大学で働く博士人材の新たなロールモデルについてトークセッションで知る
- 2025年9月19日(金)
- 16:00 - 17:30
- 開催形式
- ウェビナー(Zoom Webinar)
- 参加対象
- 博士後期課程学生(進学希望者含む)、ポストドクター、大学教員・職員・執行部、民間企業にて研究開発に従事している人材・博士人材など
研究開発マネジメント人材が組織における研究活動を加速させる
URA(University Research Administrator)とは?
研究開発マネジメント⼈材は、研究内容および産学連携に関する深い理解・洞察を有し、⼤学等の組織運営に係る研究開発マネジメント全般に携わる⾼度専⾨⼈材であり、⼈材の量的不⾜を解消及び質を向上するため、育成が急務とされています。
大学においては、URA(University Research Administrator)として重要性が飛躍的に高まっており、特に、文部科学省が推進する「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」や「次世代研究者挑戦的研究プログラム(SPRING)」に関連し、URAのニーズが増加傾向になっています。
大学で働く博士人材の新たなキャリアパスとしての可能性
博士人材においては、自身の研究領域における研究職以外のキャリアパスについて具体的なイメージを持つ機会が少ないという課題があります。
研究開発マネジメントは博士人材がこれまでの研究経験や専門知識を活かし、研究推進に貢献できる魅力的なキャリアパスの一つですが、その認知度はまだ十分とは言えません。
講演・パネルディスカッションで事例や大学の研究組織の戦略を知る
本イベントでは、講演の部とパネルディスカッションの部があり、URAの活躍事例や大学の中での役割について知ることができます。
すでに大学運営に関わっている教職員の方はもちろん、ご自身のキャリアパスを模索する博士課程学生の方も含めて、様々な方にご参加いただけますと幸いです。
講演予定
大場 亮平 氏
文部科学省 科学技術・学術政策局
人材政策課 人材政策推進室 室長補佐
平成24年1月大臣官房 人事課に着任後、研究振興局 学術研究推進課、 日本学術振興会 人材育成事業部、鳥取大学 研究推進課長、情報・システム研究機構総務課長など研究現場の人材や 人事制度に関わる職を担当し、令和6年4月より現職。現在は、研究開発マネジメント人材の理解増進・活躍促進に向けて、 ガイドラインの策定・周知や研究開発マネジメント育成に係る研修事業を担当。
大平 慎一 氏
熊本大学大学院 先端科学研究部(理学系) 教授
副学長(教員人事・ダイバーシティ推進担当) 博士(理学)
私の研究テーマは、生体・飲料物・環境など多様なサンプル中のイオンを精度よく測定するための 手法開発から、自動化システムや微量イオンの分析、さらには放射性同位体の分離精製技術など、 産業・医療・環境のフィールドに広く展開可能な手法の開発です。これまでに、開発した手法の特許出願、 共同研究による実用化への取り組みをURAの方々に協力いただきながら進めてまいりました。 これまでの取り組みの一端を紹介させていただければと考えております。
松尾 三央子 氏
長崎大学 研究開発推進機構 産官学連携推進室 URA 博士(工学)
九州工業大学工学研究科博士前期課程修了。同年三菱重工業㈱入社。 2017年より長崎県建設技術研究センターにて公共インフラの維持管理に従事。2021年より長崎大学URA。 主担当は、社会実装系の競争的研究資金のプレ/ポストアワード、産学官連携の促進に係る学内事業の企画・運用。 COI-NEXT地域共創分野(本格型)採択に伴い、産学官連携と兼務で、PJの円滑な推進のため内外のハブとして支援を行う。 業務の傍ら、社会人ドクターとして長崎大学にて学位取得。博士(工学)。
米満 彩 氏
九州工業大学 イノベーション本部
産学イノベーションセンター URA 博士(農学)
筑波大学生命環境科学研究科博士後期課程修了、博士(農学)。URAとしていくつかの大学を渡り歩き、2019年より現職。 現在は、研究者の外部資金獲得や産学連携等の研究活動支援のほか、JST次世代研究者挑戦的研究プログラム(SPRING)の運営も担当。 博士後期課程学生の環境改善やキャリア支援に取り組む。
※登壇者・講演内容は予告なく変更になる場合がございます。あらかじめご了承下さい。
共催団体のご紹介
「知恵の流通の最適化」というコーポレートミッションのもと、大学院生や研究者の方々のキャリア支援を行っています。 大学院生のキャリア選択肢を増やすことで、大学院進学者が増え、結果として日本の研究レベルが上がり、優秀な研究者がさまざまな場所で活躍することで、 世の中の研究開発活動が活発化し、たくさんのイノベーションが生まれ続ける。そんな世界を実現するためのインフラとなることを目指します。
タイムスケジュール
- 15:50 - 16:00
- 受付・事前説明
- 16:00 - 16:05
- 開催挨拶
- 16:05 - 16:55
- 講演
- 大学の未来を創る経営人材としての研究開発マネジメント人材への期待(文部科学省・大場氏)
- 産学連携と研究成果の実用化を目指して〜URAとともに〜(熊本大学・大平氏)
- 支える力、つなぐ力~URAの現場から見える未来~(長崎大学・松尾氏)
- 多様化する博士のキャリア×広がるURAの仕事(九州工業大学・米満氏)
- 16:55 - 17:30
- パネルディスカッション
※詳細は後日更新予定
FAQ
- Q 就職活動をする学生ではないですが参加できますか?
- A 就業状況や卒業/修了年度に関わらず、どなたでもご参加いただけます。
- Q 当日参加は可能ですか?
- A ウェビナー形式のため前日までにお申し込みください。
- Q 当日の服装は私服でも参加できますか?
- A 当日はウェビナー形式でビデオはONになりませんので私服で問題ありません。リラックスできる服装でご参加ください。

