめです!
理系学生が参加できるおすすめの職種

理系学生のインターンシップでは、ITエンジニア、研究職、コンサルなどの業務を体験できます。インターンシップの内容やそれぞれの特徴を解説します。
- ITエンジニア
- 研究職
- コンサルタント
ITエンジニア
理系学生向けのインターンシップで参加できる職種の1つは「ITエンジニア」です。
ITエンジニアというと、プログラミングをするイメージが強いかもしれませんが、仕事の内容は多岐にわたります。
システムの開発だけでなく要件定義や設計、テスト、フォローアップなども行います。時には、クライアントとの商談に出向くこともあり、コミュニケーションスキルも重要です。
短期インターンシップでは実務経験に携わる機会は少ないかもしれませんが、模擬体験ができることも多いので、仕事を深く知れるいい機会になるでしょう。
研究職
メーカーなどの研究職も、理系学生向けに開催されるインターンシップによく見受けられます。研究職は高い専門性が問われるため、あらかじめ能力があることを把握した上で採用したいと考える企業が多いからです。
インターンシップでは、自社製品の改良に携わったり、研究開発の現場を見学したりする機会があります。長期実習型のインターンシップなら実務的な職務経験を積めるので、研究職を目指す上でアピールできる武器になるでしょう。
コンサルタント
金融機関やシンクタンクのコンサル職も、理系学生向けにインターンシップを実施しています。一見、理系学生と関係がないように思えるかもしれませんが、こうした業種でも理系学生のニーズは高い傾向にあります。
なぜなら、理系学生は論理的思考力や仮説検証力が高く、数学的思考に慣れている傾向があるからです。研究職やエンジニアなどの職種が合わないと感じるのなら、コンサル職を検討してみるのもおすすめです。
いつからインターンシップに向けて準備すべき?
インターンシップは通年開催されますが、もっとも件数が多いのは夏休みの「サマーインターンシップ」と冬休みの「ウィンターインターンシップ」です。それぞれいつ参加すればいいのか、具体的な時期を確認しましょう。
夏のインターンシップ(サマーインターン)
夏のインターンシップ(サマーインターン)は、毎年7月から9月までの3ヵ月間を中心に行われます。
修士の場合、夏のインターン参加希望の場合は進学後すぐに行動する必要があります。
サマーインターンシップに参加して情報収集をすることで、志望業界や会社を絞りやすくなる点がメリットです。
冬のインターンシップ(ウィンターインターン)
冬のインターンシップ(ウィンターインターン)は、冬休みの2月から3月にかけて行われます。学生が長期休みに入るため、この時期もインターンの開催件数は多い傾向にあります。
実際に、2023卒の大学院生・理系学生を対象にした就職活動に関するアンケートでは、約8割の学生が秋・冬のインターンシップに参加したいと回答しています。

- 調査方法:大学院生・理系学生に特化した就活サイト「アカリク」会員のうち、2023年新卒の理系学生577名(内訳:博士在学中22.4%、修士在学中:77.6%)
- 調査期間:2021年10月1日〜10月8日
こちらも就活が本格化する前の学部3年・修士1年の冬に参加できると、早期に準備しやすくなるでしょう。休みの期間を有効活用して、学業に支障が出ない程度に情報収集してみてください。
大学院生はいつ何をすべき?学年別インターンロードマップ
インターンシップは通年で開催されているものの、大学院生の場合、研究の進み具合や学年によって動きやすい時期が大きく変わります。
「いつ何を準備すればいいのか分からない」「気づいたら募集が締め切られていた」という声も多く、早めに計画して動くことがとても大切です。
ここでは、修士課程・博士課程の大学院生が無理なく効率よくインターン選考を進められるように、学年別のスケジュールをご紹介します。まずは全体の流れをつかみ、自分のペースに合わせた準備を進めていきましょう。
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| M1(修士1年)前期 | 研究と就活準備の進め方を検討する時期 ・業界研究・企業研究を開始する ・研究内容の要点を整理する ・ESテンプレート作成、面接想定質問を準備する ・スカウト型サービスに登録し、募集情報を収集しておく |
