研究室のコアタイムとは?概要とメリット・デメリットを紹介

研究・大学生活

「研究室をどうやって選べばいいかわからない」と悩んでいませんか?

研究室によって忙しいところや、研究やバイトと両立できるところなど、さまざまなのであなたの生活に合う研究室を選びたいですよね。

研究室を選ぶ基準として、コアタイムの有無があります。

しかしながら、「研究室のコアタイムって何?」「コアタイムはあった方がいいの?」と思う方も少なくないでしょう。

そこで今回は、コアタイムについて詳しく紹介しますので最後まで一読していただけると幸いです。

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研究室でのコアタイムとは

コアタイムとは、研究室にいなければならない時間帯のことをいいます。

研究室によってコアタイムが決まっており、例として、「平日の10時~17時は研究室にいてください」というような決まりがあります。ただし、コアタイムを設けていない研究室も少なくありません。

研究熱心な教授の場合だと、9時~22時までというように長時間拘束される研究室も少なくありません。17時でコアタイムが終了の場所でも実際のところ21時以降も残って研究を行っている場所もあるようです。

そのため、コアタイムはあなたの今後の研究生活を大きく左右させる可能性が高く、配属先選びの基準としてコアタイムの有無で考えるのは非常に重要でしょう。

コアタイムがあるメリット

コアタイムは「研究室にいなくてはならない時間」ということで、一見不自由な印象があるかもしれません。しかしながら、メリットがいくつかあるので紹介していきます。

具体的には以下のようなものがあります。

・生活リズムが整う

・研究成果を出しやすい

それぞれ詳しく見ていきましょう。

生活リズムが整う

コアタイムがある研究室に入ることで、生活リズムを整えることができます。例えば、コアタイムが10時~17時であれば、朝起きて、夜眠るという生活が当たり前になります。昼夜逆転生活を戻したいと考えている人にとって規則正しい生活を送る理由ができるため、コアタイムのある研究室に行くと良いでしょう。

特に4年生や大学院生であれば、就活もあります。不規則な生活を送っていると、寝坊して説明会や選考に遅刻したり、集中力が下がって面接で自分の持ち味を発揮できなくなることもあるかもしれません。コアタイムで生活リズムを整えることで就活にもいい影響が出るでしょう。

研究成果を出しやすい

コアタイムが設けられることで研究成果を出しやすくなるのもメリットです。平日に研究室に通うことでコツコツ研究を進めたり、勉強することで着実に成果に近づくことができます。

コアタイムのない研究室だと研究を怠ってしまう場合があり、卒論提出ギリギリになって研究がうまくいかずに焦ってしまう場合もあるようです。

またコアタイムがある研究室の場合は、わからないことがあったり、思うような成果が得られなかったりした時にすぐに教授や先輩に相談できることも大きなメリットです。研究室に入ったばかりで何もわからない学生にとって、同じ時間帯に相談できる人がいるのは非常に助かりますよね。

コアタイムによるデメリット

コアタイムにはメリットがありますが、デメリットもいくつかあるので紹介します。

具体的には以下のようなものがあります。

・自由時間が少ない

・効率が悪い

それぞれ詳しく見ていきましょう。

自由時間が少ない

コアタイムによって、自由時間が少なくなってしまうのが最大のデメリットです。平日月曜~金曜日の半日を拘束されてしまうため、友達と遊びに行ったり、アルバイトに行く時間があまり作れません。

特に、アルバイトをしないと生活が大変という学生にとっては大きな痛手となるでしょう。他にも、夜の方が作業に集中できるという方や、休日に研究を集中して行いたい人にとっても平日の日中のコアタイムはあまりよくないでしょう。

さらに研究室によっては、アルバイト禁止であったり、土曜日もコアタイムを設ける所もあります。9時から23時まで一日中拘束されたり、就活で忙しいのに、研究を優先して行わなければならない研究室もあるようです。

情報収集した結果、拘束時間が長すぎたり、ルールが厳しかったりする研究室だとわかれば、よっぽどやりたい研究テーマでない限り避けた方がいいでしょう。

・バイトをしなくても金銭的に余裕がある人

・大学院進学に向けて研究を積極的に行いたい人

・卒論のためにスケジュールを管理してもらいたい人

・平日は研究、休日を遊ぶ時間に使いたい人

であればコアタイムのある研究室に向いているかもしれません。

効率が悪い

コアタイムがあることで、研究が非効率になる場合もあるようです。

実験をメインで研究を行う研究室では、実験開始から終了までに何時間もかかるようなものがあります。実験が終わるまで自由時間にできればいいのですが、コアタイムが設けられてしまっているため、研究室で待たなければなりません。やらなければならない作業があれば良いですが、作業がなければただ拘束されるだけで、時間を浪費してしまうこともあります。コアタイムはすぐに教授や先輩に質問できて効率がいいイメージがありますが、かえって効率が悪くなることも少なくありません。

研究室配属前にコアタイムの有無を確認しよう

コアタイムにはメリットとデメリットの両方があるため、どちらが良いかは一概には言えません。そのため、コアタイムについて理解した上で研究室の配属先を選ぶことをおすすめします。

どちらの研究室に行こうか悩むのであれば、自分に自己管理能力があるかないかで決めましょう。卒論を提出するためには長期間の研究を行うことが必要なため、スケジュール管理が欠かせません。

もし、自身でスケジュールを立てて研究を続けることができるのであれば、コアタイムなしの研究室でも問題ないでしょう。逆に、不規則な生活でだらだら過ごしてしまったり、締め切りギリギリにならないと作業ができない人はコアタイムありの研究室をおすすめします。

まとめ

研究室のコアタイムについて紹介しました。

この記事についてまとめると以下のようになります。

・コアタイムは研究室にいなければならない時間のこと

・コアタイムは研究室によって時間帯が違い、無い場合もある

・メリットとして生活のリズムを整えることができ、成果を出しやすいことがある

・デメリットとして自由時間が少ないことや研究の効率が悪くなる場合がある

・研究室配属前にコアタイムについて詳しく聞くことが大切

悔いのない研究生活を送れるよう、あなたの行きたい研究室を選びましょう。

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【監修】アカリクお役立ちコンテンツ編集部
博士号所持者/博士課程在籍経験のある編集者が監修しています。

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