効率的に自社の魅力をアピールできると話題なのが、社員紹介動画です。社員紹介動画があれば会社のリアルな雰囲気が伝わり、求職者もその会社で働くビジョンを持ちやすくなるでしょう。
しかし、社員紹介動画をどう作ればよいか、本当に手間をかけて社員紹介動画を作るメリットはあるのか、お悩みの方は多いはずです。
そこでこの記事では、社員紹介動画の詳細やメリット、動画作成の手順やコツを解説します。自社に合った動画を作成し、より良い人材の採用に繋げましょう。
目次
今話題の社員紹介動画とは?
社員紹介動画とは、自社の社員を動画形式で紹介し、会社の雰囲気や働き方、仕事内容を伝えるものです。社員紹介動画は社員インタビュー動画とも言われ、多くの企業が作成しています。
作成した動画は自社の公式サイトや求人サイトに掲載するだけでなく、会社説明会や面接、SNSなどの場でも使えるため、一度作れば会社の資産としてさまざまな場所で活用できるでしょう。
社員紹介動画の作成目的な内容は、企業によって大きく異なります。自社の採用には何が足りていないのか分析し、課題を解決できる動画を作りましょう。
社員紹介動画の種類と特徴
社員紹介動画には、大きく分けて3つの種類があります。それぞれのタイプで伝わるイメージや内容が異なるため、自社にはどのタイプが最適か、話し合う場を設けましょう。
ここからは、社員紹介動画の3タイプについて、特徴とメリットを紹介します。動画内容を決める際、ぜひ参考にしてください。
1人の社員を特集するタイプ
1人の社員に焦点を当て、特集するタイプです。このタイプの動画には次の2種類があります。
- 1人の社員にインタビューを行う
- 1人の社員に密着し1日のスケジュールを伝える
1人の社員のみが出演するインタビュー形式の動画は非常に作りやすく、スケジュール調整もしやすいので動画作りが初めての企業に適しています。
しかし、インタビューの様子を流すだけでは構図が単調になってしまい、観ている人を飽きさせてしまうかもしれません。カットやアングルなどを意識し、工夫をして撮影する必要があります。
一方、密着形式の動画は動きが多いため、最後まで楽しんで観てくれる求職者は増えるでしょう。また、働く社員のリアルな様子を伝えることで、入社後のイメージを持ってもらうことが可能です。
ただし、密着形式の動画では撮影場所が増えるため、動画完成までには時間がかかります。また、編集も難しくなるため、自社のみでまとまった動画を仕上げるのは難しくなるでしょう。
複数の社員を特集するタイプ
複数の社員にインタビューをして、やりがいや仕事内容などを説明してもらうタイプです。さまざまな視点・立場にある社員の意見や考え方を知ることができるため、幅広いシーンで活用できる形態です。
ただし、複数の社員にインタビューしていると動画の時間が長くなり、最後まで観てもらえなくなる可能性が高まります。また、撮影時間も長くなるため、制作負担は大きくなるでしょう。
複数の社員にインタビューするタイプの動画では、社員の話を短時間でまとめる工夫、視聴者を飽きさせない編集技術が必要になります。
座談会形式で社員同士が互いに話し合うタイプ
複数の社員が一堂に会し、座談会形式で話し合うタイプです。緊張がほぐれ、本音を引き出しやすくなるだけでなく、求職者に対しては社員同士の仲の良さをアピールできるため、動画の効果としては非常に高いでしょう。
ただし、座談会形式は細かい台本なしで進むことがほとんどであり、どのような動画が完成するか事前に予想しにくい部分があります。また、社員同士の仲が良くない場合、編集でカバーしても観ている人に良くない雰囲気が伝わり、逆効果となる可能性もあるでしょう。
座談会形式で動画を作る際は、社員の選定が非常に重要です。また、だらだらと社員同士が会話するだけの内容にならないよう、上手く場を回す司会役の確保も必要になるでしょう。
社員紹介動画を作成するメリット
社員紹介動画の作成には手間がかかりますが、一度作成すれば大きなメリットが得られます。社員作成動画を作るか悩んでいる企業は、動画を作るメリットについて、見ていきましょう。
会社のリアルな雰囲気が伝わる
