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ビップシステムズ株式会社 組込業務ソリュ一ション事業本部 次世代ソリュー一ション部所属 九州工業大学大学院 情報創成工学専攻 出身

2014/10/27 掲載

大学院生、入社してからの合わせて5年間を振り返ってみて。

大学院時代の研究内容を教えてください

日本語−英語の話者音声を利用した、言語間での音声特徴の抽出を行っていました。
私の所属していた研究室では、ユーザインターフェースの研究を行っており、近頃は家庭用ロボットの研究・開発を中心に進めていました。私もこの家庭用ロボットの開発に少しでも関わりたいという想いと、音声処理の研究がしたいという想いから、この研究内容を選びました。研究の成果によっては、バイリンガルな家庭用ロボットが登場出来るのではないかと考えたからです。
しかし、それまで学部時代を含めて音声処理の知識が皆無だった私にとって、研究は想像以上に困難なものでした。授業の内容も学部時代に比べて難しいものばかりで、課題作成やテスト勉強など、相当の時間をかけて研究室の仲間と行った記憶があります。他にも家庭用ロボットの競技会のサポート、音声処理の基礎となる知識から学んでいたため、私の研究の進捗は修士2年になるまで芳しいものではありませんでした。
修士2年では、教授や研究室の先輩方に何度も相談に乗って頂きながら少しずつ研究成果が出始めるようになりました。日本語、英語の話者音声にそれぞれフィルターをかけ、周波数のスペクトラムを一定の時間ごとに抽出することで、一部において優位な差があることがわかりました。
当初の目的であった家庭用ロボットへの適用にはリアルタイム性や、各言語の音声認識システムとの連携など課題はありますが、2年間の成果を残せたと考えています。

就職活動はどのようにされたかお教えください

業務風景 就職活動は3年の冬から行っていました。その時点で院への進学は決まっていたので、就職活動の下見感覚で学内で開かれた説明会や合同説明会に参加していました。院生では、1年の12月くらいから始めたと思います。開始直後はやはり説明会を中心に参加しました。
大枠としてSE・PGになりたいと考えていたので、IT企業やメーカ系の大企業を中心に企業研究をしていました。大学の推薦枠を利用したため、実際に選考を開始したのは翌年の3月くらいからでした。ところが、自己分析や選考を進めるにつれ、自分がやりたいと思っていた仕事が出来るのは企業研究を進めていた大企業ではなく、中小企業だということに途中で気付き、5月に入ったあたりで方針転換することにしました。
ここで院と学部での就職活動での違いを一つ挙げるなら、面接において研究内容について深く質問されるということだと思います。私の場合、研究内容がしっかり決まるのも遅く進捗も芳しくなかったため、面接で答える内容に酷く悩みました。1年の間にもう少し無理にでも研究を進めておけばととても後悔したことを今でも覚えています。
方針転換してからいくつかの企業を受けましたが、弊社の説明会に参加して事業内容を聞いたときに、今まで出会った企業の中で一番自分のやりたいことと一致していてスキルアップも出来そうだと考え、入社しました。

現在はどのような業務を行っていますか?

業務風景 私の所属する組込業務ソリューション事業本部は、お客様の要望に基づいて幅広くシステム開発や構築などを行っています。その中でも私が現在携わっているプロジェクトは会議室の予約システムの開発です。
概要を少し説明すると、会議室の前に設置している端末で会議室の予約状況の確認、予約の登録が出来、それとは別にWebページから各会議室の状況を確認、予約の登録が出来るシステムとなっています。
Webページからは他にも検索機能などの多くの機能を備えています。
そのため、サーバー、クライアント間でのデータの連携、DBの操作、認証処理、バッチ処理など、基本的な業務システムに必要となる要素をほぼ包含しています。このプロジェクトが終わり、他のプロジェクトに移ることになっても、今のプロジェクトで得た知識が応用出来るはずなので、非常に良い業務経験になっていると感じながら日々の業務を行っています。
また、入社してから今まで携わったほかの業務としては、基幹システム開発や、お客様社内の開発環境の整備などがあります。3ヶ月の研修が終わり、プロジェクトに配属されてから割と早い段階で、コーディングや設計の一部を任されるようになったことが、あの時の緊張と共に記憶に残っています。
プロジェクトごとにお客様の社内で開発することが多いので、色々な企業の方と知り合う機会があるのも特徴だと思います。

業務のやりがいや、大変なことをお教えください

日常業務の風景 よくIT業界では言われることですが、やはり残業時間が不定期に多くなるので大変です。コーディング工程の終わりが近かったり、システム自体の納期が迫ってくると、やはり残業時間は多くなる傾向にあります。
また、開発するシステムの仕様がお客様の都合で度々変更となることがあり、そちらもとても大変です。実際にコーディングの工程に入ってしまっていると、設計書を変え、プログラムの見直しを行い、場合によっては大幅な書き換えが発生することもあります。このような経験を通じて、設計やコーディングには汎用性、拡張性を持たせることができるようになってきたと感じます。仕様の変更が発生したときに、その汎用性、拡張性を用いて最小限の影響で対応できるとわかると、達成感ややりがいというものを感じます。
それ以外で一番やりがいを感じる瞬間は、お客様に提供したシステムを使いやすい、便利だと言って頂けることです。システム開発のプロジェクトは平穏無事で終わることが少なく、何かしらの困難があることが多いです。そういった困難を乗り越えて開発したシステムを喜んで使って頂けることが、私の中で一番嬉しく、次の仕事へのモチベーションの上昇にもつながっています。

大学院生へのメッセージをお願いします

大学院生は修士の必要単位取得と研究、そして就職活動をそれぞれこなさなければいけません。特に最初のパートでも触れましたが、院生になると面接の時に自分の研究内容について深く聞かれます。研究進捗が良くない方は今のうちに研究を進めておくことをお勧めします。
大抵の方は自分の研究で得た知識を実際の業務で活かす、ということはないか、もしくは非常に稀だと思います。しかし、研究を進める中で身につく「わからないことの答えを探るノウハウ」というのは、情報の少ない、新しい技術を扱うことの多い仕事においてはとても役に立ちます。それに、社会人になって年単位の時間をかけて1つのテーマを研究するということは研究者にならない限りは経験できない、貴重な体験だと思います。
就職活動については、私の反省を挙げると、自分のやりたい仕事は何か、ということをまず決めるということです。そのために希望する業界以外の業種の説明会を受けるのも、比較対象を作るという点で良いと思います。自分はどんなことが好きだから、どういうことがしたい。という結びつけが出来れば、希望する企業も絞れますし、自ずと志望動機も決まってくるかと思います。
残り少ない学生生活だとは思いますが、悔いを残さないように過ごしましょう!

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