25卒
2025/01/10 公開
■詳細
・外国出願用英文明細書の作成
日本出願された明細書を基に、外国出願用の英文明細書を作成します!この際には単に単語を英単語に置き換えるのではなく、技術内容を把握した上で記載された内容の趣旨が維持されるように、必要に応じてネイティブスピーカーに相談しながら作成を行います。
・外国特許庁からのオフィスアクション(拒絶理由)対応
外国の現地代理人との交信は英語がベースとなります。海外の特許制度は国ごとに異なるので、その国の制度を考慮したうえで、有益な対応を日本クライアントに提案します。また、日本クライアントからの指示を受けて、外国の現地代理人に指示を出します。
・英文明細書を基とした、日本出願用の日本語明細書の作成の補助
外国クライアントから提供された英文明細書を基にして、日本特許庁に提出するための日本語明細書を作成補助します。
・日本特許庁からの拒絶理由通知書への対応補助
日本特許庁からの拒絶理由通知書の内容を外国クライアントに伝達し、考えられる対応を提案する補助をします。外国クライアントとの交信は英語がベースとなります。また、外国クライアントの指示を受けて、日本特許庁に提出するための応答書を作成する補助をします。
■専門性
私たちの仕事は、一つの側面から見ると一種の文筆業です。同じ題で作文してみても、文章は人によって異なり、このことは技術文章、またその翻訳文についても言えます。ただ、特許の文書を作成する際の特色としては、単に頭の中の概念を表現する表現力があるだけではなく、技術内容を正しく理解することが前提となっていることが挙げられます。特に、翻訳文を作る際には、原文章の意味を正しく読解する→そこから技術内容を正しく理解する→その意図に沿って、なおかつ原文章の表現を逸脱することなく翻訳後の言語に置き換えるという作業が必要となります。読解力、技術理解力、文章表現力を併せ持つことはとても難しいことであり、高い専門性を有しています。
そしてまた、国内のクライアントと交信するときでさえ、相手に理解してもらうには相手の立場に立って文章を作成することが求められます。ましてや、外国のクライアントと交信する際にはいっそう説明を上手にしないと伝わりません。このためには、前提として、相手のことをどれだけ理解できるかということが関係してきます。