内定者インタビュー[物理系/博士課程から研究開発型ITベンチャー企業へ]

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内定者インタビュー

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研究開発型ITベンチャー企業 内定

研究分野 物理系

博士課程

Sさん

就職活動の開始時期を教えてください。

長い学生生活の終わりが見え始めたときに、初めて民間就職を考えるようになりました。

なぜなら、民間就職について調べていくうちに、社会と関わっていくことに今さらながら興味がわき、アカデミックなポストに固執をする必要はないと感じたからです。

就職活動を始めたばかりのころはどのような企業を志望していましたか?

どこがいいかなど深く考えず、なるべく理系ベースになるようにとしか考えていませんでした。

自分の研究内容を直接必要としている企業はほぼ見つからないため、まずは理系出身がメリットになるメーカー就職を希望しましたが、企業について調べていくうちに迷うようになりました。

就職活動と研究の両立はどのようにされましたか?

理論研究のため実験をする必要がなく、時間の調整は比較的出来ました。その為、他の研究者に比べ就職活動は行い易かった方だと思います。

どんな就職活動ツールを使って就職活動をしましたか?

アカリクやその他の就活サイトを主に利用しました。紹介サービスなどは特に利用しませんでした。

他には大学内で開催される就職ガイダンスに参加をしました。

就職活動に際し、同期や先生に相談しましたか?

周囲に就職活動のことを話したときに、反対されたらどうしよう?と考えることはなかったです。

また、自分の進路は自分で決めようと思っていたので周囲には相談しませんでした。ですから、同期や先生、両親に進路の意思を伝えたのは、自分の中で、民間就職することを決心した後になります。

Sさんは自身の専門の物理系ではなく IT系の企業に就職を決められましたが、IT業界に興味を持ったきっかけは何でしたか?

ITの分野に興味を持ったのは2009年12月のアカリクさんから電話を頂いた【アカリクITイベント】がきっかけでした。イベントに試しに行った際にIT業界・ベンチャー企業は肌に合っているかもしれないと思いました。

自分のイメージですが、IT業界は大きな実験装置やお金を使って何かをしようというのではなく、頭とアイデアで何か出来る余地があるというところに興味があります。そういった点である意味自身の研究分野に近いと思いました。また業界に将来性や成長性が見込め、チャレンジ精神が活かせそうな点でも満足できそうだと思いました。

さらに、私が大学院進学のときに専攻を変えた経験が面接の際に思っていたよりも高く評価されたことも、IT業界を志望するきっかけとなりました。はじめは専攻を変えたことは利点にはならないと思っていましたが、このようなチャレンジ精神を受け入れてくれる風潮がIT業界にはあるという事がわかりました。

私の興味範囲が比較的広く、かつ興味を持ったことを投げ出さず最後までやりぬくことができるという性格を評価して頂いたので、それなら働いていて楽しいに違いないと感じました。またそのイベントで企業の方から、自分がITに向いているという言葉を頂いたことも、更に強く興味を抱くきっかけになりました。

アカリクITイベントのどのようなところが楽しいと感じましたか?

自分の話ができ、それについて人事の方と色々とお話ができるのは役に立ちますし、楽しいです。就職イベントでは、参加学生が企業の人たちと直接話す機会が得られないとメリットは少ないと思うので、その点、アカリクの【逆形式のスタイル】は良いと思いました。

自己PRや志望動機を書く上で、参考にしたところ、誰かに添削してもらったこと等はありますか?

アカリクITイベントに参加した際に企業の方と話す中で、使える話題と使えない話題の選別ができたので、アイデアとストーリーはその時に固まりました。「字が小さくなりすぎない」など最低限気をつけなければならないことはネットや本で学び、自分で書きました。

エントリーシートの限られた行間の中で、Sさんの研究内容(宇宙論)について書く上で工夫されたことは?

