大学院生も学割は利用できる! 学割の一覧・利用方法を紹介

アカリクコラム
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「学割」のうち、中高生・大学生の学生割引は、キャンパス・商業施設・メディア等でよく耳にすると思います。

それでは、大学院生の場合はどうでしょうか。

大学院生と言っても大学から期間を空けずに直接大学院生になられた方もいれば、社会人経験を積んで院生になられた方もいらっしゃることから、年齢層は様々です。

しかし、年齢関係なく学割が適用される場合があります。

本記事では、そのような大学院生の各種学割についてご紹介致します。

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大学院生でも学割は利用できる

結論から言えば、大学院生も学割の対象となる場合が多くあります。

一般に学割といえば、割引の適用の対象として「大学生」までが範囲となっている表記・説明を様々な場面で見かけます。

大学院生は働いている社会人と変わらない年齢であることが多いため、「学生」という括りが当てはまるのか曖昧な印象があります。

しかし、大学生に「大学院生」が含まれる場合があり、大学院生も学割が適用されることがあるのです。

確かに、身近な例で言えば、娯楽施設の学割表や、ネット通販の学割の説明欄には、「大学生」や「学生」としか書かれていない場合が多く見られますが、大学院生も各大学院の定める学則上、学生に当たるので「学割」の要件を満たしていることになります。

1点注意しなければならないこととしては、学割の対象は「正規学生」に限られる場合があることです。

そのため科目履修生や研究生といった「非正規学生」は学割の対象外になることがあるので注意してください。

学生であれば学割に年齢制限はない

それでは、30代、40代、50代の院生も学割の対象となるのでしょうか。

これも先述したとおり、学生の身分であることに変わりないので学割の対象となります。

院生の中には、博士課程に在学し、博士号を取得するまで長く大学院に在籍する例が見られます。

そうすると、大学(学士課程)から期間を空けずに大学院に進学し、修士課程・博士課程と進んだとしても30歳を超える院生は少なくありません。

また、社会人経験を経て大学院に入学される場合もあります(大学院によって「社会人入試」の区分を設けています)。

そうした場合、院生の年齢層は幅広くなりますが、学割の対象はあくまで「学生」であることを条件としている場合が多いため、年齢に関係なく適用されることになります。

参考:大学編入・大学院入学のすすめ進路ナビ「社会人の大学院入試について

研究に役立つ学割一覧

学割にも様々な種類があります。

そのなかでも本記事では、院生の研究を支える学割を中心に以下でご紹介致します。

研究のために必要な書籍の購入や、パソコン・周辺機器、学会・研究会の年会費等、意外と知られていない院生の学割情報がありますのでご参考にしてみてください。

学会の年会費

大学院生にとって最新の研究を知ることは非常に重要なことです。

基本的に、研究論文を中心に最先端の研究を知ることになりますが、有名なジャーナル、かつ新しい研究になればなるほどインターネット上では得られないことが多くあります。

その際に、自身の研究領域に関する学会・研究会に入会しておけば、研究発表や学会誌の定期購読が可能になります。

修士論文・博士論文を執筆する院生にとっては必須の情報源と言えるでしょう。

学会の入会には年会費がかかる場合がほとんどです。

その際に、院生には学割が適用されることがあります。

例えば、応用物理学会では2021年現在、一般会員では年会費が10,000円ですが、院生会員は3,000円になります。

日本政治学会では、2021年現在、一般会費が10,000円ですが、学生会費は5,000円です。

このように「院生会員」や「院生割引」として年会費の一部が免除されます。

研究生活を充実させるに、学会は他大学の研究者との繋がりを作る上でも非常に有意義です。

最先端の研究情報を入手する絶好の機会を院生割引によって得られるため必見です。

参考:応用物理学会「入会案内・会費一覧
参考:日本政治学会「入会案内

書籍購入のためのネット通販

院生の研究には、研究書が必須です。

大学院の授業の中には「文献購読」といって数冊の文献を輪読していく授業もあります。

また、論文を執筆する際に参考文献は多数必要になります。

その際に、大学院や地域の図書館を活用することが真っ先に思い浮かびますが、貸出中になっていることも多くすぐには手に入らないことも多いはずです。

さらに、図書館の書籍ではアンダーライン等の書き込みはできず、何かと不便を感じる場面も多いでしょう。

そうしてネット上で研究書の購入を検討する際に、院生に学割が適用される場合があります。

たとえば、ネット通販大手のAmazonでは、学生限定の「Prime student」というキャンペーンを設けており、商品の学生割引や配達オプション半額といったサービスを提供しています。

商品の割引はもちろん助かりますが、急に必要になった文献を取り寄せる際に「お急ぎ便」で最短即日で届けるサービスを半額で受けられるのは、院生にとって手厚いサポートであると言えます。

