人手不足が深刻化している現在、採用活動にSNSを利用する企業が増えています。しかし、SNS採用にはリスクもあり運用の手間もかかるため、本当にSNSを使った採用が効果的なのか、お悩みの方は多いでしょう。
SNSを採用に使えば、低コストで幅広い人材にアプローチできるうえ、求職者の人柄も事前に把握できるので採用後のミスマッチを減らすことにも繋がります。しかし、運用には慎重な計画が必要なので、SNSを採用に使うなら対策チームを作り集中して取り組みましょう。
ここからは、SNS採用の基礎知識やSNS採用のメリット、SNS採用の戦略や具体的な事例を解説します。SNSを人材活用に活かし、結果を出したい方はぜひ参考にしてください。
目次
SNS採用(ソーシャルリクルーティング)とは?
SNS採用(ソーシャルリクルーティング)とは、TwitterやFacebook、InstagramなどのSNSを活用し採用活動を行うことです。SNSは世代を問わず多くの人に使われており、その影響力は絶大です。
SNSの影響力を活用すれば、効率的に自社の存在をアピールすることができるでしょう。
現在、SNSの利用者には若い世代が多いことから、主に新卒採用でSNSを利用している企業が多くなっています。しかし、利用するSNSによって利用者の年代や属性が異なるので、自社の採用目標に沿って使うSNSを決めることが大切です。
SNSの影響力は今後も増大していくことが予想されているため、大小含め多くの企業がSNS採用に参画するはずです。他社に優秀な人材を獲られるのを防ぐには、SNSを使い自社ならではのコンテンツを発信する必要があるでしょう。
SNS採用が注目される背景
SNS採用が注目される背景には、とくに若い世代の中でSNSの利用率が非常に高まっていることが挙げられます。
平成30年度総務省の調査によると、「平成30年度(休日)コミュニケーション系メディアの平均利用時間」の中で10代、20代のソーシャルメディア利用時間は非常に長く、10代で98.7分、20代で64.6分に及んでいます。
10代、20代についてはメール・電話を利用する時間よりソーシャルメディアの利用時間が非常に長くなっていることから、若者のコミュニケーションツールとしてメジャーなのはソーシャルメディアだと言えるでしょう。
また、全世代でもSNSの利用率が高く、利用項目別のインターネット利用時間についての調査では、1位がメールで30.8分、次いでソーシャルメディアが26.7分と僅差です。そのため、世代を問わずSNSの影響力は無視できないものだと言えるでしょう。
さらに、若年層において情報を収集する際の意識も変化しています。これまで、情報収集の手段と言えば検索エンジンであり、検索エンジンを利用し企業公式サイトやブログなどから情報を収集していた人が多くいました。
しかし、さまざまな情報が溢れる現在、リアルな口コミを確認したいと考える人が増え、多くの人が自由に意見を言い合えるSNSが貴重な情報源として重宝されているのです。
そのため、SNSでリアルな企業情報を発信すれば、SNSをチェックする幅広い世代に大きな影響を与えることができるでしょう。
出典:総務省情報通信政策研究所 平成30年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書<概要>
SNSで採用活動をするメリット
SNSを活用し、採用活動を行う企業は今後増えていくと予想されます。
SNSで採用活動を行えば、これまでの採用手法では得られなかった人材の獲得も目指せるので、他の手法と合わせてSNS採用を導入するのは非常に有用でしょう。
ここからは、SNS採用を行うメリットについて、5つ解説します。SNSを採用に使うべきか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
潜在層にアプローチできる
SNSは転職や就職を検討している層だけでなく、今後転職などを検討している層にも情報を届けることができます。
SNSは拡散力が高く、現在転職・就職を予定していない潜在層にもアプローチが可能です。SNSで会社の知名度をアップさせれば、将来の人材確保にもつながるでしょう。
労働人口が減少している現在、転職・就職活動をしている顕在層だけをターゲットにしていては、人材不足につながる可能性があります。
そこでSNSを使い、潜在層とも接点を作っておくことは非常に重要です。小さい会社でも名前を知ってもらえれば、将来潜在層が就職・転職活動を始めた際、応募先として自社を選んでくれることが期待できるでしょう。
運用コストが低い
SNSのほとんどは企業公式のアカウントであっても無料で利用できるため、採用にかけるコストを抑えられます。もちろん、SNS運用に関して話し合う時間や担当者の人件費は、コストとして負担せざるを得ません。
