エンジニア採用代行を選ぶポイント3つ!おすすめサービスも紹介

優秀なエンジニアを確保するためには、良質な採用代行サービスを利用することも1つの方法です。

しかし「採用代行サービスが何か、そもそもよくわかっていない」「採用代行サービスの選び方がわからない」という人事の方も多いでしょう。

そこで今回は、採用代行サービスの種類や、委託できる業務内容について具体的に紹介します。
さらに採用代行サービスを選ぶ際の重要なポイントを、3つ解説します

おすすめサービスについても記載しているため、採用代行サービスを選ぶ際の参考としてください。

採用代行サービスとは?優秀なエンジニアを採用しよう

採用代行サービスとは、採用業務の一部または全てを、採用業務のプロとして引き受けることです。
RPO(Recruitment Process Outsourcing)とも言い、企業は採用業務をアウトソースすることで、「採用以外の人事業務に専念できる」「採用業務の中でも、最も重要なプロセスに注力できる」といったメリットを享受できます。

さらに、採用代行サービスを利用することで、採用手法でも最先端のノウハウを知ることが可能です。
採用代行サービスを通し、ノウハウを社内に蓄積することで、自社の採用スキル向上にもつながります。

採用代行の利用は、業務を効率的に進められる上、採用能力の向上にも有効な手段と言えるのです。

代行業者がエンジニア採用においてできること

エンジニア採用も代行業者に任せられます。
委託できることは、主に以下の6つです。

  1. 採用計画
  2. 手段やチャンネルの選定
  3. 応募管理
  4. 面接
  5. 内定者のフォローアップ
  6. 採用担当者へのノウハウ共有

委託先の採用代行サービスによって内容は異なりますが、上記の項目はおおよその業者が請け負っている内容です。

いずれも自社のリソースを使うと、多くの時間とコストを費やさなくてはいけません。
上記の項目を委託する、もしくはプロのアドバイスをもらいながら運用するだけで、より効果的でスムーズな採用活動がおこなえます。

それぞれについて、詳しく解説します。
特に、エンジニア採用のために何ができるかについて、しっかりとチェックしましょう。

採用計画

採用計画とは、ペルソナの設定や選考フローの立案です。
採用を始める際に必要なのが計画の立案であり、代行業者にはこうした設計の部分から委託できます。

エンジニアの採用において重視するのは、市場感を意識した戦略プランニングです

人材不足で採用が難しくなっている市場の中でも、エンジニアは特に企業間の取り合いが激しいと言われています。
まずはそうした市場感を把握した上で、市場における自社の立ち位置を正しく理解することが大切です。

市場全体や競合のことがわかれば、適切な計画づくりや待遇の考慮ができるでしょう。

採用計画の立案は最初のステップであるため、後の採用活動に大きく影響する部分です。
豊富な経験のある採用代行サービスに委託することで、スムーズで効果的な、採用計画の立案を実現できるでしょう。

手段やチャネルの選定

採用手段の立案や、採用にあたって利用するチャネルの選定も、採用代行サービスに委託が可能です。

母集団を形成するために欠かせない過程であり、応募者の増加に直結します。
また自社の知名度を上げるうえでも、重要な作業といえるでしょう。

エンジニア採用は非常に売り手市場であるため、訴求方法を磨き、接触する場所を吟味する必要があります
たとえば、求人や自社の魅力として何を打ち出すかを明確にした上で、エンジニア採用に特化した媒体を選ぶこともその1つです。

さらにサービスの中には自社Webサイトやパンフレットの作成、説明会の企画や実行も含まれるケースが多いものです。
事務作業から説明会まで委託できると、自社の負担は大幅に削減できます。

自社が求める人材にアプローチしやすくするためにも、欠かせない過程となります。

応募管理

応募者の情報や書類の管理、選考の会場や日程のすり合わせも採用代行サービスに委託ができます。
合格通知も委託が可能で、採用業務にあてる手間を省くことが可能です。

応募管理が適切にできていれば、対応の抜け漏れもなく、採用のスピードアップにもつながります。
スピーディーな対応は候補者に好印象を与えるばかりではなく、競争の激しいエンジニア採用において、他社に先を越されないための対策にもなります

手間を省いた分、採用で重要度の高い面接などに、集中できるでしょう。

採用代行サービスの利用で、採用業務に関わる応募管理の負担は、大幅に減ります。

面接

面接も、採用代行サービスに委託できます。
自社にマッチした人材を客観的に選定し、見極めることが可能です。

エンジニア採用の面接では、開発職ならではの注意点があります

具体的には、面接で専門知識に関連した質問をする必要があることです。
知識がないとミスマッチの人材を採用してしまったり、スキルレベルが判断できなかったりと、採用が難航する原因にもなりかねません。

