1. TOP
  2.  >  大学院出身社員インタビュー【株式会社JSOL】

株式会社JSOL エンジ二アリングビジネス事業部 研究開発グル一プ 研究開発チ一ム 横浜国立大学大学院 環境情報学府 情報メデイア環境学専攻 出身

2014/12/19 掲載

CAEのプロフェッショナルに囲まれて、
さらなるスキルアップ

大学院時代の研究内容を教えてください

私は学部時代、機械系の学科に所属していました。そこで熱や流体、固体の力学を学んだ際に物理現象を記述する数学の重要さを感じ、大学院には数理解析を専門とする研究室を選んで進学しました。
研究は非線形微分方程式の解析です。計算機を使ったシミュレーションやプログラムの作成などはほとんど行わず、関数解析学の理論をベースに変分原理を適用、微分方程式の解の存在や性質について研究を行いました。
抽象的な数学の概念を理解できるようになるまでは、何度も教科書や先行論文を読み直し、書き写したりして考える期間が必要になりますが、その概念を自分の言葉で表現できるようになったときには、数学を学ぶ、研究することの面白さを感じることができました。
大学院時代に学んだ抽象性の高い数学の理論をそのまま現在の業務に使うということは稀ですが、プログラム作成のために定式化を作成するときなどには、学生時代に身に付けた考え方が基礎になっています。

就職活動はどのようにされたかお教えください

業務風景 修了後の進路については、機械工学と数学、両方の知識を使って製造業に貢献できる仕事をしたいという希望を持っていました。
そのような中、当社のインターンシップでCAE業務を体験することができました。それまで本格的なシミュレーションに携わったことはありませんでしたが、経験、知識ともに豊富な先輩社員の方々に指導して頂きCAEの業務にさらなる魅力を感じるようになりました。
CAEに携わるということではメーカーも一時期は視野に入れていましたが、数理モデルを用いて物理現象を解析することや計算手法の開発への興味が強く、それを専門とできることから最終的にCAEソフトウェアベンダーを第一希望として就職活動をしました。

現在はどのような業務を行っていますか?

業務風景 シミュレーションの高精度化への取り組み

私が所属するエンジニアリングビジネス事業部では製造業や関連する研究機関などのお客様に向けたシミュレーションソフトの開発、販売、利用技術のコンサルティング、サポートを行っています。
私の主な担当業務はプレス成形シミュレーションシステム【JSTAMP】に関わる研究開発です。プレス成形は板状の金属などに金型で形状を転写するという、単純な加工方法ですが、そのプロセスで発生する物理現象をシミュレーションで実物と同じように再現することは難易度が高い問題です。【JSTAMP】はこの課題をクリアするため自動車、電機、鉄鋼材料メーカーなど国内外のお客様にご利用頂いております。
私は【JSTAMP】をお使いのお客様に満足して頂くため、さらなるシミュレーションの高精度化に向けた計算手法の研究開発に取り組んでいます。


業務のやりがいや、大変なことをお教えください

日常業務の風景 試行錯誤の開発の末に感じる達成感

【JSTAMP】が行うシミュレーションは有限要素法という計算手法に基づき実行されています。
有限要素法は厳密な数学の理論に基づき整備された計算方法であり、プログラムに一箇所でも誤りが含まれていると、全く違った結果が導かれてしまうことがあります。
最初に作成したプログラムが正しく動作し、意図した結果が得られるということは極めて稀です。開発過程においては正しく動作することが確認できるまで、何度もテストデータを実行し途中の計算値をチェック、最終的に理論通りの計算結果を再現できるように試行錯誤を繰り返します。 この試行錯誤の期間が長くなり、出口が見えなくなることは日常茶飯事ですが、苦労の末に思い通りの計算ができるようになったときには非常にやりがいを感じています。

大学院生へのメッセージをお願いします

就職活動は沢山の会社を見て回ることができる貴重な機会です。
ぜひ、この機会に普段の学生生活では関われない社会人の方と話して、大学では学べない様々な業界の仕組みについて勉強してください。
ご自身の視野や可能性が広がっていくと思いますよ!

求人ページへ

← 一覧に戻る

プライバシーマーク 株式会社アカリクは「プライバシーマーク」付与事業者として認定されています。