社員紹介動画では社員の様子をそのまま映すことができるため、会社のリアルな雰囲気が伝わります。せっかく会社に入っても、職場の雰囲気が合わず、短期間で退職を選択する人は少なくありません。
しかし、社員紹介動画を作り職場や仕事の雰囲気が伝わるようにすればミスマッチが減り、会社に長く勤めてもらえるでしょう。
観た人に強い印象を残せる
動画は視覚、聴覚両方に作用するため、文章だけ、音声だけの採用ページより強い印象を残せます。
とくに若い世代の中で動画の影響力は非常に高く、動画による解説を取り入れている組織は官民問わず多くあります。短時間で自社のことを効率よくアピールするなら、社員紹介動画の活用が最適でしょう。
SNSを含めさまざまな場所で活用できる
一度作成した社員紹介動画は、YoutubeなどのSNS、会社説明会、公式ホームページ、求人サイトなどさまざまな場所で活用できます。それぞれのプラットフォームに合わせて動画を編集すれば、動画の効果はさらに高まるため、求める人物像に合ったプラットフォームを選びましょう。
また、数年前の動画であっても、質の高いものであれば少し編集をするだけで繰り返し使えます。そのため、一度力を入れて社員紹介動画を作成すれば、会社の大きな資産になると言えるでしょう。
社員紹介動画作成の手順
社員紹介動画をスムーズに作成するには、綿密な計画が必要です。ここからは社員紹介動画の基本的な作成方法を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
1.社員紹介動画の作成目的を決める
まずは社員紹介動画を作る目的を決めましょう。仕事について知って欲しいのか、会社の雰囲気を把握して欲しいのか、働き方について紹介したいのか、それぞれの目的で最適な動画構成は異なります。
また作成目的を決める際は採用のターゲットを細かく決め、そのターゲットの欲しがっている情報を中心に考えることが大切です。
作成目的が定まっていない状態で動画撮影を開始しても、まとまった動画に仕上がりません。最初に担当者間で目的を共有し、ゴールを設定しましょう。
2.客観的に自社の魅力を探す
現在、多くの企業が社員紹介動画を作成しているため、競合他社と内容や構成が被る可能性は高いでしょう。しかし、求職者は、短期間で大量の社員紹介動画を見ます。似たような内容ではなかなか印象に残らないため、自社独自の魅力を探すことが大切です。
まずは他社を比べ、自社にはどのような特徴があるのか把握してください。その特徴の中で、ターゲットに合うものは重点的にアピールしましょう。
自社の魅力がわからない場合は、実際に働いている社員の感想を聞くのがおすすめです。担当者間でも「どうしてこの会社で働き続けているのか」「いまこの会社で働いていて何が楽しいのか」問いかけ合い、独自の魅力を探してください。
3.出演する社員を決定する
社員紹介動画の内容や目標が決まったら、出演する社員を決めましょう。出演する社員が複数いる場合、早い段階でスケジュールを押さえておかなければ期日までに動画が仕上がらない可能性があります。候補となる社員には早めに声をかけ、予定を開けてもらいましょう。
出演する社員を決める際は、社員が会社の伝えたいイメージと合致しているか、改めて確認する必要があります。どの社員を選べば良いか分からない場合、紹介したい部署の代表者に相談し、最適な社員を選んでもらいましょう。
社員を複数人出演させ、座談会形式で動画を作成する場合、社員同士の仲の良さも非常に重要です。動画作成担当者が出演者を全て決めるのも良いですが、出演する社員を数人決めた後、その社員に普段から交流のある人を紹介してもらうのもおすすめです。
4.インタビュー内容を決める
出演する社員が決まったら、インタビューをする内容を決めましょう。座談会形式の場合は、トークテーマを決めてください。
社員へのインタビューで使える質問には、次のようなものがあります。
- この会社に入社を決めたきっかけは何ですか?
- 入社後、最初に担当したのはどのような仕事ですか?
- 現在はどのような仕事をしていますか?
- 今の仕事のやりがいは何ですか?
- 勤務後や休日はどのように過ごしていますか?