エンジニア採用には、他職種の採用とは異なる知見が必要なのです。

採用代行サービスと自社に認識のずれがあると、採用者とのミスマッチが起こる可能性もあるでしょう。
そのため、一次面接のみ面接の代行を利用する企業もあります。

自社の方針によって、面接の代行をどこまで任せるか検討するのがよいでしょう。

内定者のフォローアップ

内定後の辞退者をおさえるためには、スピーディーなフォローアップが必要です。

内定者へのフォローアップも採用代行サービスに委託でき、書類送付や管理、研修契約や実施に向けてのやり取りを任せることができます。

内定者との十分なコミュニケーションを取ることで、内定者のモチベーションを保ち辞退を防ぐことにつながるでしょう。
エンジニアを採用するために高待遇の求人を出す企業もあるため、内定者を囲い込むための施策は必須です

外部に委託することで、内定者への連絡漏れや遅延を防ぐことが可能です。

採用代行サービスを活用し、内定者とのコンタクトをスピーディーにとり、優秀な人材を逃さないようにしましょう。

採用担当者へのノウハウ共有

採用代行サービスを利用することで、自社の人事担当者が採用に関するノウハウを学ぶことができます。
ノウハウを蓄積するために、採用代行サービスを利用する企業も多いものです。

特に重要な、面接官の育成にも効果的です。
アドバイスが定期的に受けられる場合もあり、段階によって改善点を都度得られる場合もあります。

難航しがちなエンジニア採用において、競り勝つためのノウハウは重要です
また、新たな採用手法やチャネルを知って取り入れれば、エンジニア候補者との接点を増やすきっかけにもなります。

継続的に採用をおこなう企業であれば、採用代行サービスを通して学ぶことは多いでしょう。

エンジニア採用代行サービスの種類とは

エンジニア採用代行サービスを提供しているのは、主にコンサルティング会社と派遣会社の2つです。

コンサルティング会社と派遣会社とでは、委託できる範囲と費用が異なります。

違いを知り、自社に必要な採用代行サービスを見つけましょう。

コンサルティング会社

コンサルティング会社は、高い経験値のあるコンサルタントが所属しています。
費用はやや高く、相場はおおよそ月額40~50万以上です。

しかし、ノウハウや経験値の高さから、採用業務においての成果が期待できます。
細かな指示も任せられるため、管理コストも少なく済むのがコンサルティング会社のメリットです。

プロフェッショナルで質の高いサービスを求める場合は、コンサルティング会社、もしくは経験豊かなコンサルタントが所属する会社を利用してください。

派遣会社

派遣会社が、採用に特化したサービスを提供するケースも増えています。

依頼内容が明確であり、コンサルタントの利用が必要ないのであれば、派遣会社に採用代行サービスを委託する方が安価です。

しかし委託者が明確に指示を出す必要があり、アドバイスが欲しい場合や質の高さを求める場合は、向いていません。

自社に採用に関するノウハウが蓄積されており、明確な指示が派遣会社に出せる場合は、コンサルティング会社より派遣会社の方がコストをおさえられます。

自社の求める要件に応じで、コンサルティング会社か、派遣会社の利用が必要かを見極めてください。

エンジニア採用代行サービスを選ぶ際の重要なポイント3つ

エンジニアの採用代行サービスを選ぶ際に、重要なポイントは以下の3つです。

  1. 過去の活動事例
  2. ノウハウや知識
  3. 採用方法の幅広さ

3つのポイントをおさえて選定することで、自社と委託先のミスマッチを防止できます。

各ポイントを、詳しく見ていきましょう。

エンジニア市場の傾向を踏まえて採用計画が提案できる

採用を依頼しようとしている代行会社は、エンジニア市場の傾向を正しくキャッチアップできるでしょうか?

エンジニアが特に売り手市場であることを踏まえると、他業種・他職種の手法をそのまま流用しただけでは通用しません
採用を成功させるには、エンジニア市場のリサーチや分析に納得感が持てるかが重要です。

判断の指標として、過去の実績を参照するのも1つの方法と言えるでしょう。
エンジニア採用支援をおこなった事例があるか否かで、エンジニア採用に必要なノウハウを持っているかがわかります。

実績に加え、リピート率も確認できると、採用代行サービスの信頼性がわかるでしょう。

エンジニアに関する専門知識やノウハウがある

エンジニアリングに関する専門知識やノウハウがあるかどうかも、選定の上で重要なポイントです
事業内容やIT・Web業界に、知識や理解があるかも着目してください。

エンジニアは技術者です。
一般の人ではわからないような専門用語や、エンジニアと対等にコミュニケーションを取れるだけの知識がないと、スムーズな採用活動は実現できません。

エンジニアといっても、システムエンジニア、プログラマー、プロジェクトマネージャーなどポジションはさまざま。
システムエンジニア1つとっても、使える言語や得意な事業領域によってスキルには幅があります。

