1. TOP
  2.  >  大学院出身社員インタビュー【株式会社電通】

2015/11/06掲載

答えは誰かが用意してくれるものではなく、自らの手でつくり出すもの。

大学院時代の研究内容を教えてください

大学時代 私の所属していた研究室では、酸素呼吸や生体防御の過程で体内で産生された活性酸素が原因となる障害、アルツハイマー病やパーキンソン病などの神経変性疾患を扱っていました。中でも私は、その原因となる活性酸素の1つ、「2-OH-ATPが及ぼす細胞増殖抑制と細胞死の分子機序の解明」をテーマとして、酸化ストレス刺激後に、細胞内で活性化するp38MAPK経路上流の新規シグナル分子を探索していました。

学生時代は、曜日に関わらず遺伝子組換マウスの細胞を育て、実験系を組み立てる条件検討の毎日でした。思い通りのデータが得られる機会は非常に少なく、苦しい日が続くこともありましたが、研究室には、研究・教育熱心な教授をはじめ、神経内科の医師やペルー出身の留学生など、個性・熱意ともに溢れるメンバーがおり、時には励まし、支え合いながら、刺激的な日々を過ごしていました。

卒業して3年が経った今も、出張で大学の近くを訪れた際には、お世話になった先生やメンバーを訪ねることもあります。
進む先がそれぞれ別々だとしても、帰った時には笑顔で迎え入れてくれる、そんな温かい研究室は今でも私にとっては大切な場所の一つです。

就職活動はどのようにされたかお教えください

就職活動初期は、これまでに習得した医学や科学の知識を活かしたいという気持ちが強くあり、研究職を志望していました。ところがある日、母に現在取り組んでいる自分の研究内容を伝えようとしたところ、眉間にしわが寄っていくばかりで全く内容を理解してもらうことができませんでした。

その出来事をきっかけに、何のために医学の道に進んだのかを改めて考えた結果、自分の根底には「大切な人を喜ばせたい」という想いがあることに気づきました。同時に、「そのためには必ずしも研究を続け、新薬を世の中に提供することだけではない!」と、視野が一気に広がった瞬間でもありました。

それ以降は、先入観にとらわれず、自分に合った生き方や本当にやりたいと覚悟を決めることのできる道、自分の想いを実現できる企業に進もうと、徹底的に探りました。とはいうものの、やはり理系や大学院、医学、これまでの勉強に割いてきた時間を度外視して、0から考え始めることはとても怖かったです。事実、「大学院まで行ったのにもったいない…」と心配されることもありました。

しかし、私の中で悩みに悩み抜いた結果から確信を持って選択した答えなので、たとえ反対されることがあっても気持ちが揺れることはなく、むしろそんな風に心配してくれた人たちをも、いつか自分が関わった仕事で喜ばすことができれば、とさらに思いを強くすることができました。

現在はどのような業務を行っていますか?

採用パンフレット 現在は、主に新卒採用業務に携わっています。新卒採用業務は、「採用広報」と「採用選考」の大きく2つに分かれおり、そのサイクルは1年単位で回ります。

「採用広報」は、学生のみなさんに電通への理解を深めてもらえるよう、会社案内パンフレットやHP、Facebook、をはじめとする広報ツールの制作やDENTSU GREETING EVENTと称した社内外で行う説明会の実施・運営に努めています。一見、広告の現場からは離れているようにも見えますが、制作スケジュール・予算管理や文字・色校正など、実は現場社員とよく似た動き方が求められます。

「採用選考」では、社会環境や社のビジネスの変化に柔軟に対応し、未来の電通を支えてくれるような人材を獲得するために、より精度の高い採用選考のプランニング・実施を行っています。

例えば、理系学生が「電通でも自身の能力を活かせる場がある」ということを認知していないという課題があるとします。その課題を解決するための最初のアプローチとして、私たちは過去データや様々な情報を基に仮説を立てます。そして仮説に基づいた最適な広報施策を考え、実施し、終了時にはこれまでのプロセスをしっかりと分析し、次年度に活かすようにしています。このようなPDCAを回す流れは、意外にも研究時代となんら変わりのないスタイルです。

業務のやりがいや、大変なことをお教えください

チームメンバー 採用部に配属されて一番驚いたことは、コーポレート部門にも関わらず「常に新しい採用広報・採用選考の在り方を追求する姿勢」でした。
正直、配属される前は現場からも遠く、前年の内容を繰り返すだけだと思っていましたが、実際は全く異なっていました。世の中で話題になる新しい広報施策やより精度の高い選考方法のアイデアを常に求められます。採用に限らず電通の仕事は、『正解』が必ずしもあるわけではありません。ですが、より正解に近い答えを出すためには、それまでの思考量が大切です。いかに考え続けるか、といった部分では、なかなか先輩を上回ることができず、普段は悔しい思いばかりしています。そんな中でも、自身のアイデアが通り、現実に広報施策の一つとして形になるときは、この上なく嬉しいです。

その他にも採用部に限らず電通では、ビッグデータ解析能力を活かせるマーケティングの部署や、プログラミング、Web解析といったデジタル関連の知識が活かせる部署など、理系が活躍できる場所がたくさんあります。
自身の持つ「知識・能力・技術」は、あくまでもアイデアを実現するための『手段』ですので、それを入社後にどのように伸ばし、使いこなしていくかが大切であり、そういった点でもとてもやりがいのある仕事が電通にはたくさん存在していると思います。

大学院生へのメッセージをお願いします

研究も就職活動も自分の人生も、全ては自分で答えを一つひとつつくっていくしかありません。
しかし、これまでは受験や研究に追われ、自分の将来をゆっくり本気で考えられる時間はあまりなかったかもしれません。

先輩が勤めている実績があるから安心、友達が受けるから一緒に…、と周りの雰囲気に流されるのではなく、「今、自分が本気でしたいことは何か」を今一度フラットに考えてみてください。
後から「違う道に進めば良かった…」と後悔しないためにも、今のこの時期だからこそ、自分の気持ちに正直に耳を傾けてみてください。本当にその選択肢しかないのか、現在思い描いている選択肢以外に道はあるかもしれない、一旦視野を広く持ち、自分の可能性を考え抜いてみてください。

あらゆる可能性を考えた上で決断した道なのであれば、今後その先を歩んでいく自信になります。入社後に仕事で挫けそうになった時にも、決断した当時の気持ちが必ず自分の支えになるはずです。どんな道にも歩みを進められる今だからこそ、みなさんが持っている全ての可能性を一つひとつ丁寧に見つめて、自分が本当に進むべき道、答えをつくっていただければと思います。


← 一覧に戻る

プライバシーマーク 株式会社アカリクは「プライバシーマーク」付与事業者として認定されています。