質問する内容は、動画を視聴するターゲットに合ったものにしましょう。例えば新卒社員を集めたい場合、「学生時代にしていたこと」「就活で意識していたこと」など、ターゲットとなる学生と共通する話題をインタビューに盛り込んでください。
どのような質問をするか事前に出演する社員へ伝え、準備をしてもらいましょう。
5.動画を撮影する
あらかじめ決めたスケジュールに沿って、動画を撮影しましょう。
動画撮影の最中に、予定外のトラブルが発生することもあります。とくに機材関係のトラブルは解決するまでに時間がかかるため、事前に動作チェックなどを行なってください。
また、動画編集のことを意識したうえで動画を撮影しておくと、後が楽になるでしょう。
6.動画を編集する
撮影した動画を編集しましょう。動画編集には、専用のソフトを使うのがおすすめです。
昨今は、無料で使えるハイクオリティな動画編集ソフトもあります。かけられる予算が少ない場合は無料編集ソフトを活用してみましょう。
動画編集は非常に難しいため、できる限りプロに頼むのがおすすめです。自社で作成する場合、動画編集に詳しい社員がいないか事前に調べ、なるべく経験者に任せてください。
7.目的に沿った場面で公開する
動画が完成したら、出演した社員にもチェックしてもらい、公開しましょう。社員紹介動画の公開場所は、さまざまです。SNSの影響力が大きくなっている現在、YoutubeやTikTokなどに動画を投稿するのも良いでしょう。
ただし、あらかじめ決めた採用ターゲットに見てもらわなければ、せっかく作った動画の効果も落ちてしまいます。ターゲットに興味を持ってもらえるようなプラットフォームを選び、公開しましょう。
効果的な社員紹介動画を作成するコツ
コストをかけて社員紹介動画を作るなら、なるべく効果を高めたいと考える企業は少なくないでしょう。そこでここからは、社員紹介動画の影響力をさらに高めるポイントについて5つ紹介します。
短時間でターゲットの興味を惹けるよう、魅力的な動画を作りましょう。
動画で伝えたいメッセージを明確にする
社員紹介動画を作る際は、核となるメッセージをはっきりさせましょう。社員がただインタビューに答えている様子を映すだけでは企業側が動画で何を伝えたいか分からず、見る人の印象に残らない可能性が高いです。
「これだけは伝えたい」といった内容があれば、動画内に文字として表示するなど、工夫をしましょう。社員紹介動画の作成が多くの企業で行われている現在、メッセージを明確に示すことは他社との差別化にもつながります。
まずは動画内で伝えたいメッセージを決め、出演する社員とも共有しましょう。
動画の長さをターゲットに合わせ調整する
社員紹介動画の長さは、ターゲットに合わせて編集で調整する必要があります。自社への関心が高いターゲットに対してであれば、10分程度と長い動画についても最後まで見てくれるかもしれません。
しかし、自社についてほとんど知らない求職者をターゲットにする場合、動画は5分程度におさめるのが良いでしょう。自社について全く興味のない求職者に対しても自社の存在をアピールしたい場合、動画内容を数分にまとめるのもおすすめです。
どのような層をターゲットにするのか明確にし、ターゲットに合わせて動画時間を調整しましょう。いくつかパターンを作っておき、場面によって使い分けるのも有効です。
社員を主体にしすぎないよう注意する
社員紹介動画でメインを務めるのは社員ですが、動画作成の目標はあくまでも会社のアピールです。社員の紹介だけで動画を終えてしまわないよう、注意しましょう。
社員紹介を通じ効果的に会社のアピールを行うには、次のようなポイントを意識することが重要です。
- メッセージを明確にする
- 社員は個性を出しすぎない
- 会社の魅力を引き出せる質問を選ぶ
優秀で個性的な社員にインタビューするのは良いですが、社員の個性が出過ぎると会社全体に対する印象が薄まります。会社主体の動画になっているか、といった視点で、出来上がった動画を見直す必要があるでしょう。
自社のネガティブな側面も伝える
社員紹介動画にリアリティを求める求職者は少なくありません。若い世代にとって、SNSはリアルな情報を知れるもの。SNSに動画をアップする場合は、「本音の意見を聞きたい」「会社のリアルな雰囲気を知りたい」といったニーズをしっかり意識する必要があります。
リアリティを出すためにもっとも効果的なのは、自社のポジティブな面だけでなくネガティブな面もはっきり伝えることです。
「こういった仕事は正直大変です」「仕事が辛いと感じる時もあります」などネガティブな情報を社員がはっきりと口にすれば、風通しの良さを効果的にアピールできるでしょう。
カットやBGMを変化させ飽きさせない工夫をする
インタビューや座談会形式の社員紹介動画は撮影場所がほとんど変化しないため、動画の途中で飽きられてしまいがちです。シーンによってBGMを変える、社員だけでなく会社の外観、オフィスなどをバックに映す、といった工夫をしましょう。
また、重要なメッセージを伝えるシーンでは動画にテロップを入れ、目立たせるのもおすすめです。出来上がった動画を見直し、メリハリのある作りになっているか確認してください。
社員活用動画の活用事例5選
社員紹介動画を作る際は、チーム内でイメージを共有するため他社の社員紹介動画をチェックするのがおすすめです。ここからは社員紹介動画を作成した企業とその動画の特徴について解説するので、ぜひ参考にしてください。
クックパッド株式会社
出典:クックパッド株式会社