しかし、情報を載せる期間が長くなるほど費用がかかる求人広告や、成功報酬の支払額が大きい人材紹介サービスと比べれば、全体的なコストは抑えられるでしょう。
SNSは無料でほとんど全てのサービスが利用できるうえ、何度求人情報を投稿しても掲載料がかかりません。
また、SNS採用の代行を依頼する場合も、予算に合わせて代行プランを作ってもらえるため、「想定以上に費用がかかってしまった」「採用コストが高すぎて複数人材の確保が難しい」といった事態は防げるでしょう。
リアルタイムで情報を発信できる
SNS最大の特徴は、情報のリアルタイム性です。SNSでは「今」起きたことをすぐに投稿できる仕組みになっているので、会社のリアルでタイムリーな情報を随時発信できます。
採用に関するイベントや新製品・サービスの情報などをいち早く提供することができるため、SNSを使えば積極的に新しい情報を集める若い世代に強く自社の魅力を訴求できるでしょう。
また、採用の状況について「#就活」「#インターン」などのタグをつけてリアルタイムで発信すれば、タグを通じて自社のアカウントを見つけてくれる求職者が増えます。
更新頻度を高めリアルタイムで情報を発信すれば、投稿が求職者の目に留まりやすくなり、応募増加につながるでしょう。
会社の雰囲気が伝わりやすい
SNSではカジュアルな内容も投稿しやすいため、公式サイトだけでは分からない会社のリアルな雰囲気が伝わります。もちろん、SNSは会社の採用イベントの予定や求人応募の期限などオフィシャルな情報を伝える際にも効果的です。
しかし、会社で働く従業員の様子やSNS担当者の趣味・最近の出来事などを発信すれば、親しみやすいイメージに繋がり、興味を持ってくれる求職者も増えるでしょう。
また、SNSでは写真の投稿も簡単なので、担当者がSNSにあまり慣れていない場合でも、会社のカルチャーを発信しやすいはずです。
事前に求職者の人柄が分かる
多くのSNSには、アカウントを持っている人同士が交流できる場が用意されています。そのため、気になる求職者と事前にメッセージを交換すれば、面接と書類だけでは分からない求職者のリアルな情報を知ることができるでしょう。
もちろんカジュアル面談などの場を設け、求職者の人柄を知ることも可能です。しかし、どうしても対面だと緊張してしまい、素直に自分を出せない求職者は少なくないでしょう。
一方、SNSなら顔を出さずにカジュアルなやり取りができるので、求職者も自分の意見や希望を伝えやすくなります。また、企業側も求職者の人柄を事前に把握できるので、自社のカルチャーにマッチしているか判断しやすくなるでしょう。
SNSを活用した採用戦略を立てる手順
SNS採用にはさまざまなメリットがありますが、SNSの効果を最大限活用するには、綿密な戦略が必要です。戦略を立てないままSNSをスタートしてしまうと、運用方針が曖昧になり、炎上のリスクも出てきます。
一度SNSで炎上を経験すると長年良くない評判が付きまとい、今後の採用に悪影響が出てしまうでしょう。また、目標を決めずSNS運用を始めると、最適なターゲットに情報が届かず、運用の手間だけがかかる状態になってしまいます。
効率的にSNS採用を行うため、事前に戦略を立てましょう。ここからはSNSを使った採用の戦略立案について解説するので、ぜひ参考にしてください。
採用の目標を定める
SNS採用を始める前に、SNSを利用する際の目標を立てましょう。SNSを1つの採用ルートとして本格的に活用するのか、それともSNSの活用は単なる情報発信に留め、採用活動自体は他のルートで行うのかなど、SNSを利用する目的を明確に決めてください。
また、他の採用方法との組み合わせ方についても、事前に検討することも大切です。人材採用には、求人広告、人材紹介、リファラル採用など数多くの方法があります。SNSだけで全ての人材を確保するのは難しいので、SNSと並行しどのような採用方法を選択するか決めておきましょう。
ターゲットを決める
SNS採用で最も大切なのは、ターゲットを決めることです。SNSには拡散力があり、多くの人に情報を伝えることができますが、ターゲットを決めていなければ誰に声を掛ければ良いか分からなくなってしまいます。
また、担当者間でターゲットの認識がぶれていると、SNSを通じて優秀な人材に出会っても採用すべきかどうか判断できず、他社に遅れを取ってしまうかもしれません。
自社に合う人材をスムーズに採用するため、「経験◯年以上」「〇〇関連の学部を卒業」など客観的にわかる基準を作り、担当者間で認識を共有してください。
ターゲットに合ったSNSを選ぶ
ターゲットが決まったら、ターゲットに沿ったSNSを選択しましょう。SNSには数多くの種類があり、それぞれでユーザーの年齢や特性が異なります。また、コンテンツ発信で重視されるポイントも変わるので、自社の求める人物像と雰囲気にマッチしたものを選んでください。
SNS採用を行う企業の中には、それぞれの特性を活用し複数のSNSを使って情報発信するところも少なくありません。必要に応じてSNSを使い分け、効果的な情報発信を行いましょう。