自社が求める職種の専門スキルや言語などに、理解のある担当者が望ましいでしょう。

ノウハウや知識があり、エンジニア市場に理解があるだけで、意思疎通がスムーズになります。

具体的な知識については、以下の記事も参考にしてみてください。
エンジニア採用を行う人事が知っておくべき基礎知識を解説します

③採用方法の幅広さ

エンジニアの採用は競争を増しており、多様な採用手段で人材を確保する必要があります。

検討している採用代行サービスが、採用方法に多様さがあり最新の手法を試しているかも、確認してください。

採用手段の幅が広いほど、効果的な採用を実現できる可能性が広がります。

さらに採用業務の効率化だけでなく、最新の手法を試すことで、社内の意識改革につながる可能性もあります。

エンジニアの採用手法について解説している記事も、参考にしてみてください。
エンジニア採用を成功させる戦略とは|活用できる媒体・サービスも解説

エンジニア採用代行サービスおすすめ5選

エンジニアの採用に特化した採用代行サービスを、5つ紹介していきます。

自社に合ったサービスがあるか、ぜひ参考にしてください。

①uloqo

「uloqo」は採用ペルソナ設計から面接の代行まで、全ての採用段階においてサポート可能なサービスです。
上場企業からスタートアップベンチャーまで、60社以上の提供実績があります。

予算に応じてサービスのカスタマイズが可能で、支援開始後の追加料金は発生しません。
継続率も90%以上で、サービスの信ぴょう性も高いといえるでしょう。

テクノロジー領域専門のコンサルタントがおり、アドバイスを受けることが可能です。

URL:https://digireka-hr.jp/hrsolution-lp-3/
運営会社:株式会社uloqo

②プロリク

採用活動、採用ブランディングから広報まで、トータルで代行するサービスが「プロリク」です。
エンジニアに特化した、採用代行をおこなっています。

スカウトメールの返信率が強みで、最大で30倍も返信率を改善した実績があります。

エンジニアへのアプローチに力を入れ、求職者に合わせた訴求内容の構築が強みです。

代行期間中は2週間に一度、改善提案を受けることができます。

URL:https://company.prorec.biz/
運営会社:株式会社プロリク

③ワミィ

「ワミィ」は採用プロセスのオペレーションから、戦略の立案、日程調整などの業務まで委託が可能です。

ンサルタントはITエンジニア出身であり、エンジニアの採用に特化しています。
ノウハウやナレッジの提供もあり、委託者の採用力の向上が可能です。

新卒採用から、中途採用まで委託できます。
大手や、ITベンチャー企業での実績もあるサービスです。

URL:https://wamii.co.jp/servicemenu/consulting/
運営会社:ワミィ株式会社

④LeIN

LinkedIn社のオフィシャルパートナーであり、主にLinkedInを利用したダイレクトリクルーティングをサポートするのが「LeIN」の特徴です。
LinkedInは世界最大の、ビジネス特化型のSNSです。

ITエンジニアやバイリンガルの採用が得意で、ダイレクトリクルーティング以外にも採用コンサルティングの実績もあります。

ハイクラスのIT人材や、即戦力となるエンジニアを求める企業におすすめです。

URL:https://lein.co.jp/
運営会社:株式会社レイン

⑤Potentialight

ベンチャー企業やスタートアップを中心に、採用ブランディングや採用支援をおこなっています。
エンジニア採用を強みとしていて、IT資格や免許保持者の採用に長けているのが特徴です。

採用コンサルティングや転職エージェント、採用管理システムの企画や開発を提供しています。

ブログなどに採用に関するノウハウを公開しており、信頼性の高い会社です。

URL:https://www.potentialight.co/
運営会社:株式会社Potentialight

まとめ:ポイントに注意しエンジニア採用代行サービスを選定しよう

採用代行サービスは、採用に関する各種業務を、一部分から全てにおいて委託できるサービスです。
エンジニア採用を目的に利用するなら、市場を理解した戦略立てができるか、エンジニアリング知識を活用したコミュニケーションが取れるかを見極めましょう

自社の人事担当者がコンサルティングを受けられるサービスも多数あり、ノウハウを社内に蓄積することも可能です。
代行サービスを選ぶ際は、過去の活動事例やノウハウ・知識、採用方法の多様さに着目しましょう。

エンジニア採用に適したチャネルの1つとして、採用媒体の「アカリク」があります。

アカリクは理系学生に特化した、採用サービスです。
累計導入社数はなんと1,000社以上で、人材の累計登録社は15万人以上にのぼります。

機電情から、化学・生物までさまざまな理系学生に出会える上、MARCH・国立以上の学生が85%以上を占め、人材の質にも期待できます

スカウトから採用イベント、人材紹介など幅広く委託が可能で、担当者へのアドバイスやフォローアップも充実しています。

スカウト返信率は約40%と高い数値を誇りますので、採用にぜひ役立ててみてください。

URL:https://biz.acaric.jp/#service
運営会社:株式会社アカリク