参考:Amazon「Prime Student ―学生のためのお得なプログラム

パソコン

デスクトップ・ノートパソコンいずれも研究をする大学院生には必須のツールです。

とくに、近年文系・理系問わず統計等を用いた実証研究が進められており、それに伴ってパソコンのスペックも重視されるようになりました。

スペックの高いものを購入するとなると、当然価格も上がります。そこで、パソコンの各メーカーが学割価格を設けている場合が多くあります。

院生のうちに学割でパソコンを購入しておけば、社会人になっても利用できるものですので得と言えます。

HP(ヒューレットパッカード)のパソコンの場合、学割の対象として「大学院生」も明記されています。

さらに、院生の「父兄」も適用されるようになっています。

院生のうちに、ご家族分もあわせてご購入することも検討されても良いかもしれません。

他にも、Microsoft Surfaceや、Dell、NEC、レノボ、Apple等でも学割価格でパソコン等の販売をしています。

研究に必要なスペックにあわせて各メーカーを比較検討してみてください。

参考:日本HP「HPの学割!

研究で使用するソフトウェア

理系領域の研究はもちろんのこと、文系領域の研究においても近年「実証研究」が行われるようになりました。

統計学を用いた研究や、数理モデル、実験研究といった研究デザインで研究成果が生み出されるようになりました。

実証研究は学士論文をはじめとして、多くの学生にも用いられるようになり、統計ソフトを必要とするようになりました。

とくに、大学院生にとっては、自身の研究が実証実験でない場合でも、他者の研究論文を理解するには実証研究の知識が必要になります。

したがって、大学院で研究手法に関する講義も多く設置され、統計ソフトウェアの使用が求められるようになりました。

大学院によっては、大学院が契約した会社の統計ソフトウェアを無料でダウンロードできる場合もありますが、そうした契約をしていない大学院や、ソフトウェアをフルスペックで利用したい場合には自身で購入することを検討する必要があります。

そういった場合には学割が適用されるソフトウェアが役立ちます。

たとえば、文系・理系問わず大学院生に広く利用されているSPSSでは、「SPSS Statistics GradPack」といったパッケージを用意し、学割価格でSPSSのソフトウェアが購入できます。

参考:IBM「SPSS Statistics GradPack and Faculty Packs -概要

その他(交通・芸術)

交通系の学割自体は広く知られていますが、大学院生にも適用されます。

例えば、東京大学では、学割証を発行することで所定の目的でJR各社片道100キロメートル以上を超える区間は、2割引きで普通乗車券を購入できます。

通学の定期や、新幹線・飛行機の利用の際に学割が適用されますが、とくに飛行機については航空会社によって年齢制限が設けられていることがありますので注意が必要です。

研究でフィールドワーク等を行う際に利用できる点で便利です。

他にも、博物館や美術館でも利用できる場合があります。

大学院によっては、特定の施設と提携して学割が適用されることもありますので、現在通っている大学院、あるいはこれから入学される大学院の学割の対象施設を確認すると良いです。

宿泊施設を含めた、娯楽施設においても同様に学割が適用される場合が多いです。

学割の対象に「大学院生」とは明記されていないこともありますのでその都度問い合わせてみることをおすすめします。

参考:東京大学「交通に関する学割

大学院生による学割の使用方法

学割を利用する際に必要な手続きや使用方法について以下でご紹介致します。

中高生・大学生が行う学割申請と変わらない点も多いですが、一部例外もあるためご参考にしてみてください。

各学会、ネット通販サイト、メーカーによって手続き等は異なりますが、代表的なものを中心にまとめています。

学会の年会費について

学会への入会は基本、正規会員による推薦人を求められる場合があります。

学会への入会希望者は、推薦人の署名を含めた書類の中で、院生の区分を選択し各種学生情報を記入のうえ、学会事務局に郵送します。

非正規学生の科目履修生・研究生の場合は、一般会員の扱いになりますが、事務局に直接問い合わせることで院生会員として申し込むことができる場合があります。

あくまで、学生への負担軽減を目的に設けられた割引なので、推薦人による推薦をもとに院生であることが証明されれば学割として適用されます。

各種ネット通販

Amazonの場合、Amazonアカウントを作成後に学生証明を行うことになります。

その際、「学籍番号」、「学生用Eメール」、「在学証明等」のいずれかで学生証明をします。

2021年10月19日現在は Prime Student の「6ヶ月体験」も行っているため、試しに利用してみて登録するのも良いでしょう。

楽天市場の場合は、年齢制限があり、「15〜25歳」の学生・社会人対象となっています。「楽天学割」というネーミングですが、社会人も対象になるようですので、科目履修生や研究生も対象となるので広く研究を行う学生をサポートしてくれます。楽天学割の本メンバーになるには、「身分証」と「学校情報登録」が必要になります。仮メンバーという区分も存在し、こちらは身分証登録は不要ですが、利用できる特典が限られます。

