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大学院生・若手研究者のキャリア選択

大学院生がキャリア構築を考える際のポイント

「どのような仕事を選び、どのように成長していくのか」この問いに対する回答は時代の変化とともに企業主導から個人主導に変化してきています。どのような人物として社会で活躍していくか、ということを自分自身で考える必要があるのです。そんなこれからの時代、大学院生がキャリアを構築していく際に押さえておくべきポイントをご紹介します。

①「専門分野」「研究」のみにこだわる必要はない
就職先を見据えて戦略的に研究テーマや専攻を選択している大学院生は少ないのではないでしょうか。大学での専門や研究は社会全体からみればごく一部の世界です。大学院生は「研究の面白さ」「物事を深く追求する面白さ」はよく知っていますが、例えば「製造/生産」「営業」「マーケティング(企画・開発)」「調整」「物流」「広報」「人事・総務」などの仕事の面白さややりがいについては未体験です。しかし仮説検証や論理的思考力のような研究のプロセスを通じて得た能力は他の仕事や職種においても通用するものなのです。研究生活で培った能力は研究職以外でも、社会の様々な場所で応用が効くということはぜひ覚えていてください。
キャリアを考える際、過去を振り返り、自身の価値観を掴むことは重要ですが、過去に固執しすぎると新しいスタートが切れず足取りが鈍ることがあります。大学院生がキャリアを考える際には、現在の「専門分野」「研究」に固執しすぎず、幅広い視点から自身の能力や価値観、これからの人生について考えることが大切です。
②企業への就職以外のキャリア選択肢も視野に入れる
大学院生の人口は学部卒の人口の10%以下であり、大学院生は社会全体からみると少数派です。そのため一般的な就職活動ではあまり検討されないような、大学に残るという選択、研究機関への就職、公務員、学校教員・職員、特許事務所、法律事務所、政策秘書、研究開発型ベンチャー企業、NPO、起業など、就職情報サイトに掲載されていない様々な選択肢が存在します。また大企業と呼ばれる層は企業全体の0.3%しか存在せず、残りの99.7%が中小企業です。就職ナビに掲載されているような採用規模の大きな会社が世の中のすべてではないことも認識し、個別面談を通じてマッチする求人の紹介やサポートを受けられる「エージェントサービス」の活用や先輩へのヒアリングなど、自分に合った情報収集をしましょう。
③常にキャリアビジョンを持つ
就職活動においても就職してからも、自らのキャリアビジョンを持つ必要があります。前述したとおり、仕事と働き方は常に自己決定するものなのです。最初から最終的なゴールを明確に設定することは難しいため、方向性だけは定めておいて、詳細は状況に応じて修正していくとよいでしょう。 下図は年齢に応じたキャリアビジョンと充実感をグラフ化したものです。
キャリアビジョンの描き方

図1. キャリアビジョンの描き方

タテ軸は「充実感/満足感/蓄積感」を、ヨコ軸には「時間(年齢)」を設定します。これをもとに自分の人生がうまくいっているとき、どんな「充実感/満足感/蓄積感」を感じているのかを常に意識しておきましょう。特に「蓄積感」については、「何を蓄積しているのか」「蓄積したうえで次に何ができるか」ということを考えるように習慣づけましょう。それに基づいて第2、第3の職業人生の準備を始め、変化を常にチャンスと捉え、主体的にキャリア構築を行ってください。人生は予測不可能なことが起こるものですから、いきなりゴールを設定せず、変化がある都度自分の心に問いを投げかけることが充実感の高い人生につながるでしょう。

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