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株式会ネ土アイレップ 執行役員 ソリューション統括本部 生命環境科学研究科 植物発生生理学 出身

2015/02/25 掲載

自分に正直に生きる。
そのために自己理解を深める努力を怠らない。

大学院時代の研究内容を教えてください

大学では、花が咲くタイミングを自由にコントロールできる、花咲かじいさんを目指して、絶対的短日植物であるアサガオの咲く仕組みについて研究していました。シロイヌナズナをはじめ多くの植物は、花成誘導に数サイクルの光周期を必要とします。一方で、絶対的短日植物であるアサガオは、たった一回の短日処理で花成が誘導されます。高校生物のテストで、アサガオの葉っぱをたった1枚でもアルミホイルで覆うと花が咲く。という問題を見たことがあるかと思います。この現象に関する分子生物学的メカニズムの解明を目指し研究しました。
大学院では、将来研究者になることを見越して、なるべく多くの研究手法を身につけたいと考え、同じ植物生理分野ではありますが、研究室を変更しました。新しい研究室では、豪雪地域でも栽培可能な穀物の開発を目指し、植物環境ストレス(特に低温ストレス)応答機構の解明目標に研究を行いました。
大学院では平行して、高校生に遺伝子組み換えの実験を体験してもらう、出張授業も実施しました。日本では、遺伝子組み換え食品というキーワードで、ネガティブな印象ばかりが先走りしてしまっています。そこで、楽しい実体験を通して正しい知識を広めるために活動していました。そのときから、難しいことを伝えること、正しい知識を広めることにこだわりがあったと思います。

就職活動はどのようにされたかお教えください

大学の同級生、先輩方の進路をもとに、初めは食品会社などの研究職に進むことを考えていました。しかしながら自己分析を進める中で、私が好きなのは何かを解明する”研究”ではなく、研究を通して解明された正しい知識を世の中に”伝える”ことであると気づき、方針を大きく修正しました。
家族全員教師ということもあり、次に興味を持ったのは教育分野です。自分が研究していたような難しいことを、もっとわかりやすく多くの人に伝えていくような仕事ができないかと探しました。
ただし、なりたい職業は教師ではありませんでした。私は、私の発見したこと、私の知っている情報を発信したいのではなく、誰かの情報を、その情報を求めている人に“届けたい”と考えました。その情報を求めている人と、情報を提供したい人をつなぐことができる立場はなんだろう。と考えたときにたどり着いたのが「インターネット」の存在でした。
ただ、「インターネット業界=営業会社」という先入観があり、やりたいこととしてはマッチするものの、自分が働くイメージは、まったくついていませんでした。なので、業界が決まったあとは、会社の理念、先輩社員の働き方を中心に選定し、自分が働くイメージが湧く会社を見極めるようにしました。

現在はどのような業務を行っていますか?

業務風景 入社後は、SEO(Search Engine Optimization)グループに配属され、SEOディレクターを務めることに。
SEOに関する知見はまったくありませんでしたので、最初の頃はトレーナーであるグループマネージャーからほぼ一対一で指導を受け、出来の悪い自分に悩みながら泣きそうな毎日を過ごしました(笑)
そんな私もいまでは、常時5〜6社のお客様の案件を受け持って仕事をリードしていけるように。SEOディレクターというのは、お客様のWebサイトを、検索エンジンとの親和性を高めてより多くのユーザーの目に触れさせるように仕立てていくことがミッション。まずはお客様のWebサイトを分析し、どんなキーワードでユーザーが流入し、そのWebサイトがどのように検索エンジンに扱われているのかなどを明らかにして、その改善策を考えていきます。
現在ではマネジメントや経営に携わる機会もいただく事ができ、一担当者としてだけではなく組織作りや社員の育成にも力を入れています

業務のやりがいや、大変なことをお教えください

日常業務の風景 SEOでの分析作業を社内では「山ごもり」と呼んでいるのですが、アイレップでは、それを妥協なく徹底的に行っています。お客様に改善策を提案するにあたって、なぜそのキーワードなのかとか、なぜこのルールでタイトルを表現するのかとか、本当に納得いただける根拠を求めてとことんまで追求していく。一般ユーザーのブログやツイートの内容も参照して、お客様の商品に対して世間がどんな関心持っているのかを調べ上げていく。この「山ごもり」、大変ですが、私としては分析が提案として形になっていくプロセスが面白く、やりがいを感じる仕事です。 お客様によっては、SEOを実施する上で考えられるキーワードは数万点に及ぶことも。そのすべてをWebサイトに盛り込むことはできませんので、その中で注力すべきキーワードを選び出すところに知恵が求められます。また、そのWebサイトのユーザビリティやデザインとの兼ね合いもありますので、そのバランスを見極めていくことにも腐心しています。こうして改善したWebサイトで成果を出せた時は、やはりうれしいですね。先日、あるお客様のWebサイトの改善に関わり、300倍ものアクセスを獲得したことも。その時は、本当に誇らしい気持ちでお客様に報告することができました。

大学院生へのメッセージをお願いします

まずは、自己分析を納得するまでしてください。
私は、就職活動中の自己分析が、5年たった今でも役立っています。自分を認識することはどんな場面でも大切で、根幹の価値観を自分自身が認識しているかいないかによって、成長スピード、日常の充実度に大きく影響すると感じます。
とくに、このタイミングでの自己分析を大切にしてください。たとえば女性だと、結婚するかもしれないし、子育てするかもしれないし、など、将来のことに関して考えるかと思います。でもそのような不確定要素を気にしていたらキリがありません。まずは、周りの環境によって左右されることのない自分の価値観を優先してみてください。
次に、“理系の大学院”というと、大学院の専攻をもとに進路を決めないと。。。と考えがちですが、研究内容で決めるというのは手段の一つにすぎません。
自己分析の結果、仕事内容が一番ではないとわかった上で、仕事の具体的な内容で会社を選んでしまうと、思いがけない配属や、やりたいこととニアピンの業務内容に納得できなくなってしまいます。会社に入った後はどんな仕事が来るかわかりません。でもその会社で働きたいと思えることができるためには、会社の考え方、目指している姿に共感できるかどうかが大切であると思います。もちろん、自己分析の結果、仕事の内容や研究内容との関連性が一番大切な指標なのであればOKです。
結果、自己分析を大切にしてください!


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