エンジニア採用イベントの活用で、優秀な人材と多く出会える機会を創出できることを、ご存じでしょうか。
しかし「採用イベントに参加するまでの準備がわからない」「良質なエンジニア採用イベントが見つからない」と、お悩みの方も多いと思います。
そこで今回の記事では、エンジニア採用イベントに出店するメリットや、出展の際に確認すべき注意事項についてお伝えします。
参考にして、自社の採用機会の創出へとお役立てください。
目次
企業がエンジニア採用イベントに出展するメリット
企業がエンジニア採用イベントに出展するメリットを、4つ紹介します。
採用イベントでは優秀な人材に会えるだけではなく、採用コストを軽減でき、選考の工程を短縮できるメリットがあります。
各メリットについて、詳しく見ていきましょう。
求職者と面接前に顔合わせができる
採用イベントを開催すると、求職者と事前に顔合わせができ、採用に関わる説明ができます。
面接前に企業の特徴や、必要とする人材について伝えられるため、応募者の意識とのすれ違いを避けることが可能です。
また個別で交流ができるイベントの場合、求職者からの質問にも回答でき、面接前の疑問点について解消してあげられるでしょう。
お互いの理解を深めることで、より有意義な面接が可能となります。
参加者に自社のアピールを直接できる
採用イベントを通じて、より多くの求職者へ自社の魅力をアピールできます。
ホームページや、求人情報では伝えきれない魅力を伝えられる、絶好のチャンスです。
元々は自社に興味のなかった求職者を、応募に繋げられる可能性もあります。
よい人材や自社に合った人材を集めるためにも、採用イベントは効果的です。
市場全体の傾向が把握できる
採用の市場も、一般的な市場と同様で、時代と共に変化します。
例えば合同企業説明会などでは、他社の採用傾向を研究することができ、採用市場の把握が可能です。
人材の需要と供給のバランスや、市場で求められている人材のニーズを知ることができます。
市場全体の傾向を把握すれば、効果的な採用戦略を立てることができるでしょう。
次の選考ステップに繋げやすい
応募者に採用イベントへ参加してもらうことは、必ずしも必須ではありませんが、次の選考ステップに繋げやすいというメリットがあります。
求職者に採用イベントを通して会社の空気を感じてもらえるため、応募の意欲へ繋げることができるのです。
親しみをもってもらい、応募へのハードルを下げることで、選考ステップへ移りやすくなります。
履歴書を持参する求職者もいる場合があり、採用へのステップがさらに簡略化できる可能性もあります。
採用へのステップをスムーズにできる点も、出展のメリットです。
イベント出展時の確認事項・注意点
続いてイベント出展時に確認すべき事項と、注意点について紹介し、アドバイスを含めて解説します。
採用イベントへの出展は、コストと見合わせながらも、自社の魅力を十分に伝える必要がある機会です。
当日までの運営がスムーズに進むよう、以下で解説するポイントをしっかりとおさえましょう。
出展とブース設営に必要な料金
まずは採用イベントへ出展するためには、イベント側への料金支払いが’必要です。
以下は、出展料金の参考事例です。
【合同企業説明会の場合】
- マイナビ就職EXPO 料金:50万円~
- キャリタス就活フォーラム 料金:55万円~
- アクセス就活フェア 料金:35万円~
参照:合同企業説明会の比較表
大規模で良質なイベントほど効果は期待できますが、出展料が高くなる傾向にあるのが事実です。
また東京などの大都市では、出展料が他の都道府県に比べて高い傾向にあります。
平均して出展料は50〜100万円程度で、なかには200万/日となるイベントもあるでしょう。
またオプションで講義会場の追加や、机やホワイトボードを借りることも可能です。
イベントによっては、数日参加することで料金が割り引かれる場合もあるため、出展日数と価格で確認しましょう。
さらに上記の料金に加え、ポスターやVTR映像などを含めたブースの設営費用も確認し、必要コストを把握してください。
自治体からの助成金がでる場合も
