【内定者インタビュー:株式会社ビービージーシー】博士人材を大切にしてくれる社風に惹かれ内定承諾

インタビュー

今回は、アカリク就職個別面談がきっかけで、就職活動への向き合い方が変わり、株式会社ビービージーシーのITコンサルタントに内定された、佐藤さんにお話を伺いました。

―――学生時代はどんな研究をしていたのですか?

学部4年次までは野生動物に関する研究を行っていました。
その後、修士課程に進学し、現在は博士課程の2年としてニワトリの行動把握の自動化や、より簡易的に行動を把握する技術・評価項目の作成などに関する研究を行なっています。
昔から、自然に触れたいという漠然とした気持ちがあり、演習林などが充実している大学を選択しました。もともと恐竜に興味があり、加えて学部在学中に家畜福祉という分野に対して興味をもつようになったため、学部卒業後は別の大学院に進学して鳥類で家畜のニワトリにテーマを絞って研究するようにしました。

―――いつ頃から就職活動を開始されましたか?

D1の初め頃から就活を意識し、少しづつ企業を調べはじめました。その頃は、アカリクではなく、別の就活支援サービスをメインに使っていました。学内の研究棟の掲示板にアカリクのチラシが貼ってあり、こんなサービスがあるんだと思って、その時はひとまず登録だけして活用していませんでした。
インターンの申し込みを検討しはじめた時期に、とある企業からアカリクを経由して「気になる」のアクションが来て、その際に改めてサービスを使ってみました。すると、機能面もコンテンツも意外と充実してるなと思ったので、プロフィール欄だけは埋めておこうと記入したことをきっかけに、アカリクを本格的に使い始めることになります。

プロフィールの充実が、マッチする企業との効率的な出会いにつながる

―――アカリクの使い勝手はいかがでしたか?

アカリクでは、企業にエントリーをする際もプロフィールを埋めていれさえすれば、そのままその内容を送ることでエントリーできるので、毎回ESを書く手間は省けて便利だなと思いました。
それまでメインで使っていたサービスは、企業とやり取りするために毎回企業独自のサイトにログインする必要があったり、エントリーする際に別のサイトに飛ぶ必要があったりと、手間を感じることが多かったです。
その点、アカリクでは企業のエントリーもアカリクのサイト内で完結していますし、研究や学業で日々忙しい理系学生にとって、様々な面において手間が省けるのはとても助かります。
また、アカリク主催のイベントが開催されていたことや、「ある程度基本給が高い」「転勤がない」という2点が就活の軸としていたこともあり、博士人材に特化しているアカリクがメインの就活ツールとなっていきました。

―――参加されたアカリクイベントや、企業からのアプローチについて教えてください。

アカリクのイベントでは、製薬系オンラインイベントをはじめとして、化学系、データサイエンティスト分野の企業が集まっているものなどに参加しました。最初は、企業とのコネクションを作りたいと思って参加したのですが、それよりも企業の求めている人材像などの実情を知ることができたのが良かったです。1社だけでなく、複数の企業の意見をまとめて聞けたことで、業界・企業研究に大いに役立ちました。このようなイベントは、なかなかアカリク以外にはない企画だと思います。
また、「スカウト」「気になる」などの企業からのアプローチの精度の高さにも満足しています。企業側は学生をスカウトする数が限られてる中で、自分にアプローチしてくださるということは、必要とされてるということを感じることができますし、プロフィールをしっかりと読んでくださっていることも分かるので、非常に前向きに企業に向き合うことができたと思っています。

―――アカリクを使う際に、意識していたことはありますか?

最初に登録した際は、プロフィール欄はあまり記入していなかったのですが、企業からアクションが来たことをきっかけに、なるべく充実させるようにしました。内容としては、学振などに提出するために準備していた書類から、一部を抜粋してそのまま記載するようなかたちで埋めていたので、労力はかかりませんでした。その後、個別でインターンの申し込みをする際などには、少しづつブラッシュアップしたりと適宜アップデートして、最新の内容を保つようにしていました。
内定を取りたいという気持ちが強かったので、そのための活動だと考えれば、このあたりは全く苦にはなりませんでした。
プロフィールには、研究内容をはじめとして、全体的に具体的に書くように心がけていました。例えば、趣味の欄に「電車でどこかに行くことが好きです」とだけ書くのではなく、「最近では、〇〇という電車に乗って△△という場所に行きました」などと、具体性を付け足すようにしていました。
また、企業に自分自身の志望をPRできるように、職種はデータサイエンティストやコンサルタントを希望している旨を記載し、希望職種が相手に伝わるように意識していました。企業の方々が、このような内容に目を通して、マッチする職種のスカウトなどといったアプローチをしてくださることに繋がるのだと思います。