運用のマニュアルを設定する
使うSNSを決めたら、運用時のマニュアルを設定しましょう。SNSを採用に活用する場合、担当者が複数人必要になるケースもあります。担当者によって対応が異なると求職者が混乱してしまうため、まずはメッセージが来たときの対応方法について検討しましょう。
また、無理なくSNS運用を継続できるよう、投稿頻度や情報更新スケジュールなども決めておきましょう。SNSを使えば短い期間で大量の情報を発信できますが、あまりに投稿頻度が多いとノイズになってしまい、応募者が減る可能性もあります。
他社のSNSを参考にして、投稿のスケジュールを決定してください。
発信するコンテンツを決定する
最後は、使用するSNS別に発信するコンテンツの内容を吟味しましょう。SNSを使う目的によって、発信すべきコンテンツは異なります。
投稿する内容が途中で尽きてしまわないよう、運用開始前からコンテンツを多めに作っておくと安心です。
SNS別に見る特徴と具体的な運用方法
採用戦略にSNSを含め実践するには、自社の目的に合ったSNSを使うことが大切です。自社の雰囲気や求めるターゲットに合わないSNSを選ぶと運用のコストだけがかかってしまうので、まずはSNS別の特徴を押さえておきましょう。
ここからは、多くの人が利用しているSNSとその特徴、投稿の際のポイントについて解説します。SNSの影響力を最大限利用するため、ぜひ参考にしてください。
Twitterは140文字を上限にテキストや写真を投稿できるSNSです。幅広い世代が使っているため、新卒・既卒の採用両方に使えるでしょう。
また、フォロワー数が少ない場合でも、話題性の高いコンテンツを投稿すれば一気に情報が拡散されるのも特徴です。Twitterで話題となるような「面白い」「ユニークな」コンテンツを発信し、拡散力を活用してください。
Twitterは、担当者個人の人柄を伝えるのに最も適したSNSです。親しみやすいやすいカジュアルな投稿で、担当者個人のファンを増やしましょう。
10代から20代の情報収集ツールとして使われているのが、Instagramです。ユーザーの世代が若いことから、新卒採用や第二新卒の採用に最適です。
Instagramでは、写真を中心にした投稿を行うのが一般的です。文章ではなく写真がメインで表示されるので、インパクトのある美しい写真を撮影できるかが鍵となります。
Instagramに向いているのは、おしゃれなオフィスや職場を持つ企業です。若い世代に「かっこいい」「おしゃれ」と思ってもらえるような場所の投稿をすることで、企業への憧れが強まるでしょう。
Facebookのユーザーには30代から50代が多く、中途採用やヘッドハンティングにピッタリです。他のアカウント登録には実名が必要なこともあり、オフィシャルな投稿に向いているSNSになります。
Facebookの利用がおすすめなのは、イベント情報や採用担当者のコメント、自社に関連するニュースの報告など、少し固めの内容を投稿したい企業です。真面目で堅実なイメージをアピールし、即戦力となる人材を採用するなら、Facebookを活用しましょう。
LINE
LINEは、非常に幅広い世代が使うコミュニケーションツールです。メルマガと同様、投稿機能を使いイベント情報や採用スケジュールを投稿できるので、定期的な情報発信にピッタリでしょう。
ただし、LINEで情報を発信するには求職者側に友達登録をしてもらう必要があります。まずは求人広告や説明会などでLINEアカウントを公開し、友達登録をしてもらえるよう促しましょう。
友達登録をしてもらえれば、ダイレクトにメッセージをやり取りすることも可能です。採用に関するやり取りをLINEに移行することも可能なので、必要に応じて連絡を取りましょう。
YouTube
YouTubeは、動画を中心に配信できるSNSです。20代〜30代の利用が多く、新卒や若手の中途採用に最適です。YouTubeを利用するメリットは、動画を使うことでわかりやすく会社の雰囲気が伝わる点です。
文章では伝わりにくい従業員同士の関係性や職場の雰囲気も、動画ならスムーズに伝わるでしょう。
YouTubeの利用がおすすめなのは、会社全体のリアルな姿を多くの求職者に知ってもらいたい企業です。求職者とのミスマッチ防止を目指すなら、YouTubeを活用してください。
TikTok
TikTokは、YouTubeより短いショート動画を投稿できるSNSです。動画の時間は15秒から1分程度と非常に短いので、短時間でも求職者にインパクトを与えられる動画を作ることが大切です。
TikTokは10代〜20代の利用者が多く、新卒採用に最適ですがビジネス色は非常に薄くなっています。そのため、会社の情報を伝える動画ではなく、「流行のダンスを従業員同士で踊る」「歌が得意な授業員に流行りの曲を歌ってもらう」といったようなカジュアルな投稿がおすすめです。