助成金とは、国もしくは自治体が事業者に対して支給するお金です。
一部の地方自治体では、人材採用の際に助成金が適用されるケースがあります。
採用にかかるコストをおさえられるだけでも、イベントへ出展へのハードルは下がります。
例えば愛知県刈谷市では、同一事業者について1年度に30万円を限度に、合同説明会の出展費用に対して助成金が適用されます。(2022年時点)
このような助成金は全ての自治体で利用できるとは限りません。しかし事業所の所在地がある自治体に確認し、採用に対して助成金の制度がある場合は、ぜひ活用しましょう。
準備とイベント当日に必要なリソースの確保
採用イベントに出展するにあたり、必要なリソース、特に人材の確保は必須です。
設営ブースの規模に応じて、準備とスタッフの必要人数も変わってくるでしょう。
当日は着席し説明をおこなうスタッフとは別に、呼び込みスタッフも必ず用意してください。
呼び込みスタッフは、より多くの人に興味を持ってもらうためにも、必要不可欠です。
リソースを確保した後も当日の進行をシミュレーションし、不足があれば補充しましょう。
参加する求職者と自社の採用したい人材の層が合っているか
出展するイベントごとに、参加する求職者の特徴は異なります。
エンジニアを採用する際は、エンジニア向けの採用イベントへ出展しましょう。
例えば「type エンジニア転職フェア」という採用イベントは、エンジニアに特化しています。
エンジニアからの注目度も高く、特別対談ブースなどもあるため、求職者との距離も近いです。
また、「Think Selection Engineer」は、ITエンジニア育成カリキュラムである「TECH-BASE」の卒業生を採用できるイベントです。
新卒のエンジニア採用をしたい企業に、向いています。
以上のように、自社の採用したい人材とイベント参加者がマッチするように、どの採用イベントに出展するかを決めましょう。
転職者向けのイベントなのか、新卒向けなのかも必ず確認してください。
採用イベント出展までの流れ
採用イベントまでの流れは、おおまかに4つのステップに分けることができます。
出展までのステップを理解し、円滑な運営に役立てましょう。
出展するイベントを探す
まずは以下をポイントに、出展するイベントを探しましょう。
- イベントに参加する求職者の業種
- 参加層は新卒か転職者か
- 開催地域
- イベントの参加人数と規模
- 予算
採用イベントは、各開催企業のホームページから確認できます。
まとめサイトも多くあるため、上手に活用しましょう。
出展企業向けの問い合わせフォームから申し込みor資料ダウンロード
出展したいイベントが決まった後は、各社のホームページより問い合わせや資料請求が可能です。
企業サイトのフォームから申し込みができる場合もありますが、事前の会員登録が必要なケースもあります。
さらにイベントによっては同時に求人掲載が必要となるケースもあり、コストが追加でかかるため、確認しましょう。
また、電話での問い合わせも受け付けている企業もあります。
資料で確認しきれなかった不明点は、事前に問い合わせをし、解消しましょう。
出展手続き
出展を申し込んだ後は、出展申し込み書などの、各種書類を提出します。
必要書類については、各イベント開催の主催企業へ、確認しましょう。
ほとんどのイベントで出展枠には上限があるため、決定後は早めに手続きを済ませてください。
出展手続きを早く終了させれば、準備にかける時間も多く確保できます。
余裕を持った出展手続きが、おすすめです。
出展、ブース設営で使う資料などの準備
申し込み後は出展やブース設営で使う資料、備品などを準備しましょう。
- 企業パンフレットや資料
- ポスター
- バナー
- 企業の特色がわかる椅子カバーやテーブルクロス
- VTRを流すためのモニター
- アンケート など
当日のレイアウトも含めながら、必要な資料や備品を揃えると考えると、抜け漏れが防げるでしょう。
ブースは人目につきつつ、企業のカラーをアピールする必要があります。
資料や備品は充実させ、内容も外見も魅力的なブースに仕上げましょう。