料理レシピコミュニティサイト「クックパッド」を運営するクックパッド株式会社では、社員インタビューを含めた約6分の動画を新卒採用ムービーとして公開。複数の社員にインタビューすることでさまざまな仕事を効率的に紹介しています。
クックパッド株式会社は社内でインタビュー動画を撮影しており、インタビューの最中も時々職場やイベントの様子が映るようになっているため職場のリアルな雰囲気が伝わります。
視聴者を飽きさせないためにも、さまざまなシーンやカットを入れ動画を作成することは非常に重要でしょう。
参考:クックパッド株式会社 「Cookpad 2018新卒採用ムービー」
株式会社ヒノデ
出典:株式会社ヒノデ
オートバックスのフランチャイズ経営を行う株式会社ヒノデは、自社の採用専門ページにて3種類の社員紹介動画を掲載しています。それぞれの動画は3分程度と短めになっており、興味のあるものだけ短時間でチェックできるのが非常に効率的だと言えるでしょう。
実際の社員紹介動画では、会社の特徴や魅力、仕事のやりがいについて社員個人が熱く語っています。話すシーンだけでなく実際の職場や仕事をしているシーンもたくさん映っており、会社のリアルな雰囲気も伝わります。
参考:株式会社ヒノデ 「動画でみる、ヒノデの社員インタビュー」
Datumix株式会社
出典:Datumix株式会社
デジタルツインという技術を用いて物流業界のDXを行うDatumix株式会社は、CEOを含めさまざまな立場の人物に焦点を当て、インタビューを行なっています。
Datumix株式会社の社員動画で特徴的なのは、外国人社員への英語インタビューがあること。Datumix株式会社はアメリカに本社を置く企業の日本支部であり、世界で活躍できるグローバルな人材を求めています。
社員紹介動画でグローバルな職場環境をしっかりとアピールすることは、ミスマッチ防止にもつながるでしょう。
参考:Datumix株式会社 「採用動画 |社員インタビュー」
株式会社インターファクトリー
クラウドコマースプラットフォーム事業などを行う株式会社インターファクトリーでは、自社メディアサイトに社員紹介動画をまとめています。1本あたりの動画が2分程度と短く、内容ごとに動画が分かれているため忙しい求職者もチェックしやすいでしょう。
株式会社インターファクトリーで公開されている社員紹介動画は、内定者が取材・編集したもの。動画の質としては高くありませんが、内定者にとっては自社を知る良い機会となったでしょう。
また、社員紹介動画と併せて公開されているNG集では、会社のリアルな雰囲気が分かります。編集の結果どうしても入れられなかったシーンは、NG集としてまとめるのもおすすめです。
丸紅株式会社
出典:丸紅株式会社
求職者向け動画ではありませんが、総合商社としてさまざまな事業を展開する丸紅株式会社は海外を含む丸紅グループ社員に向け、新社長を紹介する動画を公開しました。
大きな企業になると、一般の社員が社長に会う機会はほとんどありません。新しい社長に親近感を持ってもらうため、動画で社長の思いを伝えることは非常に重要です。
丸紅株式会社では、本来社内向けであった新社長へのインタビュー動画を、SNSで全世界に公開しています。社内向けの動画も幅広く公開することで、会社のリアルな雰囲気を伝えられるでしょう。
参考:丸紅株式会社 「【特別企画】丸紅 柿木社長への30の質問」
社員紹介動画を外注すべき企業とは
社員紹介動画作成の経験がない場合、自社だけで全ての工程をこなすのは非常に困難です。必要に応じて外注サービスを使い、効率的に動画作成を進めましょう。
動画作成における外注・内製のメリット・デメリットは次のとおりです。
内製 | 外注 | |
メリット | 費用が削減できる
自社のイメージに合う動画が作成できる |
高い品質の動画が作れる
作成の工数を削減できる |
デメリット | 動画作成の機材調達に時間がかかる
製作担当に大きな負荷がかかる |
依頼先によって品質がばらつく
高い品質を求めると費用がかかる |
内製で動画を作成すれば、動画にかける予算をかなり抑えることができます。動画撮影・編集の経験者がいるなら、自社で動画作成に挑戦するのも良いでしょう。
一方、先ほどの表で説明したメリット・デメリットから見て、次のような企業は社員紹介動画を外注すべきだと言えます。
- 余裕のある社員がいない企業
- 採用予算に余裕のある企業
- 動画作成に必要な機材・ツールを持っていない企業
動画作成の外注を安く済ませるなら、フリーランスの活用も有効です。しかし、実力にはバラつきがあるため、過去の実績を必ず確認し、経験豊富なフリーランスと契約しましょう。
まとめ:社員紹介動画で会社の魅力を伝えよう
社員紹介動画を作れば、会社のリアルな雰囲気が伝わり若い世代に魅力を訴求しやすくなります。また、説明会や自社公式採用ページなどさまざまな場面で活用できるため、一度製作すれば繰り返し使えるのもメリットです。
ただし、社員紹介動画作成時には求職者の視点を最も大切にしなければいけません。自社社員の紹介だけで終わるのではなく、どのような雰囲気でどのような仕事をしているのか、仕事についてどのような思いを持っているのか、しっかりと動画で伝える必要があります。
外注も含めさまざまな方法を検討し、最適な動画を作ってください。作成した動画については、採用サイトなどで公開しましょう。理系専門の就活サイト・アカリクではスカウトサービス、イベント開催のサポート、エージェントサービスが利用できます。
エンジニア採用をするなら、ぜひアカリクで採用動画を活かしてください。