就職活動を始めるにあたって大学院生の皆さまから毎年寄せられる質問に「どのように企業を探していいのかわからない」というものがあります。この質問は、「どこから手をつければよいのかわからない」ということでもあると思います。これは就職活動を始めたばかりで自分自身の価値基準・判断基準が明確になっていないため、企業を探すキーワードがわからなかったり、情報量が圧倒的に少なかったりすることが原因です。この解決方法として、自分が少しでも気になる企業について一度調べてみることをおすすめします。
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大学院卒人材に企業が期待する能力と活躍フィールド
“どこから手をつけたらわからない就職活動”のはじめの一歩
まずひとつの企業について調べてみると、それをきっかけとして職種や業界理解を進めることができます。最初の一歩が踏み出せれば、企業は様々な企業とつながっているので、同業種、周辺業界、そこに含まれる職種について調べていくことができるでしょう。そうすることにより自分自身の視野と情報量が広がり、それまで気づいていなかった価値観や可能性の発見にもつながります。専門との合致を求めて絞り込んでいくことも大切ですが、どこまで視野を広げられるかという観点で調べていくことも大切です。
次に、企業探しの方法や企業との出会い方の例を下記に紹介します。 大学院生ならではの方法も含めていますのでぜひ参考にしてみてください。
企業探しの方法・企業との出会い方
・学会に参加している企業を調べてみる
・展示会やシンポジウムに足を運び、参加企業名をチェックし調べてみる
・就職情報サイトで自身の関心のあるキーワードを入力して検索してみる
・「〇〇 企業一覧」のように「自分の関心のあるキーワード+企業一覧」でWeb検索してみる
・業界研究講座、合同企業説明会などに参加し、様々な企業の話を聞いてみる
・特許や文献を調べてみる
(独)科学技術振興機構(JST)運営のJ-GLOBALでは特許約1,284件、文献約4,537万件、機関約53万機関(※2018年3月時点)のデータベースをもとに企業を探すことができます。
「自分の関心のあるキーワード+株式会社」で検索すると、そのキーワードに関する企業を抽出できるので活用してみてください。
企業が大学院出身者に期待する能力と活躍フィールド
企業が大学院出身者に期待している能力と、実際に活躍できるフィールドは非常に多岐にわたります。下図はその関係をまとめたものです。
図1. 院卒人材に企業が期待する能力と活躍フィールド修士、博士・ポスドクを理系と文系に分けていますので参考にしてください。修士から博士・ポスドクへと段階が上がるにつれ、期待される能力も活躍できるフィールドも増えることがおわかりいただけると思います。