就職活動だけに関わらず研究を行う上でも必要なことですが、キーワードだけに絞りそれに必要な情報について作文をすることです。

研究発表においても限られた時間の中で全ての内容を発表する事は不可能なので、聞く人が最も興味を持つ内容を予測して、そこに絞って話を組み立てることはよくありますし、それと似ていると思います。

面接や試験に向けてどのように準備しましたか?

イベントなどで自分のどこを売りにするかという事は決めたので、あとはその主題にあったエピソードをいくつか選んで一つのストーリーを作りました。

エントリーシートを書く際にも多くの事を考える必要があったので、エントリーシートや履歴書を書くということ自体が対策でした。

面接本番の対策としては、最低限の礼儀をインターネットを通して学びました。筆記試験(SPI)に関しては本を一冊か二冊買ってやってみたところあまり対策する事はないと感じたので、比較的放置していました。

面接に対する印象はどうでしたか?

採用して頂いた企業とされなかった企業の面接での手応えや雰囲気の違いは、上手くいったと思って結果がダメな事もありましたし、反対にダメだと思っていて結果が良かった事もあったので良く分かりませんでした。面接中に「すごい」と褒められましたが、結果が不採用ということもありました。採用して頂いた企業には期待はしていましたが、絶対に大丈夫だという自信はありませんでした。大学院の試験と違い、面接は感触がそのまま結果に結びつくかと言われると良く分からないです。

実際に受けた試験や面接についてのエピソードをお聞かせください。

今振り返ると面接ではかなり危険なことをやっていたなと思います(笑)。研究内容を聞かれた際に、30分間も熱弁してしまったこともありました。採用して頂いた企業の内定者の顔合わせの際に、「君の面接がすごかった。面接が終わった後、爆笑が渦巻いていた」と教えてもらいました。その辺りは面接のノウハウを半分ぐらい破壊したような面接をしていた気がします。筆記試験は特に問題ありませんでした。

就職活動全体を通して、よかった・嬉しかったこと、嫌だった・きつかったことなど

一番きつかったのは、内定を頂いた2つの企業のどちらに就職するか決める時ですね。企業にお断りの電話をするのが一番辛かったです。もちろん良かったこと、楽しかったこともありました。とにかく私にとっては初めての就職活動だったので、なにより就活自体が楽しかったですし、色々な人と話せたことも良かったですね。他にも、大学院ではいつも同じ事の繰り返しが日常だったので、就職活動期間中は「いつもと違うことができるかもしれない」という期待感を持ち続けることができました。一番嬉しかったのはやはり内定を初めて頂いた時ですね。社長面接で直接内定を頂いた時は、非常に嬉しかったです。

就職活動をしている大学院生へのメッセージをお願いします。

大学院にいる以上研究はまじめにやらなければならないので、まずは大学院での研究を頑張ってください。研究に打ち込むことができれば、面接などで研究内容を聞かれた際に、面接官に対して熱意を持ってアピールすることができるからです。一方では、今までやってきた研究を一度忘れて、色々な視点を持つことも必要です。例えば、専攻分野によっては企業とつながりのある研究室に所属している学生さんもいるでしょう。そこで指導教官から進路について様々なことを言われることもあるかと思います。しかし、自分自身のためにも、広い視野を持って就職活動をされた方が断然楽しめると思います。あとは面倒だと思わずに何でもやってみることが重要だと思います。

アカデミックなポストと企業就職で悩んでいる学生にとってのアドバイスはありますか?

とにかく企業の人と話すことですね。悩んでいるだけでは仕方ないと思いますし、知らない事に対して今までの知識で想像しても無理があります。企業側も色々教えてくれるので、就職活動が切羽詰まる前に話してみるといいと思います。雰囲気もわかりますし、客観視もしてくれますから。大学院にいると院生が中心なってしまいますが、社会全体からみるとレアな存在です。そのレアな我々は周りから見るとどのようなものなのか、というものを教えてくれるので、就職活動が本格化する前に、企業の人と色々と話しておくとその後の参考にもなると思います。

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