大学院生・理系学生に特化した就活サイト「アカリク」の24卒ユーザーの方に内定者インタビューを実施しました。今回は、味の素株式会社に内定した博士課程学生の方のインタビューをお届けします。
大学院生向け自己分析ツール「アカリク診断」の結果と自身のキャリアについての展望についてもお話しいただいていますので、メーカー研究職志望の方や博士課程在籍中の方はぜひご覧ください。
- 卒年:2024年
- 在籍:博士課程在学中
- 専攻:生物系
- 地域:関東
- 内定先:味の素株式会社
- 職種:研究職
実際の就活スケジュール
2022年4月 | 知人の紹介でアカリクに登録 |
2022年5月 | 企業説明会、アカリクの就活イベントに参加 |
2022年12月 | 書類選考開始 |
2023年1月 | 本選考開始 |
2023年2月 | アカリク就職エージェントで面接対策を実施 |
2023年3月 | 内定先である「味の素株式会社」の本選考開始 |
2023年4月 | 味の素株式会社の内々定獲得。就職活動を終了 |
内定承諾の経緯
味の素株式会社の再生医療事業の研究職として内定をいただき、承諾しました。就職活動では、製薬や再生医療に取り組んでいる企業の研究職を第一志望として進めていました。
学部2年の頃にコースが分けがあったのですが、その際に自分のやりたいことを考え、製薬系企業に就職したいと考えるようになりました。当時はまだ研究テーマも決まっておらず漠然とした考えでしたが、修士に進学してから本格的に製薬系企業への就職を目指すようになりました。その後博士課程に進学しましたが、アカデミアに残る気はなく民間企業に就職したいと思っていました。
2022年の5月頃から説明会に参加し始め、12月頃から選考を受け始めました。志望業界は絞っていたので、本選考にアドバンテージがある長期インターンシップへの参加も検討していましたが、学会の時期と重なってしまい参加することができませんでした。
インターンシップによる企業研究はできませんでしたが、所属している研究室の研究分野と志望業界の研究領域がとても近かったので、研究を進めるうちに業界についての知見を深めることができました。
研究室では、就職活動を行っていたのは私だけでしたので、ゼミには全て出席しつつ、企業研究やES作成を1人で進めていました。指導教員は、研究を進めてさえいれば就活を制限することはありませんでしたが、研究との両立はハードルが高かったです。私の場合、4月という比較的早い時期に内々定を獲得できましたが、もう少し長引いていたら両立は難しかったと思います。
早い企業は1月から選考がはじまり、3月初旬から多くの企業の選考が開始しました。業界を絞りすぎて内定が1社も獲得できないというリスクと、コンサルタントなどの文系職でも最近は理系が活躍しているケースが多いことを踏まえて、幅広い企業の選考を受けました。しかし、研究職以外はESでのアピールがしづらく、書類選考の突破が難しかったです。
4月に、当初から第一志望だった味の素株式会社に内々定を頂き就活を終了しました。
アカリクを使ったきっかけ・感想
知り合いからの勧めで昨年の4月頃にアカリクに登録しました。初めて登録した就活サービスだったのですが、物足りなさを感じる事がなく、様々なサービスに登録しすぎても手が回らないと思い、アカリク1本で最後まで就活を進めました。
特に、アカリクの就活イベントに満足しており、5月に初めて参加した際は、いよいよこれから就活がはじまるのかと気持ちが奮い立つ良いきっかけになりました。
それからは、製薬系やIT系などの合同説明会をはじめとして、全部で8回参加しました。それまで知らなかった企業を知ることができ、選択肢が広がるきっかけになったので感謝しています。
今年の2月に初めての面接があったのですが、その際にアカリク就職エージェントで面接の対策をしてもらいました。そこでは、どのような質問をされるのかであったり、逆質問が主流であることなどを教えていただきました。面接未経験だった私にとっては全てが知らないことばかりで、とても勉強になりました。
アカリク診断を使った感想
似たような適性検査を選考で何度か受けましたが、それらに比べて回答時間が短くちょうど良い所要時間で利用できたと感じています。
私の場合、強みが「人生構築力」と診断されたのですが、納得感がありました。ESや面接でPRしたり日頃から意識している点がまとめられていたという印象です。ES作成や面接の前に実施していれば、とても参考になったと思います。
私は比較的早い段階から志望業界や職種が決まっていたので、就活中に自己診断ツールを能動的に使う機会がありませんでした。どちらかというと、これまでの考え方や経験を踏まえながら自分のことを見つめることを意識していたので、就活のためにわざわざ自己分析をしなかったのです。
今思えば、このような自己診断ツールやES作成ツール、エージェントサービスなどを上手く活用することで、苦戦していた書類選考の突破率を向上させることができたのではないかと思います。
今後のキャリアについて
内定先の方々は、自身のキャリアやライフプランを主体的に考えている方が多いです。そういった意味で、人生構築力を持ち合わせた方々が多い職場だと思いますし、私自身の強みも最大限活かせる環境だと感じています。
配属先がまだ決まっておらず、具体的なキャリアステップについてはまだ想像することが難しいのですが、いずれにしても自分の強みを活かして活躍していきたいです。
就活生の皆さんへのメッセージ
就活は、できるだけ早い段階から準備しておく方が絶対に有利です。特に大手を目指す場合、最初のES提出期間が過ぎてしまうと、その1クールで募集が終了して応募するチャンスを逃してしまいます。
ですから、早期のうちから積極的な情報収集や仲間との情報交換を行うことが重要だと思います。
また、これだけは譲れないということを1つ決めておくと、進めやすいと思います。何でもいいやと受け身になってしまうと、就職するまではスムーズかもしれませんが、入社してからが大変になってしまいます。
勤務地、業界、職種など、とにかく何でもいいので譲れないものを1つ決めておくことをおすすめします。
就活はとにかく情報戦です。世の中には、自分が知ることすらできていない魅力的な企業がまだまだあると思います。
ネームバリューがある会社は多くの人が知っていますが、知名度が低くて隠れた企業に出会えると、ライバルも少なく、就活が有利に進められるはずです。