世界最大級のビジネス向けSNSが、LinkedInです。ビジネスに特化したSNSなのでオフィシャルな情報からカジュアルな情報まで、会社に関連する発信を行いやすいのが特徴です。
ただし、ビジネス向けということで利用している年齢層は高く、コアとなるのは30代半ば~50代半ばです。中途採用などを目的に利用するのが良いでしょう。
LinkedInにはユーザーに対してスカウトメールを送れる機能もあるため、即戦力確保に最適です。実名性のSNSになるので、気になる求職者には積極的に声をかけて会社のことを知ってもらいましょう。
SNSを活かし採用戦略を実施した企業の事例
実際にSNSを使って採用活動を行うには、他社の事例を参考にし最適なコンテンツを作ることが重要です。ここからは実際にSNS採用を行なっている会社の取り組みを紹介するので、ぜひチェックしてください。
ZEIN株式会社
出典:ZEIN株式会社
ZEIN株式会社は、ITコンサルティング業務を行う会社です。ZEIN株式会社では採用のため、Twitterで採用専門のアカウントを作成し、新卒の人材を中心に募集を行っています。
ZEIN株式会社のSNS運用における特徴は、イベントや採用の情報を発信するとともに、就活に役立つ情報も投稿していることです。就活生全体にとって役立つ情報を発信すれば、ITコンサルティングに興味を持っていない層からのフォローも見込めます。
こうした取り組みにより、現在ZEIN株式会社の従業員が100名程度であるのに対し、3,000人以上のフォロワーを獲得しています。
NEC(日本電気株式会社)
NEC(日本電気株式会社)は、各種産業のDX化に取り組む大企業です。NEC(日本電気株式会社)はすでに知名度があり、就活生からの人気も高い企業ですが、SNSも積極的に活用し情報発信を行っています。
NEC(日本電気株式会社)はFacebookを使い、自社の取り組みや自社が協賛するイベントの告知などを行っています。
採用専門のアカウントではありませんが、NEC(日本電気株式会社)の事業についての投稿が多く、最新の技術に興味を持つエンジニアを集めるうえで効果的でしょう。
また、NEC(日本電気株式会社)では最新技術や注目のニュースに関する解説も行っています。解説は就職・転職活動をする人に役立つ内容となっているので、潜在層を含め幅広い人材から興味を持ってもらえるはずです。
ユニリーバ・ジャパン株式会社
ユニリーバ・ジャパン株式会社は、パーソナルケア・ホームケア関連商品の開発・販売を行う企業です。ユニリーバ・ジャパン株式会社には数多くの取り扱いブランドがあり、多くの人に知られている企業と言えるでしょう。
出典:ユニリーバ・ジャパン株式会社 Facebookアカウント
ユニリーバ・ジャパン株式会社では、採用公式アカウントをFacebookで解説し、採用関連のスケジュールやイベントについて情報発信しています。
公式アカウントであるためか社員の情報や職場の雰囲気などがわかるカジュアルな投稿は少なく、炎上リスクや運用コストは低めです。すでに知名度がある会社の場合、SNSは採用情報のみを発信する場として使うのも良いでしょう。
大京警備保障株式会社
出典:大京警備保障株式会社
関東を中心に警備業務を行う大京警備保障株式会社は、従業員100名足らずの中小企業です。しかし多くの優秀な人材を集めるため、若者向けのSNSであるTikTokを活用し、200万人を超えるフォロワーを獲得しています。
大京警備保障株式会社の特徴は、警備会社であることに捉われず若者受けの良いカジュアルな投稿を続けることにあります。話題のアニメや漫画を活用し、話題性の高い投稿をすることでフォロワーを大幅に増やしました。
また、社長を含む社員同士のプライベートなやりとりも積極的に発信。親しみやすさをアピールして、若者からの知名度をアップさせています。
職場の明るさに自信のある企業、何か特技を持つ社員がいる企業は、思い切って業務と離れた内容の投稿をするのも良いでしょう。
株式会社エクサウィザーズ
出典:株式会社エクサウィザーズ
株式会社エクサウィザーズは、AIを用いたアプリやシステムの開発を行う企業です。大手を含む数多くの企業と取引があり、DX推進に関わるセミナーなども主催しています。
株式会社エクサウィザーズでは、ビジネス向けSNSであるLinkedlnを利用し、採用やセミナーの情報を発信しています。
Linkedlnには「求人」タブや「応募」タブがあるため、繰り返し採用に関する投稿をしたり、公式ページへのリンクを貼ったりしなくても、興味を持った人材がいつでも求人情報にアクセスできます。
また、Linkedlnには海外のユーザーが多いため、株式会社エクサウィザーズでは英語で社員の働き方を紹介する投稿も行っています。国内外から幅広い人材を獲得するなら、Linkedlnを利用してみましょう。
SNS採用代行サービスとは?
