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2017年の就活時期、6月解禁へ変更
〜そろそろ時代に合わない規制は止めませんか?〜

2015/11/26 掲載

株式会社アカリクの就職コンサルタントの山内です。
11月20日、経団連が2017年度新卒学生の選考活動を6月1日に前倒しで解禁するという発表を受けて、私が感じたことを少し書こうと思います。

大手企業のリストラ実施や、一部業界での人材流動性の恒常化、退職金制度の見直し等によって、終身雇用制度は一時期よりは崩れつつあるとはいえ、まだまだ大手企業の多くは、一度入社したらほとんどの人が辞めない文化が継続している日本。このような状況の中で、ビジネスの継続性と安定的な企業の成長を実現するためには「新卒採用でいかに優秀な学生を採用するか!」というテーマは死活問題に等しい。こういった文化が続く限り、新卒一括採用に関しての様々な問題がなくなるとは到底思えない。今年もまた就活スケジュールが変更になり、多くの議論がされているが、もう制度自体が時代にそぐわないのではないかと思う。

私はこの問題を考える時、いつも「年末年始の買い物」について思い出さずにはいられない。私が子供の頃のお正月は、今のように2日からスーパーが営業しているような状況ではなく、三が日はほとんどのお店がお休みをとっていた。正月は買い物ができなくなる、だから買い物を年末にしないと食べるものがなくなってしまう。正月が「ハレ」の日であるということも手伝って、ある意味無駄な量の買い物をしている風景があった。しかし、今のように2日から普通に店が営業しているとなると、無駄なモノを買う必要がない。「ハレ」の日であっても舞い上がる必要がない。そう、日々必要なモノを買えば良いのだ。

採用活動も同じことが言えるのではないだろうか。必要な時に必要なモノを用意できる状況が生まれない限り、今しか買えない(つまりは新卒一括採用)年末のお店には、顧客が殺到する。これは自然の摂理である。

昔は「正月にお店は休むもの」だった。それが常識だった。誰も文句は言わなかった。しかし、小売業界はルールを壊す急先鋒がいた。それは儲かるからである。当時のスーパーマーケットは正に飛ぶ鳥を落とす勢いで成長しており、世間の常識を覆す、正月営業に乗り出していった。最初は3日からの営業であったのが、2日からの営業へとどんどんエスカレートしていった。その後のコンビニエンスストアの出現で、有無を言わさず、いつでも買いたい時に買える時代は完成したのである。

今、「コンビニエンスストアも正月は休むべきである」と言う人はいないであろう。そう、世間の常識が180度変わったからだ。経団連の決めた倫理憲章を守る必要がない外資系の企業やIT系企業などは、いくら就活のルールを決めても守るわけがない。「正月に営業すれば、顧客の利便性が常識を守るというルールを超越する」ことをわかっているからである。そうなればもう後戻りはできない。正月に営業しなければ売り上げが下がるということになれば、結局は時代に合わせなければならない。最初は文句を言っていた、老舗デパートが正月営業を始めたように。就活スタートが4月であろうが8月であろうが6月であろうが、それはもう防ぎようのないことではないだろうか。

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