一般的に、サークルは学部生が入るものというイメージがありますが、大学院生も入ることはできるのでしょうか。
今回は「大学院生のサークル」に焦点を当て
- 大学院生がサークルに入るための方法
- 大学院生がサークルに入るメリットやデメリット
- 大学院生がサークルに入って気を付けるべきこと
などについて紹介していきます。
大学院生もサークルに入ることは可能
結論から言いますと、大学院生もサークルに入ることは可能です。
もちろん、サークルによっては大学1、2年生のみを受け入れているところもあり、すべてのサークルが大学院生を受け入れているわけではありません。
そのため、大学院生がサークルに入る場合、まずは大学院生も受け入れているサークルを探すところから始めましょう。
大学院生も参加可能なサークルの種類
大学の課外活動には「部活」と「サークル」があります。
部活では、その大学の学生しか入れないという場合があり、また練習日数や休日の試合遠征などによって、タイトなスケジュールになる可能性があります。
部活に入る場合、自分自身の研究と両立できるかをしっかりと見極めるようにしましょう。
サークルでは、他大学の学生を受け入れているインカレサークルなどもあり、部活に比べて選択肢の幅が広がります。
また、活動日数も部活に比べると少ない場合が多く、自分自身の研究と両立しやすいと考えられます。
大学院生も参加可能なサークルの種類には、大学のサークルと社会人のサークルの2つの種類があります。
それぞれの特徴について簡単に説明します。
大学のサークル
同じ大学の仲間同士で集まっていることが多く、共通の話題が見つかりやすいです。
大学院生でも、学部生と気軽に話しやすい環境であり、学部生の相談に乗れるかもしれません。
また「連盟・連合」や「協議会」という形でサークル同士で交流している場合があり、横のつながりを広げやすいのが特徴です。
社会人サークル
大学のサークルよりも、さらに拘束力がない場合が多く、気軽に参加することができます。
社会人サークルは一般的に、時間があるときに参加する形をとっていることが多いため、研究が忙しい時期に参加できなくても、罪悪感や疎外感を感じることは少ないでしょう。
また、社会人の方に、就職活動の相談に乗ってもらえるという点は大きなメリットになります。
サークルの探し方
大学院生がサークルに入るための方法は以下の2種類があります。
- SNSで問い合わせてみる
- 大学の掲示板を見る
以下では、それぞれについて紹介いたします。
SNSで問い合わせてみる
サークルでは部員募集や活動報告をSNSで行っていることがあります。
特に以下の3つのSNSで検索を行うことでサークルの活動内容や雰囲気を知ることができます。
大学のサークルの場合、新型コロナウイルスの影響で対面で新入生歓迎会(新歓)を行うことができなかったサークルもあります。
対面で新歓を行うことができなかったサークルの中には、こういったSNSを通じて、リモート説明会を開催しているところもあります。
また、SNSの投稿を見ることで、サークルの雰囲気を確認することもできます。
大学の掲示板を見る
こちらは、大学のサークル限定の方法になりますが、オンラインまたはオフラインの大学の掲示板経由で、サークルに入ることもできます。
この場合、大学公認のサークルということで、安心してサークルに入ることができます。
サークルによっては、SNSのURLが載っていることもあります。
大学院生がサークルに入る前に確認すべきこと
大学院生が、サークルに入る前に確認するべき項目は以下になります。
- 大学院生も受け入れているか
- 参加頻度
- 会費
- 雰囲気
それぞれ、順番に紹介していきます。
大学院生も受け入れているか
大前提として、大学院生もサークルに入ることができるかを確認しましょう。
入部条件が明記されていなければ、SNSのダイレクトメッセージやリプライ(返信)で、直接聞いてみるとよいでしょう。
参加頻度
参加頻度を確認しましょう。
参加頻度は「絶対参加」と「任意参加」を切り分けて考えてください。