自分に正直になると、就活との向き合い方が変わる

―――就活の進め方について教えてください。

就活を始めたばかりの頃は、とにかくどこでもいいから内定を獲得したく、手当たり次第にエントリーをしていました。仕事はどうせ嫌な事をやるものなので、雇ってくれるところであれば特にこだわりは必要ないと思っていたのです。そのような計画性のない就活の進め方をしているうちに、途中でかなり疲れてしまいました。
6月頃に、アカリクの就活アドバイザーの方とお話をさせてもらいました。面談では、手当たり次第にエントリーするような作戦は辞めて、もう一度自己分析から一緒に考え直そうというお話をいただきました。そこから、自分のパーソナリティと会社との親和性を考えながら、企業をなるべく絞るようになりました。もう少し早く相談しておけばよかったと、それまでの時間を盛大に無駄にしたと感じましたね。
面談後は、「自分が働きたいと思える場所であるか」「博士人材として活躍できる環境なのか」という点をすごく重視するようにしました。博士課程の学生を求めてくださっていたり、大切にしてくれそうな企業さんであれば、自分のことも大事にしてもらえるかもしれないと思って、就活に向き合えるようになっていきました。
そこからは、徐々に自分で企業を絞れるようになり、いい意味で自分に素直になりました。闇雲にではなく、自分軸で色々と判断することができるようになったのです。

―――株式会社ビービージーシーとの出会いと、惹かれた理由を教えてください。

アカリクを利用し、自分の就職活動の向き合い方が変わっていく中で、内定先であるビービージーシーから、8月に開催される説明会の案内をいただき、参加することしました。ビービージーシーは、まだ闇雲にエントリーしていた時期にエントリーした企業の1つだったのですが、説明会で「博士課程の方は学生としてではなく、研究を続けてきた成人として採用する」といった旨の言葉をかけていただき、この会社なら博士課程で過ごした経験を活かせるのではないかなと思い、興味が強くなりました。
正直、説明会の案内をいただいた際には、内容や待遇などの詳しい内容を確認する事なく、気軽な気持ちで参加しました。しかし、実際に話を聞いていく中で、今までの自分の経験に対して、大切に向き合ってくれることを感じ、入社意欲が高まったのです。
また、事業内容自体も興味深かったです。それまでは、ITコンサルタントの業務内容についてはあまり知りませんでした。説明会で、インフラ系で地味な仕事だと説明されたのですが、私はリーダーシップを発揮しながら前に立って周囲を引っ張るというより、下から支えて持ち上げる方がパフォーマンスを発揮しやすいタイプで、縁の下の力持ちといった働き方が肌に合っていると感じました。具体的な事業内容というより、抽象的な部分で親和性を感じたのです。

佐藤様

先輩やOBを通じたリアルな情報収集が推進力に

―――ご自身の就活を振り返ってみて、やっておけばよかったと思うことはありますか?

OB訪問はやっておけば良かったなと感じています。院進の際に、大学を変更したこともあって、OBが捕まえづらかったのですが、それでも1〜2社程度は、先輩方を訪問して話を聞いてみれば良かったです。
OB訪問もそうですが、就活を経験した先輩であったり、すでに社会に出ているような方に話を聞くことは、就活を失敗しないための対策を立てるうえで、非常に参考になると思います。
とにかく早めに就活をスタートすることを勧める方もいらっしゃいますが、開始のタイミングはひとまず置いておいて、情報収集については、できるだけ早めに知っておくことが大事だと感じます。先輩の話などから、就活について知った上で、どのように動くかを決めることが重要です。何も知らずに突き進んでしまうと、思い通りに進まずに苦労してしまうこともあるので、事前の情報収集はとても重要だと思います。

「民間企業」「アカデミア」どちらも自分の価値を発揮するための選択肢の1つ

―――最後に後輩へのメッセージをお願いします。

博士課程にいる身として感じるのは、博士課程に進んだからといって、必ずしもアカデミアに行く必要はありませんし、アカデミアに行かないと負け組というわけでもないと思っています。それとは逆に、アカデミアに行く気がないから博士課程に進学しないというのも間違った選択だと感じます。修士、博士を問わず、大学院は自分の人生を豊かにするための手段です。そこで培ったスキルや経験を社会に活かすための手段として、民間企業であったり、アカデミアのポストドクターといった選択肢があります。博士進学は、確かに大変な場面もありますが、あまり気負いすぎず、少しでも興味あるのであれば進学してみることをおススメします。
その後の就職に関しては、ある程度研究活動を行っていれば、どこかしらの企業さんが拾ってくれます。その時期が早ければ早いほど、良い就職先っていうのが巡り巡ってくると思うのですが、あまり考えすぎず、就職活動や今後のことについて考えていただければと思います。
D2の夏頃になると、アカデミアに進むか、民間企業に就職するか、どちらかを決めようとする人がすごく多くなります。しかし、それはあまり得策ではないように思います。もしアカデミアに進むことを決めた場合、企業就職という選択肢は完全になくなってしまいます。アカデミアの世界が全てになってしまって、どんどん思考が狭まっていくと思うのです。逆に、企業就職を選んだ場合も同様です。
どちらかに決めてしまうのではなく、気になる企業があればエントリーしてみて、内定もらった後に、アカデミアと総合的に比較したうえで、どちらかを選べば良いのではないでしょうか。アカデミアに不必要にこだわる人が多いですが、アカデミアも1つの就職先として考えて、企業と双方比較しながら就職活動を進めていくという考え方が、バランスが取れて良いのではないでしょうか。

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