自社のみでSNS採用の戦略を立てるのが難しい場合、SNS採用代行サービスの利用がおすすめです。
SNS採用代行サービスを使えば、採用戦略の設計、SNSアカウントの開設・運用など必要に応じてSNS運用に関わる作業を任せられます。SNSに詳しい社員が少ない会社、炎上リスクを減らし確実に成果を出したい会社は、代行サービスの活用を検討してください。
SNS採用代行サービスの料金体型は、依頼する業務の範囲によって異なります。まずは気になるSNS採用代行サービスに問い合わせをしてみましょう。
おすすめのSNS採用代行サービス3選
SNS採用が初めての場合は、SNS採用代行サービスを使うのがおすすめです。しかし代行サービスは数多くあるので、どのサービスを選べばよいか迷ってしまう企業は少なくないでしょう。
そこでここからは、代表的なSNS採用代行サービスを3つ紹介します。自社に合うものがあれば、ぜひ活用してください。
エアリク
出典:エアリク
日本トレンドリサーチの調査で「SNS運用代行口コミ人気No.1」「2022年注目のSNS採用代行No.1」など数多くの評価を獲得しているサービスが、エアリクです。
エアリクでは、エントリー数増加を目的にSNSの戦略作りから運用まで様々なサービスをお願いできます。月1回のレポート提出も行ってくれるので、SNS採用の結果を数字で確認したい方にピッタリでしょう。
Nu Realize
Nu Realizeは、採用に特化したSNS運用代行サービスです。戦略立案のほかターゲット設定、SNSのアカウント作成まで多様なサービスを行ってくれるので、SNSの使い方がよくわからない方も安心して依頼できるでしょう。
また、Nu Realizeでは、SNS運用に欠かせないコンテンツ制作も請け負っています。自社の魅力を効果的に伝えるコンテンツ作りなら、Nu Realizeに任せましょう。
リクサポ
リクサポでは依頼した会社ごとの専用のチームを作り、SNS採用をトータルサポートします。一部のみのサービスを使うこともできるので、予算に合わせて活用してください。
リクサポの料金は月額制となっており、1つのSNSで月間1〜2回程度記事を投稿するライトプランなら月3万円、複数のSNSで月間合計5〜7回程度記事を投稿するベーシックプランは6万円です。
最低でも3か月は契約を継続することになるため、長期的な運用を目指す企業にピッタリです。
まとめ:SNSを活用した採用戦略で優秀な人材を獲得しよう
自社のスタイルに適したSNSを活用することで、会社が求める人材を効率よく採用することができます。また、SNSを使って幅広い層に情報を発信すれば、会社の知名度アップにもつながるでしょう。
ただし、SNSには炎上のリスクもあり、運用にも手間がかかります。SNS運用を自社で全てこなすのが難しい場合は、SNS採用代行サービスを活用しましょう。代行サービスには追加で料金がかかりますが、SNS運用のノウハウがない場合はおすすめです。
自社でSNS採用をする場合は、慎重な戦略の設定が必要になります。採用のターゲット、担当者を決め、使用するSNSと発信するコンテンツについて具体的に検討してきましょう。