参考:Amazon「Prime Student―学生のためのお得なプログラム
参考:楽天「楽天学割

各メーカーのパソコン

HPの場合、学割専用のページから必要事項を入力して購入します。

その際、学校区分を選択するページでは「大学院」を選ぶことになります。

NECの場合には、会員登録後に知らされる合言葉を学割専用ページで入力して購入します。

Dellの場合には、インターネット経由で購入する際は、必要事項の入力で完了しますが、電話やチャットの場合にはメールで学生の証明を送信し学割の適用を受けます。

Microsoftでは、キャッシュバックという点で他社と異なることがありますが、手続き自体は必要事項の入力で済みます。

レノボの場合には、学校ドメインのメールアドレスが必要になります。

学校ドメインのアドレスを持たないときには、学生証と誓約書が必要になることがあるようです。

Apple社のMacは、実店舗では身分証を提示しますが、インターネット上で購入する際には「学生・教職員向けストア」から購入し、身分証確認のメールの指示に従って手続きします。

参考:日本HP「HPの学割お申込様情報ご記入欄
参考:NEC LAVIE「学生優待販売エントリーページ
参考:Dell「Dellの学割キャンペーン
参考:Microsoft「Surface学生割引
参考:Apple「学生・教職員価格と学生割引

各種ソフトウェア

統計解析ソフトのSPSSの場合、正規学生から科目履修生・研究生も含め学割が適用されます。

手続きの際には、有効期限の記載された学生証か、在学証明書が必要になります。

Amazonを通じて購入するときは、学生証の写真かPDFデータを手続き画面で添付します。

郵送・FAXでも受け付けているため、学生証のコピーでも対応できます。

学生証に有効期限が記載されていない場合には、在学証明書が必要になります。

商品の出荷時点で学生証の有効期限が切れている場合、キャンセルになる恐れがあるため、余裕を持って購入されることを公式ホームページでも呼びかけられています。

参考:sandi株式会社「IBM SPSS Statistics- SPSS Grad Pack

その他(交通・芸術)

鉄道・飛行機については、基本的に学生証の提示や、ホームページ上での学生証の写真・PDFのアップロードで学割適用の手続きが完了します。

飛行機については、学割という名目で年齢制限が設けられている場合もありますので注意してください。

博物館・美術館については、各大学院が学外施設の割引対象として提携している場合があります。

大学院によって、提携している施設、学割適用方法が異なりますので事前に確認しておく必要があります。

映画館やカラオケ等においては、学割の対象において「大学生」という表記しかしていないことがありますので、訪れた店舗で大学院生も学割の対象になるのか確認し、学生証を提示するようにしましょう。

学割利用の際の注意点

大学院生が学割をを利用する際には、以下の3点に注意してください。

1点目は、学生証の有効期限や大学院のドメインメールの有無に注意が必要です。

学生証を提示する際、本人確認と同時に有効期限も提出先に確認されます。

有効期限の更新がある際には忘れずに手続きしおきましょう。

また、学割を申請する際に大学院のドメインメールアドレスを求められることもありますので、大学ドメインのメールアドレスを普段使いしていない場合にはメールアドレスの確認をしておきましょう。

2点目は、「正規学生」に限られている場合があることです。

科目履修生や研究生も学割の対象になる場合もあれば、学割の対象に科目履修生や研究生が含まれないこともあります。

3点目は、大学院生には学割が適用されない場合が限定的にあることです。

基本的には「学割」の対象に大学院生も含まれる場合が多いですが、中には年齢で制限を設けている場合があります。

学割と書いてあっても年齢制限についての注記がないか確認する必要があります。

まとめ

大学院生の学割について、以下の内容をご紹介してきました。

・大学院生にも学割は適用される場合がある

・年齢制限なく院生の学割が適用される場合がある

・研究に役立つ学会や研究ツールに学割が適用される

・学生の証明には、学生証・大学院ドメインメールアドレスが必要になる場合がある

・学割の対象が「正規学生」に限られる場合がある

基本的には大学院生にも学割が適用されるため、研究生活を充実させるために学割を利用することがおすすめです。

事前に自身の研究内容に関連する学会や、書籍・ソフトウェアについて調べ、学割があるか確認しておくと良いです。

学割適用の手続きも実店舗以外では、インターネット上のやり取りで完結するため簡単です。

大学院生にとって経済事情は大きな懸念事項です。

だからこそ、今後の研究生活に必要なツールのうち、学割が適用されるものは積極的に利用していくことをおすすめします。

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