| M1 夏(サマーインターン) | 最も開催数が多いインターンの本番期 ・志望業界のインターンに積極的に応募する ・グループワーク・業務体験で職種理解を深める ・早期選考につながる企業が多く、志望度の確認にも最適 |
| M1 秋〜冬(ウィンターインターン) | 研究との両立を意識しながらウィンターインターンに参加する時期 ・研究が忙しくなる時期のため、両立が鍵 ・職種理解型のインターンが増えるため、企業比較に良い ・夏インターンで興味を持った企業を深掘りするのに最適 ・本選考に向けて ES・面接対策を強化し始める |
| M2(修士2年)前期 | 本選考と研究を両立する時期 ・本選考が本格化 ・OB・OG訪問を通して志望動機を明確にする ・インターン経験をもとに企業を絞り込む ・研究・論文との両立が最難関になるため、スケジュール管理が大切 |
| 博士課程(D1〜D3 目安) | サマーインターン参加が成功のポイント ・企業が専門性を見極める場として長期型インターンを実施することも多い ・研究内容を専門外の人にも伝える練習が必須 ・民間就職を視野に入れるなら、M1相当の時期から早めに動くと有利 |
大学院生のインターン選考では、「研究との両立」が大きな課題となります。そのため、動ける時期が学年によって大きく変わり、特にM1の前期〜夏にどれだけ準備できるかが、その後の選択肢を左右します。
まずは自分が今どの段階にいるのかを確認し、無理のないタイミングで取り組めることから少しずつ進めていきましょう。サマーインターンやウィンターインターンをうまく活用できれば、企業理解が深まり、本選考での志望理由にも説得力が増します。
「いつ」「何をすべきか」を意識して計画的に行動して、忙しい院生活のなかでも納得のいく就活につなげてください。
まとめ
今回は理系向けのインターンシップの特徴や参加するメリット、模擬体験できる職種などを解説しました。
- インターンシップは業界や仕事、企業への理解を深める「職場体験」のこと
- 実施期間は1Day、短期、長期実習型の3種類がある
- 理系の職種は専門性が問われるので、理系学生に絞ったインターンシップがある
- 大学の推薦枠からインターンシップに申し込めることもある
- 理系学生がインターンシップに参加すると、就活を有利に進められたり、視野を広げられたりする
- インターンシップは通年開催しているが、夏休みと冬休みなどの長期休みに行う企業が多い
理系学生の方は、インターンシップの参加すると得られるメリットがたくさんあります。直接内定に影響がなくとも、実際の仕事を通して得られる経験は貴重な自己アピール材料になります。
キャリアプランを実現するために、早速興味があるインターンを検索して応募してみましょう。
よくある質問
最後に、インターンシップに関するよくある質問を紹介します。
理系のインターンシップは何をするの?
インターンシップでは様々なプログラムが用意されており、専攻や実施期間によって経験できることが違ってきます。
短期の場合は、過去の事例や仮のプロジェクトにもとづくケースがほとんどですが、長期インターンシップになれば、より現場に近い業務を経験することができます。
例えばエンジニア・SE体験。実際にコードを書いたり、現職のエンジニアの方と話したりすることができます。就職活動のことはもちろん、自分の研究分野についても相談できるかもしれません。
また、ハード機器を開発している会社(電気、ゲームなど)であれば、実際に開発の一部に携わったり、開発・改良を行う現場に足を運べたりする場合もあります。
研究に熱中する時間は何より重要です。ですが、実社会の現場に一歩踏み出すことで、研究がさらに発展する新しいヒントが見つかるかもしれません。
理系はインターンシップに何社くらい参加すべき?
インターンシップの参加数は、学生の忙しさや選考状況に左右されるため、目安や基準といったものはありません。興味がある職種や、志望度の高い会社がすでにある場合を除いては、複数のインターンシップに幅広く参加し、経験を積むのも1つの方法でしょう。
インターンシップに参加すると有利になる?
2023卒の大学院生・理系学生を対象にした就職活動に関するアンケートでは、インターンシップに参加した学生のうち、約40%に「参加者だけの選考案内」が届いたとの結果が出ています。
社員のメンターが付いた場合、ESや面接対策をはじめ、疑問点をすぐに社員の方にぶつけることができるため、内定の可能性が高くなります。
上記から、インターンシップに参加することで、選考を有利に進められる場合もあるといえるでしょう。