優秀な理系人材が参加するアカリクの採用イベント
優秀な理系の人材を獲得できるおすすめの機会が、アカリクの採用イベントです。
アカリクは大学院生、院卒生のための求人サイトであり、累計登録者数は15万人を超えています。
さらに登録している学生の割合を見ると、半数以上が最上位もしくは上位校です。
転職者向けのサイトではありませんが、将来有望な学生に会える機会が期待できるでしょう。
ニーズに応じたイベント形式
アカリクでは企業のニーズに応えられる、3つの形式で採用イベントを提供しています。
- 学生が企業部屋を行き来できる、合同説明会。
- 採用者が学生部屋を行き来できる、総当たり形式。
- 1on1で優秀な人材と話せる、逆求人イベント。
合同説明会や総当たり形式イベントでは、各部屋にアカリクのスタッフが駐在し、トラブルにもすぐ対応できるようになっています。
また、部屋移動の工数はありません。
アカリク側のしっかりとしたサポートがあるため、安心です。
逆求人イベントでは優秀な学生をアカリクが選抜し、企業側にプロフィールを共有します。
その後、25分間の1on1を実施し、優秀な学生と対面しアプローチが可能です。
アカリクイベントの詳細は、下記ページの資料からご確認いただけます。
https://biz.acaric.jp/servicematerials/1189
※理系学生採用向けのため、転職者向けのイベントではない点をご了承ください。
イベント分析シートの活用
アカリクの採用イベントでは、アンケートなどからデータを集め、分析シートを作成しています。
分析シートからは、参加学生からの評価を5段階で見ることが可能です。
また訴求ポイントを可視化し、アカリクからのアドバイスも受けられます。
分析シートの活用で、次のイベント開催時へ向けて改善点を発見できるのも、アカリクで採用イベントを開催するメリットのうちの1つです。
アカリク採用イベントへの参加事例
アカリクの採用イベントへ参加して頂いた企業様の、事例を紹介します。
株式会社ALBERT(アルベルト)様
DS志望者に特化したイベントや、DS職希望者が多く所属する媒体を持つ点を評価いただき、アカリクを利用していただいています。
人材の量・質ともに、アカリク以上の他社はないとのことです。
アカリクを通して採用した人材は活躍されていて、満足の頂ける結果になったと評価をいただいています。
フューチャー株式会社様
プログラミング経験のある学生との接点の機会創出を求め、アカリクの採用イベントへ参加頂きました。
結果的に約200名の学生との接点ができ、2020年にはアカリク採用イベントより7名の入社が決まっています。
上記の事例のとおり、将来が期待できる優秀な学生との接点を提供できるのが、アカリクの採用イベントです。
まとめ:採用イベントを活用して優秀なエンジニアを確保
企業がエンジニア採用イベントに出展するメリットは、以下の4つです。
- 求職者と面接前に顔合わせができる
- 参加者に自社のアピールを直接できる
- 市場全体の傾向が把握できる
- 次の選考ステップに繋げやすい
さらにイベント出展を決める際には、イベントにかかるコストやリソースの確保に注意しましょう。
またイベントに参加する人材の層も、自社が求めるスキルや人物像に適しているか、見合わせてください。
イベントによって、新卒向けか転職者向けかも異なるため確認しましょう。
出展する採用イベントを決めた後は、各社ホームページより問い合わせ・資料請求をおこない、素早く申し込みを完了させましょう。
出展手続きを早めに終えることができれば、準備の時間に余裕ができます。
当日の配布パンフレットや、必要な備品は自社の魅力が伝わるよう、細部までこだわりましょう。
また、不足などがでないよう、漏れなく準備してください。
優秀な理系人材を獲得するには、アカリクの採用イベントがおすすめです。
アカリクには将来性のある学生が、数多く登録しています。
今回の記事を、ぜひ入社後に活躍できる人材確保にお役立てください。
https://biz.acaric.jp/servicematerials/1189