内定者インタビュー
とにかく諦めないで!
文具メーカー 内定
研究分野 生物・農学系
修士課程
Oさん
なぜ研究者ではなく、就職をしようと思ったのか?
修士課程に進学したのは、学部だけでは「研究するということ」を知ることができない。少しでも何か自分の手で知りたい。また、もう少し勉強がしたいと思ったからです。「進学したから研究者になる」とは考えていませんでした。学部時代から「修士を出たらすぐ20代後半になってしまうので、両親に頼って勉強するのではなく、社会に出て自立したい」と考えていました。
就職活動期間は?
6月に就職サイトへ登録し、最終的に翌年の4月中旬に就職先を決めたので、10ヶ月間です。
就職活動に際し、同期や先生に相談したか?
学部時代とは別の大学院へ進学したため、院試前に担当教官と相談しましたが、修了後は就職するつもりでいることを伝えました。
どの業界を志望したか?
文房具業界です。趣味が文房具集めで。 趣味を仕事にするつもりは無かったのですが、就職活動中、自分の興味のある業界はどんなところだろうと思ったのがきっかけです。実は、憧れから食品や化粧品ばかり志望し、苦戦した時、「憧れだけの就活はよくない」と親に言われ、我に返りました。現実と憧れを区別しないと自分の首を絞めると思いました。
面接や試験に向けてどのように準備したか?
普段から身だしなみや健康に気をつけ、面接前には自分の書いた履歴書やエントリーシートを見直しました。試験に関しては、SPIの参考書をひたすら解きました。
試験や面接で一番出題が多かったものは?
面接では「学生時代何を一番頑張ってきたのか」という質問が多かったです。 試験の数学は一般的な問題が多く、WEBテストは選択式がほとんどでした。その他は作文が多いかな。小論文2回や1000文字以上の作文を出すところも。
就職活動全体を通して、よかった・うれしかったこと、いやだった・きつかったことなど
嬉しかったことは、自分のがんばったことを親身に聞いてくれる人事や社員がいた時です。 特に自分の商品に対する評価をプラスに捉えてくれたのが嬉しかったです。また、面接通過時にフィードバックをしてくれた会社がありました。長所を見つけてくださるのは、この歳になっても嬉しいものです。嫌だったことは、せっかく頑張って最終面接の直前まで来たのに、面接官が苦手な方で。面接はぼろぼろでした。
とりわけ面接では?
2月ごろに人事面接で落とされることが多かったので本当に就職できるのかと真剣に悩みました。また、次第に研究室から足が遠のいたことや実験をしたくても中断しなくてはいけないことも辛かったです。あとは、体力を思った以上に使いますね。一日3社回るのが限界です。
就職活動をしている大学院生へのメッセージをお願いします。
就職活動中は諦めちゃダメだと思います。辛いかもしれませんが、どこに縁があるのか分からないのでとにかく諦めないで欲しいです。また、修士で就職すべきか悩むと思いますが、将来、例えば10年後に自分がどんな生活をしたいのか、自分はどの程度研究が好きかを考えることで就職するか、研究を続けるかが分かると思います。そして就職すると決めたら、まず情報収集と就職活動のサイトに登録すること、覚悟することが必要です。思った以上に体力も精神力も時間もお金も費やします。研究と両立できるだろうと考えていると厳しい目に遭います。 あとは研究室の先生と就職の相談をしておかないと、思うように就職活動が出来ません。 特に理系は。そこは気をつけたほうがいいと思いますよ。
アカリクでは、 修士・博士・ポスドクの方の就職活動を支援する「アカリク就職エージェント」というサービスを実施しています。
就職支援コンサルタントによる就活相談や求人紹介により、皆様の就活をサポートいたします。
詳細・お申し込みは下記ページをご覧ください。