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2015/10/15掲載

みなさんの選択肢の一つに、
ICT行政官という道もあります!

大学院時代の研究内容を教えてください

学生のときはロボットや情報処理の研究をしている研究室にいました。
人間は赤ちゃんの頃から周りの環境と接触することで身体感覚を獲得したり、お母さんなどとコミュニケーションをとることで発達していきます。この環境との接触行動を計測し、将来的には動作制御につなげられるよう、等身大のヒューマノイドロボットの全身を覆うことができる触覚センサを作っていました。当時、市販の触覚センサにはなかった柔軟性や曲面適応性、低コスト性、軽量性を実現したものでした。
今でも、やはりロボットや人工知能のニュースがあるとつい読んでしまいます。プライベートでは、子供を育てていますが、どうやって知能、言語を獲得していくのか再び興味がわいて昔読んでいた本を引っ張りだしたりしています。

就職活動はどのようにされたかお教えください

まずは大学で開催されていた企業の合同説明会に参加したり、企業WEBを見たりして情報を収集しました。その後、興味のあったメーカーや通信事業者などを中心に個別の企業説明会へ参加したりOB訪問をするなどしました。企業によっては職場や工場など現場を見せてくれるところもあり、積極的に参加していました。わりとフットワーク軽く動いていて、専門分野は違いますが、航空機のエンジンを見たくて重工業系の説明会に行ったこともあります。
民間企業を中心に検討していましたが、たまたま足を運んだ国家公務員の採用説明会で技術系職員の採用を行う省庁があることや、男女同じように活躍の場があること、何より職員さんの話す業務内容が面白くて公務員も選択肢に入れるようになりました。(私は総務省に国家公務員として採用され、現在はNICT(情報通信研究機構)という研究機関でお仕事をさせてもらっています。)

現在はどのような業務を行っていますか?

私の職場であるNICTはICT分野を専門とする日本で唯一の公的な研究機関(総務省所管の国立研究開発法人)として、省エネ・大容量の光ネットワークを実現するための技術、リアルタイムにゲリラ豪雨を観測する技術や言葉の壁を超えることを目指した自動翻訳技術などの研究開発を進めています。
私のいる経営企画部は、NICT全体を見て研究開発や業務を円滑に推進するのための検討、具体的な計画の立案、組織内外との調整等を行います。その中で、私の業務は研究開発を円滑に進めるためのルール検討、研究成果の海外展開や様々な突発的な事案への対処などを行っています。また、所管省庁である総務省を含めた政府機関からの問い合わせ窓口もしています。国内外の大臣級による視察やイベントでの展示など依頼があれば、NICTの研究開発を外に上手く発信していけるよう関係部署と調整して対応しています。職員の数が限られているので、本当に色々な仕事が降ってきます。

業務のやりがいや、大変なことをお教えください

国家公務員の場合、約2年で職場を異動することを繰り返します。私の場合は、総務省に入省してから、情報通信技術の国際標準化、電波の利用政策、インターネットドメイン名やIPアドレス政策等を担当しました。役所が何かものごとを決めようとするとき、関連する事業者や利用者など様々な関係者とコミュニケーションをとりながら進めていきます。同じ情報通信分野といえども、部署ごとに必要とされる知識も関係者も異なりますので、異動のたびに勉強は必要ですが、一方で気分新たに仕事に取り組むことができます。学生時代に学んだことが直接役に立ったことは少ないですが、ICT技術に興味があることや物事を論理的に考える能力は活かされていると思います。自分の関わった仕事が報告書にまとめられたり、記事になったりした際は達成感を感じます。
今の職場は、日々最先端の研究に触れることができます。異動当初は研究者の話が全然分からず冷や汗ものでしたが、自分で関係の文書を読むなどして徐々に彼らの話も理解できるようになってきました。業務の都合上、研究者や職員の方に大量の作業を依頼をしたり、協力をお願いしてイベント等を仕切ったりすることが多くあります。依頼や相談をする場合には、研究者の負担を減らせるよう、できるだけ効率的に進められればと思っています。

大学院生へのメッセージをお願いします

先日、就職活動中の学生さんから就職活動を進めれば進めるほど迷ってしまうというお話しを聞きました。
何を基準に絞り込んでいくのかは人それぞれですが、私の場合は、業務内容のほかには、就職活動をする中でその企業や省庁でお会いした方々の受け答えや雰囲気等を見ていたように思います。
また、就職活動をしていた当時にはそれほど重視していませんでしたが、その企業で中長期的に働きたいと考えるのであれば、どのような働き方ができるのかも確認しておくことを自身の反省からお勧めします。学生当時、自分が子供を持つことなど遠い未来のことで真剣に考えず、ワーキングマザーはたくさんいるし、私もなんとかなるさと楽観的に考えていました。実際にやってみると想像以上に大変です。公務員なので制度は充実していますが、それでも毎日定時に帰宅できるわけもなく、公的・民間サービスの利用、夫や実家のサポート、同僚や上司の理解があってこそ続けられています。性別に関係なく柔軟な働き方ができるかどうかも職場を選ぶ際の重要なポイントになるのだろうと思います。

冒頭の悩み、正直うらやましいです。みなさんの前には可能性が広がっています。就職活動中は悩むところもあるかと思いますが、企業から評価されるという気持ちだけでなく、企業を評価するくらいの気持ちで臨んでもいいのではないでしょうか。頑張ってください。

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