先日、経済産業省が日本経済団体連合会および文部科学省とともに公開した「大学ファクトブック2020」によると、「民間企業からの研究資金等受入額」において大阪大学が東京大学を上回り1位となった事が明らかになりました。
![[共同研究]民間企業からの研究資金等受入額(共同研究・受託研究・治療等・知的財産)](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/30837101/picture_pc_d3216362844912aa7bdee20c6635e522.png)
(経済産業省『大学ファクトブック 2020』を参考にアカリク作成)
また、大型共同研究においても同様に、大阪大学が東京大学を上回ったと報告されています。
![[大型共同研究(受入額1千万以上)]民間企業からの研究資金等受入額](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/30837105/picture_pc_eb24dbb05706276dba764c794b14231b.png)
(経済産業省『大学ファクトブック 2020』を参考にアカリク作成)
大型共同研究は、件数でみると全体に占める割合が約4.5%と小さいですが、この5年間で2倍以上に増加しており、金額でみると全体の半分近くを占め、大学における共同研究の受入額への影響が大きいとされています。
経済産業省「大学ファクトブック」
大学の産学官連携活動を企業に紹介するため、産業界との連携実績などのデータを比較評価が可能なかたちに「見える化」したものです。これらを、企業が参考ににすることで、大学の「知の価値」に対して投資を行う参考にし、産業界と大学の連携を促進させることが目的とされています。全国の国公私立大学の基礎情報や組織的産学連携活動などが掲載されています。
まとめ
企業と大学が連携するオープンイノベーションの推進のため、産学連携の拡大化が進んでいます。これは、ますます加速化するであろう動きですので、今後もチェックが必要です。
(文責・高谷翔太)
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