2020年代は、宇宙領域、また、国内で圧倒的なシェアを誇る電波望遠鏡の観測処理システムを含む天文領域において、より先端的な技術の探求を主な目的とした国家プロジェクトへの参加と、事業継続性に寄与する収益性担保も目的とした民間プロジェクトへの参加を計画しています。防災領域においては、より多くの人命救助につなげていくために、国や行政の主導となる防災における新案の起案や、これまでの実績と技術を持つ弊社が導入の中心的な役割を担うべく開発を進めていき、IoT領域においては多くのものが連携することでより効率的な生産や資源の有効活用となるよう、弊社の得意技術を活かした製品開発を今後も計画しています。
弊社製品が採用され続けている“国立天文台”に導入されたシステムでは、既に20年以上実績を積み重ねてきています。2019年に実現し世界中を沸かせた“ブラックホール”の撮影は、弊社の技術無くしては実現しなかったと言え、私達もその成果を誇らしく思うと同時に、さらに今後も高度な技術を実現していくための努力を続けています。
テクノロジーの進化は速いものの、しかしその優位性は決して一朝一夕にはいかないのも事実です。事業における優位性はまさに“技術力の高さ”に尽き、厳しいながらもその魅力的な挑戦に皆で邁進しています。