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株式会社インフォマティクス 開発部 筑波大学大学院 システム情報工学研究科 リスク工学専攻 情報・通信分野 出身

2014/12/08 掲載

「大学院での研究経験は仕事に活かすことができる」
 と気がついた!

大学院時代の研究内容を教えてください

大学院時代は都市の防災、特に津波避難について研究していました。

当初は別の内容で研究を行おうとしていました。しかし、在籍中に東日本題震災が発生し、防災分野に携わる一員として目の前の問題に取り組まなければならないと考え、研究テーマを震災と関わりの深いものに設定し直しました。
その中で、大学が主催する東日本大震災に対する復興・再生支援活動の一環として、ある自治体を対象に地震津波からの避難に関するリスク分析を行いました。

自治体の住民全体に対する意識調査から始まり、意識調査を基に仮に地震津波が発生した場合の避難の所要時間と人的被害の可能性の試算を行い、最終的には人的被害の可能性を低減させるための施策を提案しました。

研究で収集した情報をアウトプットする方法として、統計的に処理した情報をGISを利用して地図上に表現するということを行っていました。研究を通じてGISに触れる機会が多くなっていったことで、学業だけでなく将来の仕事としてGISを含む地図システム関わることに興味を持つようになっていきました。

就職活動はどのようにされたかお教えください

業務風景 大学からの研究分野に縁の深い地図を利用したシステムに関わる仕事をしたいと思い、就職活動を始めました。

就職活動を始めた当初は、仕事として地図システムを使う側、開発者として地図システムを作る側両方に興味があり、業種をそこまで絞り込まずに様々な企業の選考に参加していました。しかし、これといった決め手が得られず、結果的には就職活動も研究も中途半端な状態になってしまいました。

そんな状況で就職活動と並行しながら研究を行っている中で、普段利用しているシステムに対して「こうした機能があればもっと便利なのに」というように感じることが度々ありました。そのような思いから、「システムを利用するなら不便さを感じることの無いものを使いたい、不便に感じるなら自分が作る側になってその不便さを解消すればいい」と考えるようになり、その考えから就職先を考える上での興味も自ずと絞られていきました。

考えが纏まってからはGISを利用したシステムを提供する企業に対象を絞り込んで各社の選考に進み、最終的には、自分の考えを実現することのできる環境があるインフォマティクスにお世話になることを決めました。

現在はどのような業務を行っていますか?

業務風景 SEとして地図を利用したシステム開発業務を行っています。主にJavaを開発言語として利用しています。

ベースとなる地図システムにお客様からの要望により様々な機能を追加していきます。
最近の仕事だと、基本的な部分ではお客様が個別に持っているデータを登録して、それらのデータを住所を基に地図上に表示、キーワードなどから登録したデータを検索、表示するデータの種類を切り替える、種類ごとに色分けする、などといった登録・管理機能を独自に作りました。

それ以外にも、すでにある機能についてもお客様の要望によりカスタマイズを行います。
画面の見た目をお客様好みに変更したり、地図上に書いた図形をクリックしたときの動きを標準のものから変えたり、特定の機能をキーボード操作によるショートカットで利用できるようにしたり、逆に誤動作防止のため特定の機能についてはキーボードによる操作を制限したり…細かい要望にも可能な限り対応していきます。

これまで携わってきたシステムは大学院時代の研究対象だった防災関係のものではありませんが、研究を進める上で必要だった統計学の知識が、お客様の業務に必要な機能を実現するのに役立ったりと、大学院で学んだことが仕事にも活かされていて、日々やりがいを感じながら仕事を続けています。

業務のやりがいや、大変なことをお教えください

日常業務の風景 何よりも一番のやりがいは、自分の書いたプログラムによって、お客様の希望する機能が実現することです。
時には「本当はこうしてほしかった」など改善の要望を受けてしまうこともありますが、作ったシステム・機能がお客様の業務にとって以下に重要であるか教えていただいたり、実際に使っていただいている姿を見ることができたりすると、それまでの仕事に対して大きな達成感を感じられます。

逆に大変なことの一つとして、閑散期と繁忙期での仕事量の違いには苦労しています。
地図システムを扱うお客様の都合上、仕事の多くが特定の時期に集中する傾向があります。異なるお客様相手の仕事を同じ時期に複数並行して行うことは、経験の浅い自分にとってはスケジュールの管理やクオリティを保つことが難しく、中々作業がはかどらないときもあります。

また、システム開発にはトラブルがつき物です。お客様の動作環境と全く同じものを用意して開発を行っていても、いざお客様の環境で動作させると予期せぬ不具合が発生することがあります。会社とお客様とでPCの設定等の環境に違いがあれば原因は特定しやすいですが、そうで無いときは不具合の原因を突き止め、そこに対処することにもとても苦労します。

しかし、そのような状況を乗り越えれば、仕事をした分だけ開発者としての知識・経験がアップし、それが次の仕事へのモチベーションとなります。現に今携わっている仕事で、昨年作ったものと同じような動作をするプログラムでも、昨年と比べて手早く効率的にできていることを実感しています。

大学院生へのメッセージをお願いします

日常業務の風景 大学院まで進んで研究を続けていることは、それだけで大きなアピールポイントになると思います。

何が問題なのかを特定し、その問題を解決するために仮説を立て、問題解決のために仮説を検証していくという研究の一連の流れは、仕事にも通じるところがあります。自分の業種でいえば、お客様とシステムの要件について話し合いをしているとき、お客様が抱える困難・苦労は何で、どうすれば自社のシステムによってそこを解消できるかということを段階的に考える上で、研究での経験が活かされています。

大学院生は、学部生時代と比べて研究をより自分の力で進めていくことを求められます。それによって自分で考え、実行する力も、自分で思う以上に向上していると思います。

専門分野に対する知識は将来を考える上での自身の興味・関心の基盤になる部分であり、重要なのはいうまでもありませんが、それだけでなく「大学院生として研究していること」そのものを強みとして、幅広い分野からその力を活かすことのできる企業を探してみてほしいです。

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