卒年:2022年
在籍:修士課程2年
専攻:情報・通信系
地域:九州
内定先業種:メーカー系
- 大学院で行っている研究内容について教えてください
- 現在、修士課程に在籍されていますが大学院進学の経緯について教えてください
- 大学院進学を考える上で就職活動について心配なことはありましたか?
- 就職活動について意識し始めたのはいつ頃からですか
- どのような基準でエントリーする業界や企業を選んでいましたか?
- インターンシップには参加しましたか?
- 就職活動に関して、情報収集の方法はどのように行っていましたか?
- 就職活動を行う上で、どのような情報が役に立ちましたか?
- 就職活動で利用していたサービスなどがあれば教えてください
- 「アカリク就職エージェント」を利用した際の良かった点や感想をお聞かせください
- 就職活動では、何社くらいエントリーしましたか?
- WEBテストやエントリーシートの対策はどのように行いましたか?
- 面接はどのように行われていましたか?
- 面接ではどのようなことを質問されましたか?
- 面接ではどのような質問が困りましたか?
- 面接の対策はどのように行っていましたか?
- 面接で研究をうまく伝える際にはどのようなことを意識していましたか?
- 就職活動で意識していたことについて教えてください
- 就職活動でうまくいかなかったことがあれば教えてください
- 就職活動が辛かった時の克服方法について教えてください
- 研究と就職活動の両立はいかがでしたか?
- 内定先を決めた理由を教えてください
- これから就職活動をはじめる大学院生へのアドバイスをいただけますか?
大学院で行っている研究内容について教えてください
大学院では通信に関する研究を行っています。
現在世の中で普及しつつある無線通信の5Gよりもさらに数十倍速いと言われている6Gの研究をしています。
私の研究では、未開拓の周波数帯域として注目を集め、6Gへの応用も期待されるテラヘルツ波について、その波形を見るための測定技術を研究しております。
現在、修士課程に在籍されていますが大学院進学の経緯について教えてください
正直なところ、進学をするか否かについてはあまり深くは考えておりませんでした。
個人的な考えとして、理系の学生の多くが大学院へ進学していて、就職活動でも大学院出身のほうが有利だと考えておりました。
博士課程への進学は考えておりませんでした。
学問への興味はあり、アカデミアに残ることも指導教授から勧められましたが、私自身のベクトルがアカデミアに向いていないと感じていたためです。
大学院進学を考える上で就職活動について心配なことはありましたか?
はじめから修士課程修了後に民間企業で働くつもりで大学院に進学したため、就職活動については特に心配はしておりませんでした。
私の研究室では博士課程に進学するよりも就職活動をする修士課程の院生が多かったこともあり、就職活動に関するノウハウが蓄積されていたことも関わっているかもしれません。
就職活動について意識し始めたのはいつ頃からですか
就職活動を意識し始めたのは修士課程1年の6月でした。
どのような基準でエントリーする業界や企業を選んでいましたか?
通信や大手の電機メーカーを中心に見ていました。
勤務地として九州で働きたかったため、福岡に事業所がある企業を見ていました。
また、職種としては理系の技術総合職を見ていました。
インターンシップには参加しましたか?
3日間のインターンには参加しました。
当初は大手通信キャリアのインターンシップにも参加予定だったのですが、ちょうど学会と重なってしまったため辞退しました。
また、それ以外にも対面での2週間のインターンシップに参加を予定していましたが、新型コロナウィルス感染症対策のため中止となりました。
就職活動に関して、情報収集の方法はどのように行っていましたか?
大学院を修了して民間企業に就職した先輩からお話を聞いたり、企業のホームページ情報を見て情報収集したりしました。
また、有価証券報告書の読み方について詳しい知人に話を聞くこともしていました。
就職活動を行う上で、どのような情報が役に立ちましたか?
