大学院生・理系学生に特化した就活サイト「アカリク」の24卒ユーザーの方に内定者インタビューを実施しました。今回は、株式会社ネットプロテクションズに内定した博士課程学生の方のインタビューをお届けします。
大学院生向け自己分析ツール「アカリク診断」の結果と就職活動に励む皆さんへのアドバイスについてもお話しいただいていますので、データサイエンティスト職志望の方や博士課程在籍中の方はぜひご覧ください。
- 卒年:2024年
- 在籍:博士課程在学中
- 専攻:電気・電子系
- 地域:中国地方
- 内定先:式会社ネットプロテクションズ
- 職種:データサイエンティスト
実際の就活スケジュール
2022年12月 | 内定先からプラチナスカウトを受け取りエントリー。 |
2023年1月~ | 内定先の面談に参加。面談会数は計3回。 |
2023年3月 | 内定先から内定を獲得。就職活動終了。 |
内定承諾の経緯
内定先との出会いは、12月にアカリク経由でスカウトをいただき興味を持ったのがきっかけでした。1月下旬に面談を行い、そこから更に2回の面談を重ねて3月下旬ごろに内定をいただきました。
研究で最も培われたスキルがデータ分析だったので、データ分析系の職種にはもともと興味がありました。夏のインターンでは、データ分析に近いことを経験する機会があり、その面白さを知り興味が強くなりました。
データサイエンティストには大きく分けて、クライアントからの依頼をもとにデータ分析する受託系と、自社のデータを分析の対象として社内の人と綿密に関わるものの2種類があります。当初は、特にこだわりなく選考を進めていたのですが、面接などを通じて受託系のデータサイエンティスト職は、自分がやりたいことと少し違うなと感じるようになりました。受託系よりも、データ分析を通じて自分で提案ができたり、その上で必要なデータが準備できる環境に魅力を感じたのです。
内定先は自社のデータ分析に力を入れていくという方針だったので、ぜひ自分も携わりたいと思い内定を承諾しました。選考の中で、データサイエンティストという職種についての自分の知識不足が解消されていき、徐々に入社意欲が上がっていきました。
また、現場の人と話すなかで実際の部署のイメージや働くイメージも湧き、企業の将来のビジョンと自分のやりたいことがマッチしていました。
アカリクを使ったきっかけ・感想
研究室の先輩がアカリクを使っていて、私にも勧めてくれたのがきっかけでした。プロフィールの内容はたまに修正したり、インターンでの経験や研究で成果が出たりするとたまに変更したりしていましたが、大枠は変えませんでした。
アカリクでは内定先の他にも多くのスカウトをいただきました。データ分析に関わる職種で、本選考につながるようなスカウトであれば承諾していしました。スカウトをきっかけに様々な企業に触れることで、就活の軸も定まっていきました。
また、アカリクイベントでは様々なデータサイエンティスト系の企業や、それ以外の業界をまとめて知れる機会になりました。他業界のイベントに参加したことで業界研究が進み、データサイエンティスト系の業界がしっくりくるなと実感することが出来ました。
私の専門である工学系・情報系は特に、修士と比べると博士を積極採用している企業の情報は少なかったので、博士に興味を持っている企業を探すことにも役立ちました。
他の就職支援サービスも使ってみましたが、アカリクが博士に特化してるので私にとっては使いやすかったです。博士はもちろんですが、理系の修士にもおすすめできるサービスだと思います。
アカリク診断を使った感想
私の場合、強みが「研究計画力」「探求分析力」で、伸びしろは「環境適合力」でした。これらの結果については、自分が思っているものと一致していないと感じます。研究を計画する力はそこまで高くないと思っていて、自信をもって強みだと言える部分ではないと思います。ただ、診断結果として出ているので、少しは自信を持っていいのかもしれません。
自分の診断結果と他の博士の平均値との比較があるのは参考になりました。博士まで進むのは研究にこだわりがある方々と思います。就活では、そのような方々と競うことになるのですが、博士の就活では他の方と情報交換する機会はほとんどなく、インターンで数人の博士と話す程度でした。そんな中で、自分の立ち位置を視覚的に伝えてくれるのはありがたかったです。
就活生の皆さんへのメッセージ
研究の手を止めて就活をして乗り切れる方もいるかもしれませんが、私の場合は研究を少しでも止めてしまうと、多くの博士学生がそうであるように修了にダイレクトに関わってしまうのが明らかだったので、両立が大変でした。限られた時間でも、イベントなどでまとめて数社の企業を見たり、上手くオンラインを利用して効率良く進めることが重要だったと思います。
今はオンラインで説明会や選考が実施されるのが当たり前になってきています。地方に住んでいる方も、首都圏から地方の企業を受けたい方も、とても楽に参加できるようになりました。研究が忙しくてなかなか就活の時間をとれないという方が多いと思いますが、ぜひオンラインを活用して、効率よく就活を進めてみてください。