大学院生・理系学生に特化した就活サイト「アカリク」の24卒ユーザーの方に内定者インタビューを実施しました。今回は、ソフトバンク株式会社に内定した修士課程学生の方のインタビューをお届けします。
大学院生向け自己分析ツール「アカリク診断」の結果と自身のキャリアについての展望についてもお話しいただいていますので、通信業界やデータ分析系職志望の方、修士課程在籍中の方はぜひご覧ください。
- 卒年:2024年
- 在籍:修士課程在学中
- 専攻:情報・通信系
- 地域:近畿
- 内定先:ソフトバンク株式会社
- 職種:データサイエンティスト職
実際の就活スケジュール
2022年4月 | 先輩からの勧めでアカリクに登録。 |
2022年5月 | インターンシップに応募を開始。データサイエンティスト職系の2社のインターンシップに参加。 |
2022年11月~ | 内定先である「ソフトバンク株式会社」からスカウトを受け取り説明会に参加。 その他にも、ゲーム系やweb系を中心に8社の選考を受ける。 |
2023年3月 | ソフトバンク株式会社の内定を獲得。3月から本選考を開始する企業へ数社応募し選考に進む。 |
2023年5月 | 結果として2社の内定を獲得。エンジニアとして活躍するために「成長できる環境や機会が多い」という点で、ソフトバンク株式会社への入社を決意。就職活動を終了。 |
内定承諾の経緯
ソフトバンク株式会社のエンジニア・データサイエンティスト職の内定を承諾しました。
もともと、データサイエンティストやAIエンジニアを目指しており、業界はあまり絞らずに、志望職種の募集がある業界を幅広く探していました。結果として、内定先は通信業界となりましたが、WEB企業・ゲーム業界、SIerなど様々な業界の選考を受けました。
職種の軸が固まったのは、大学院進学がきっかけです。以前からAIに興味があり、学部生時代は全く就職は考えておらず、とにかくAIに携わりたいという思いで進学しました。修士になって就職活動に向き合った際に、AIが好きで研究でも扱っていたことから、AIに携わる職種につきたいと考えました。
修士1年の11月頃に、アカリクでソフトバンク株式会社からのスカウトを受信しました。スカウト経由で説明会に参加すると、ESの提出と1次選考がスキップできるという内容でした。1月上旬にWEBテストを受け、2月からの面接が開始、4月頃に内定を獲得しました。
アカリクを使ったきっかけ・感想
修士1年の4月に、先輩から教えてもらって登録しました。他社のサービスも併用しながら就職活動を進めていたのですが、アカリクは特にスカウト機能が良く、そこに重点を置いて使っていました。
結果的に、内定先をはじめ、社内ベンチャー系のAI企業など、様々な企業から多くのスカウトをいただきました。アカリクを使い始め、それまでは知らなかった企業を知ることができ、キャリアの選択肢が拡がったと思います。
アカリクに登録する際は、できるだけプロフィールをしっかりと埋めることを心がけました。学部とは別の大学院に進学したこともあり、最初のうちは研究の方向性が定まっていなかったのですが、研究の進捗に応じて内容を修正していました。プロフィールの記入に手を抜かなかったことが、理想の企業からスカウトを受けることができた要因だったのかもしれません。
アカリクのスカウト機能には非常に満足していて、全体的に使いやすかったです。企業とのやり取りが不慣れだったので、スカウトに返信する際、名前や社名が間違ってないか、文面に失礼な表現がないかなどを特に気を付けるようにしていました。
アカリク診断を使った感想
「アカリク診断」を使ってみると、強みは「持続生活力」「人生構築力」で、伸びしろが「成長行動力」という結果でした。
私は、1つの物事にコツコツと進めるタイプで、この点を自分の強みとして面接で話していました。アカリク診断で強みと診断された「持続生活力」は、まさに自分が強みとして捉えているものと重なる部分が多かったので納得感がありました。また、これまで自分がアピールしてきた点は、的を射ていたのだなと答え合わせができたように感じました。
学部時代に皆が内部進学を選択する中、一人外部進学を決意しました。受験勉強する人が誰一人いない中、周りに流されず、一人でコツコツと勉強した結果、志望の大学院に進学することができ、大学院でもコツコツと研究を続けることができました。このような体験は、まさに安定した状態で継続的に成果を出す「持続生活力」だと思います。改めて自分の強みとして認識し、今後も活かしていきたいです。
今後のキャリアについて
学生はテストを乗り越えさえすれば良いので、前日だけ努力をすれば、あとは手を抜いても許されます。一方で、社会人になる一瞬の爆発力よりも、常に一定の成果を出すほうが重要だと思います。
実際に内定先でも、何が重要かを理解して順序だて、ひとつずつコツコツと進めていく方々が活躍しています。ですから、内定先でも自分の強みである「持続生活力」を十分に活かせると思っています。
具体的には、プログラミングを書くことが好きなのでエンジニアとしての能力を高めていきたいです。また、AIには今後もずっと関わっていきたいという気持ちがあります。しかし、それだけでは社会で通用しないということを、インターンを通じて学びました。
自分の主となる分野を極めつつも、幅広い分野に視野を広げることができる人材になれるよう、入社後はそのようなキャリアを形成していきたいと思っています。
就活生の皆さんへのメッセージ
私の場合、就職活動を優先して研究に集中できていない時期があったり、逆に学会に出る時期は、準備に専念したりと波がありました。このあたりはもう少しスケジュールを調整することで、バランスをとりながら進めることができたのではないかと思っています。
就活生の皆さんも研究が忙しく、なかなか就職活動に割ける時間が少ないかもしれません。しかし、就職はその後の一生を左右する大切なイベントです。後悔しないように、全力で取り組むことをおすすめします。
今は、生成AIなどの登場によって、就職活動も効率的に進めやすくなってきたと思います。ESの作成や、ESと志望業界のデータをもとにして面接での質問を想定してみるなど、要所要所で活用してみてください。