記録媒体が、フィルム、アナログ、デジタルと急速に移行する中で、フォトロンは一貫して“我々にしかできない画像処理を、独創的な技術で生み出す”企業として社会と産業に貢献し、2018年には創業50周年を迎えました。同社ではハイスピードカメラとプロフェッショナル映像システム(放送関連機器システム)をコア事業として、CADや教育映像システム、医療用画像システムなど、画像と映像に関わる領域でいずれも最高品質の製品(ハードウエア)とサービス(ソフトウエア)、メンテナンス(ネットワーク構築及び保守)を総合的に提供しています。
同社はハイスピードカメラをはじめとする研究開発型のメーカー機能と、海外の優れたハード・ソフトウエアを国内でシステムインテグレートして展開する輸入商社機能の両方を合わせ持ち、大手メーカーとは一線を画すユニークなビジネスを展開しています。そのため、海外出張や現地駐在のみならず、社内には海外拠点から出向の外国人エンジニアが勤務するなど、グローバル志向の若者には刺激的で面白い仕事を提供できる環境があります。また、製品開発に際して保守運用まで全プロセスを自社内で行っていることも同社の特徴です。
現在同社は優れた技術力や製品企画力を携えておりますが、数年先を見越して布石を打つことが私の役割であり、社員一人ひとりの成長と新規ビジネスの開拓が重要と考えています。
昨年IMAGICA GROUPの改革に向けた組織再編により、当社に技術開発部門が統合され、グループ全体の技術開発機能の中枢となりました。
近年は海外発の動画配信サービスの市場参入が相次ぎ、画像・映像を扱う事業に携わる同社にとっても、現在はまさに過渡期ともいえる大きな「変化」の時期を迎えています。そうした変化をチャンスととらえ、同社が持つ技術開発の経験と知見を活用し、これまで以上に社会に貢献していかれる方針です。