25卒
2024/03/07 公開
◎CADを使用した設計・方案の作成をお任せします。
お客様が求める製品の設計図(主に機械図面)を確認し、図面をもとに鋳物で作るための鋳造方案図を作るお仕事です。鋳物は寸法通りに型を作ればいいだけでなく、鋳物の性質を考慮し、冷え固まっていく際に鉄が足りなくならないように調整するなど、奥の深い世界です。技術職は、品質・コスト・数量・納期・製造プロセス・設備能力を総合的に考え、最適な製造方法の計画・立案を行います。どれも製品の根本にかかわる仕事となるので、些細な変化にも注意深く観察し、対処することが必要です。他部署との打ち合わせも多く、社内工程のすべてを把握するのは大変な作業ですが、鋳物ができあがった際の達成感を大きく感じることができます。
◎鋳鋼品の製造の流れ
<鋳造方案の設計>
お客様のニーズに合わせて鋳造の方法を設計します
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<模型製作>
設計図面をもとに、木、樹脂、発泡スチロールなど様々な素材を使用して模型を製作
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<造型>
型の中に模型と砂を入れて固め、模型の形状を作ります
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<溶解>
鉄と様々なレアメタルを1600°C以上で溶かし、材質を調整
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<出鋼>
温度や成分を確認し、溶けた鉄を取鍋(とりべ)と呼ばれる器に移し替えます
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<注湯>
取鍋から溶綱を一つひとつ丁寧に砂型に流し込みます
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<冷却・解枠>
砂型の中でしっかりと冷やし、固まった後、砂から取り出します
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<砂落とし>
鋳物の表面に付いた砂を取り除く。砂は回収し再使用します
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<整形>
鋳物の余分な部分を切断し、凹凸のある切断面を溶かしながら製品形状に成形
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<熱処理>
熱のために変化した製品の性質を統一させるための処理。粘り強さや耐摩耗性などの機械的性質を向上させます
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<検査>
製作図通りに完成しているかを何種類もの検査器具を使って確認
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<出荷>
徹底した検査をクリアしたご要望通りの製品をお客様のもとにお届けします