博士・ポスドク 仮面座談会 Vol.1

インタビュー
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この度、アカリクがフリーペーパーを発行していた際に連載していた「仮面座談会」を復活させました!

記念すべき復活第一弾は、様々なバックグラウンドの博士の方にお集まりいただき、
お話いただいた内容をお届けします。

当日、会場は大いに盛り上がり、笑いが絶えない座談会となりました。
盛り上がった分ボリュームもありますので、何回かに分けて公開いたします。
まずはこの第一回を是非お読みください!

数学さん 数学系専攻 博士課程

医学さん 医学系専攻 博士課程

芸術さん 芸術学系専攻 博士課程

環境さん 環境系専攻 博士課程

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自己紹介をお願いします

数学さん:私は韓国の出身で大学から日本に来て8年になります。専門は数学で分布や整数論の研究を行っています。既に修論が雑誌に掲載されているので、来月に投稿する二本の論文のうち一本が通れば修了の要件は満たします。ただ、今はアカデミックよりも就職を考えていて、来年からは就職活動をする予定です。

医学さん:私の専門は女性医学で、女性特有のがんのメカニズムについて研究をしています。来春からは医薬品業界の臨床開発の仕事に就くことが決まっています。

芸術さん:私は音楽大学で、ピアノの実技と現代音楽の作品研究をしています。修士を修了してからしばらく非常勤講師として働き、その後に博士課程に進学しているので、きっと皆さんよりも年齢が高いのかな?来春からは音楽とはぜんぜん違う介護系の社会福祉法人に就職することが決まっています。

環境さん:私は海洋生物の生態について研究をしています。フィールドワークも多いので、研究と称して年中海に潜っています。(笑)来春からは研究してきたことが活かせるベンチャー企業に入社することが決まっています。

なぜ博士課程に進まれたのですか?

数学さん:私は昔から数学が大好きで中1の頃から数学者を目指していたので、気づいたら博士に進学していましたね。(笑)

医学さん:私もとにかく研究が好きでしたね。学部時代からずっとがんの研究をしていたんですが、修士の時に婦人病になったことがきっかけで、同じように苦しんでいる女性を救いたい!という思う気持ちが強くなったんです。そこで女性特有のがんを研究しようと、博士からは女性特有のがんを研究している研究室に進もうと考え、研究室を変更しました。ただ、今の研究室がM.D.(編集注:医学部出身の臨床医)ばかりだったので、私のように医療資格もない未経験者を受け入れてもらえるのかと不安もありましたが、先生に自分の思いをぶつけてみたところ快諾していただけたんです。

その時に思ったのは、考えてばかりいないで行動しちゃえば案外なんとかなるもんなんだなってことですね。(笑)今は研究室以外でも研究のことばかり考えて過ごしているんですが、周りからは「いつも楽しそうだよねー」なんて言われるんです。今も昔も研究が好きなのは変わらないのですが、振り返ってみれば修士の頃は病気もあったし、研究室の雰囲気にもなかなか馴染めず、人間関係もあまり良くなかったので、楽しい研究生活という感じではありませんでしたね。でも、今はすごく恵まれた環境で研究できているし、ちょっとした事でも幸せだと感じることができるんです。博士での経験は一生の財産だと自信を持って言えますね!!

芸術さん:博士に進んだ理由は二つあります。一つはもっと深く研究をしたいと思ったことです。修士の時に紀要に論文を書いたのですが、自分の実力ではこれ以上深いものは書けないと限界を感じ、もっと深く調べてちゃんと論文を書ける勉強をしたいと考えていました。もう一つは大学の教員になりたいという気持ちが強かったことです。非常勤講師として教えていた時に自分が渡せるものはすべて渡し尽くしてしまったなと感じた瞬間があって、もしこれから先も教育の場に身を置くのならば、自分自身さらに学ばないとダメだろうと考えたんです。ただ単に研究をして論文を書くだけならば普通の文学部に進むという選択肢もありましたが、同時に実技もやっておきたかったので音大に進みました。ここでしっかり実技も学んでおけば、きっと今後のキャリアにとってプラスになるだろうと思ったんです。

環境さん:私は小さい頃から環境問題に興味があって、ぼんやりと「科学者になりたいなー」と考えていたんです。大学は環境保全とかではなく自然の神秘を解き明かす理学に興味を持って進んだんですが、もともと野外活動が好きだったので探検部に入って海洋調査だとかちょっとした企画なんかもやっていました。フィールドワークをやっていると「研究って面白いなー」って思えるんだけど、論文を書く作業がすごくめんどくさくて…卒論を書きながら、「こんな作業が続くなら博士まで行くのはやめようかなー」なんて考えていたんです。

でも、修士の時にものすごく大きな発見をしたことがきっかけとなって博士に行くことに決めました。その発見というのも、誰も行かないような無人島に私が目をつけて、現地調査のための研究費を申請し、獲得したお金で調査に行って見つけたもんだから、すごくうれしくて…こんな大きな発見をしたのに他の人にやられるなんていやだ!将来どうするかはこれをやりきってから決めればいいかと考えたんです。

数学さん:私も自分で研究費を取って海外の学会に出張したことがあるんですが、世界中の研究者と交流して議論することで、ものすごくいい刺激を受けて研究が進みました。やっぱり研究がうまくいくと楽しいですよね。でも、お金の問題が大きいというのもまた事実で、研究費にも限度はあるし、定年になった親にいつまでも甘えてもいられないなという思いもありますから…学位の取得を一つの区切りとして、これから自分はどうやって生きていくかを決断しなきゃいけないんですよね。


【アカリクより】

第一回はここまでです。

お金の話が飛び出しましたので、第二回はその名もずばり、「お金」をテーマにお話いただいた内容になります。お楽しみに!

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