企業に直接訪問することが難しい昨今の中、VR技術を使ったオンラインでの社内見学をさせていただいたのは役立ちました。
また、3日間のインターンシップに参加した際に、自分の専門とは異なる分野の仕事を知ることができたのも良かったです。
就職活動で利用していたサービスなどがあれば教えてください
私は企業のホームページを直接見ることが多かったので、ナビサイトなどはあまり利用していませんでした。
インターンの応募時に特定のナビサイトを経由する必要があったときだけ利用していました。
SNSもあえて見ないようにしていました。
また、就職活動が本格化する前ではありますが、修士課程1年の12月初旬に「アカリク就職エージェント」を利用しました。
「アカリク就職エージェント」を利用した際の良かった点や感想をお聞かせください
修士課程1年の12月初旬に利用しました。
当時はまだ就職活動を本格的に始めていたわけではありませんが、理系の就職活動の一次選考に備えて相談させていただきました。物腰の柔らかい方とお話ができました。
利用した感想としては、フィードバックをいただけたことが良かったです。
就職活動では他者からフィードバックをいただく機会がないため、自分の良いところを教えていただけることは貴重だと思います。
また、専任のコンサルタントから企業を紹介してくださったことをきっかけに、自分でも企業の情報を調べるようになりました。就職活動を継続していたら、紹介いただいた企業の選考も受けていたと思います。
就職活動では、何社くらいエントリーしましたか?
エントリーした企業は4社です。
エントリーシートは4社とも通過して、そのうちの2社に関しては最終面接に進むことができました。
第一志望の企業に内定したので、他の選考はその時点で辞退しました。
WEBテストやエントリーシートの対策はどのように行いましたか?
研究室で代々継承されているペーパーテストの対策本があったためそちらを利用していました。テスト対策をしていたため、本番のテストは手ごたえを感じました。
普段から趣味としてブログを書いていることもあり、文章を書くことは得意だったため、エントリーシートに関する対策は特にしておりませんでした。
面接はどのように行われていましたか?
基本的にはオンラインで人事面接を行い、その後現場面接というように進みました。
面接ではどのようなことを質問されましたか?
志望動機、大学院での研究内容について、簡単な自己PRといった質問でした。
面接ではどのような質問が困りましたか?
会社の志望度についての質問が困りました。どのように答えることが最適解なのかがわからなかったため、第一志望です、と答えるしかできませんでした。
面接の対策はどのように行っていましたか?
特に対策は行いませんでした。
学会の参加経験もあり、スラスラと話すことができました。
面接で研究をうまく伝える際にはどのようなことを意識していましたか?
視座を常に意識しました。
就職活動の面接のための特別な練習は行っていませんが、相手の理解度に合わせて話している内容のレベルを調節し、家族に説明するようなイメージで話すことを心がけていました。
就職活動で意識していたことについて教えてください
自分自身の精神面を気にかけていました。
将来の進路を考え続けていると、精神的にすり減っていく感覚があったため、わざと忙しくしたり、体を動かしたり、友人とオンラインで話したりすることでリフレッシュをしていました。
就職活動でうまくいかなかったことがあれば教えてください
同期や先輩と比べて、エントリー数が少なかったことです。
振り返って考えてみると、広い視野で業界を見て調べても良かったと思います。
就職活動が辛かった時の克服方法について教えてください
友人と話すことで辛いときもかなり楽になりました。
研究室の同期や学部時代の知り合いともよく話をしていました。
研究と就職活動の両立はいかがでしたか?
指導教員の先生は就職活動に関して理解があり、エントリーシートを見てくださっていました。
また、緊急事態宣言が発令されている間はシフト制で大学に行き、実験を行っていました。
内定先を決めた理由を教えてください
最初に内定をいただいた企業は半導体製造装置を作る企業で、3月初旬に内定をいただきました。
待遇や業務内容について特に不満もなかったのですが、他の企業と比較したいと思い、学校推薦を使い、別の企業にもエントリーしました。
結果的には学校推薦でエントリーした電気自動車や風力発電に使用されるデバイスの制御シミュレーションを行う企業に内定応諾をしました。
内定応諾に至った理由としては、現在の私自身の研究とのつながりと、関わる事業が及ぼす影響の大きさ、そして自分のやりたいことであったためです。
また、九州に事業所があるということも理由の1つです。
これから就職活動をはじめる大学院生へのアドバイスをいただけますか?
就職活動は自分との闘いのようなところがあります。精神的な面での勝負にもなることを意識すると良いと思います。