サークルによっては、たとえ任意参加といわれていても、絶対参加のような雰囲気があり、行かないと雰囲気が悪くなるところもあります。あらかじめ、自分が参加できる頻度を伝えたうえで、サークル側と相談しましょう。
会費
会費の額と会費を払うタイミングを確認しましょう。
また、その年のサークルの人数変動によって、途中で会費が変わることもあります。
雰囲気
SNSの様子だけではサークルの雰囲気がわからない可能性があります。
サークルの勧誘担当の方と直接話したり、入部体験に参加することでサークルの雰囲気を確認しましょう。そのサークルでやっていけそうだと思えたら、参加を検討しても良いかもしれません。
大学院生がサークルに入るメリット
大学院生がサークルに入るメリットとして以下の3つがあります。
- 研究の息抜きになる
- 運動不足の解消になる
- 研究室以外のコミュニティをつくることができる
上記の内容について順番に説明します。
研究の息抜きになる
大学院生は、講義や研究で多忙な毎日を送っています。
毎日長時間、研究に励んでいるわけですが、ときどき研究からは離れて、友人たちとたわいもない話がしたいと思うときがあるはずです。サークルに入ることで研究の進捗に悩んでいるときも、適度に息抜きをすることができるかもしれません。
運動不足の解消になる
大学院生は、講義や研究などでデスクワークばかりになってしまう傾向があります。
健康的な毎日を送るためには、適度な運動が必要です。
しかし、一人で散歩したり、ランニングしたりすることが長続きしない方もいるかと思います。
そういう方は運動系のサークルに入ることで、定期的な運動習慣を作ることができます。
研究室以外のコミュニティをつくることができる
大学院生は、一日の大半を研究室で過ごす事も多いため、いつも同じメンバーと顔を合わせていると思います。それは決して悪いことではありませんが、様々な人と会うことで視野を広げることも重要です。普段話さない人と話しているときの何気ない会話が、新しい研究のアイデアにつながることもあります。
大学院生がサークルに入るデメリット
大学院生がサークルに入るデメリットを説明します。
サークルに入ることを検討している場合は、しっかりとデメリットとなる可能性を把握しておきましょう。
研究に割ける時間が減る
サークルに限らず、研究以外の活動をはじめるとなると、当然ですが、研究へ割ける時間が減ってしまいます。また、研究には期限が設けられていることも少なく、特に企業との共同研究を行っている場合、次の定期的に結果を報告しなければならないこともあります。
サークルに入っても、研究活動に支障がでないか事前にしっかり確認しましょう。
参考:企業との共同研究に参加できると就活に有利!メリット・デメリットとともに解説
活動への参加にお金がかかる
大学院生は、講義や研究で多忙なため、アルバイトをする時間がない方もいます。サークルの中には、会費を徴収しているところがあるので、自分の生活に支障がでないかどうかは確認しておきましょう。
大学院生がサークルに入って気を付けるべきこと
大学院生がサークルに入ってから気を付けるべきこととしては、「偉そうにしない」ことです。
特に、大学のサークルに入る場合は、ほとんどのメンバーが自分よりも年下になります。
学部生に気を遣われることがあるかもしれませんが、あくまでも後から入ってきた新参者という立場を忘れてはいけません。サークル内で良好な関係を築くためには、謙虚でおごらない姿勢をもつことが大切です。
まとめ
以上、大学院生のサークルについて紹介しました。
この記事の内容をまとめると、以下のようになります。
- 大学院生も、サークルに入ることは可能である
- サークルには、大学のサークルと社会人のサークルがある
- 大学院生が、サークルに入るときは、SNSや大学の掲示板を使う
- サークルを選ぶときには、大学院生も受け入れているか、参加頻度、会費、雰囲気を確認する
- 大学院生は、サークルに入っても偉そうにしてはいけない
大学院生でサークルに入ろうか考えている場合はそのメリットやデメリットをしっかりと検討した上で決めましょう。