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当事者意識

2015/03/03 掲載

アカリクの十五です。
今回のコラムのテーマは「当事者意識」です。

アカリクでは「アカリク就活サポート」を利用して企業の選考に進んでいる人たちに対し、必要に応じて面接練習を行っています。時折私も担当するのですが、私の場合「志望動機は何ですか?」とか「あなたの強みと弱みを教えて下さい」とか、よく聞かれるような質問をするわけではありません。そんなことはあえて練習するまでもなく一人で考えれば十分だと考えているからです。


では私が面接練習で何をしているかというと、やっているのは応募者の「脳内整理のお手伝い」です。間近に控えた面接に向けた対策というよりも、今後の選考に向けて指針を示すとともに、応募者が自分で考えて進むための材料を提供しています。そして人に応じて手を変え品を変え、私が就職活動において重要だと考える「当事者意識」を伝えています。


以下、私が行う面接練習のエッセンスについてご紹介をさせていただきます。


面接練習のエッセンス

1.脳内整理

応募者は面接を受けるにあたって企業の情報を集め、どのように働いていきたいかといったことをイメージをします。しかし応募者はWEBページや会社説明会等、企業から発信される数少ない情報をもとに考えるため、人によっては解釈に違いが生じ、企業が求めているものとの間にズレが発生してしまうことがあります。

そこで私が最初に行うのが脳内整理のお手伝いです。事業内容を正しく理解しているか、応募しているポジションはどのような仕事か、企業を取り巻く環境など、その企業について応募者がどのように理解しているかを一つ一つ確認して、もし実情と理解していることにズレがあれば修正をしていきます。

また、これまでにアカリク就活サポートを通じて何人もの先輩を送り出しているような会社であれば、プラスαの情報として、どのような志向性の人の評価が高いのか等々、WEBには公開されていない様々な情報をお伝えすることで、より具体的な仕事のイメージを持ってもらえるようにサポートしています。


2.当事者意識

当事者意識を持って考えよう

脳内整理をして情報のズレがなくなっても、それは選考のスタート地点に立ったに過ぎません。企業の選考を突破していく上では更に「当事者意識」を高める必要があります。ここで言う当事者意識とは「企業が抱えている問題意識を共有し、その企業の一員として事業に取り組んでいくための素地」のことです。

当事者意識が低い人の特徴として、作文のような志望理由、評論家じみた問題提起、抽象的な自己PR、ビジネス(=お金を稼ぐこと)はどこか他人事、といったことが挙げられます。当事者意識が高い人の特徴はその反対で、リアリティのある志望理由、地に足の着いた問題提起、具体的な自己PR、ビジネスの枠組みの中でやりたいことを目指すということになるでしょうか。

ちなみに当事者意識を高めるための大前提となるのが「ビジネスにおけるモノの考え方」を知ることだと私は考えています。そのための方法はいくつかありますが、一つ確実な方法を挙げるとすれば「意識的に社会人との接点を増やすこと」です。アカリクのセミナーや企業の選考、インターンシップなど、就職活動に付随することをきっかけとして接点を持ってもいいでしょう。あるいは既に社会人となっている人、たとえば中学・高校時代の同級生と話をしてみるということでもいいかもしれません。社会人となった旧友がどんなことを考えているのか、何にやりがいを感じて何に苦労しているのか、こうしたことを知ることでビジネスが全く違う世界の出来事ではなくなることでしょう。

その上で自身が応募する企業について調べ、仮に自分がその企業の一員となったとしたら何を考え、どのように振る舞うかといった「当事者意識」について考えてみてください。


3.逆質問

就職活動において当事者意識が一番力を発揮するのは、面接でよくある逆質問、つまり「最後に何か質問がありますか?」という時間だと私は考えます。

例えばこんな違いが考えられます。

当事者意識が低い:「御社の競合となる企業はどこですか?」
当事者意識が高い:「御社の事業内容を考えると競合となる企業はA社だと思うのですが、A社と差別化をはかるとしたらどこが御社の一番の強みになるとお考えですか?」

当事者意識が低い:「若いうちから新規事業の立ち上げに関わることはできますか?」
当事者意識が高い:「新規事業の立ち上げに関わる場合、準備期間はどのくらいで、どんなメンバーが担当することになるのでしょうか?もし可能であればこれまでの実例をもとに教えていただきたいのですが」

大雑把に言えば、当事者意識が低い人は「わからないから教えて欲しい」といった浅い質問をし、当事者意識が高い人は「御社で一緒に働く具体的なイメージを高めたいので教えて欲しい」といった踏み込んだ質問をしていることになるでしょうか。

逆質問というのは質問次第で得られる情報の量と質が劇的に変化します。つまり当事者意識が低い人は質問しても得られる情報が少なく、当事者意識が高い人は選考を経るたびに多くの情報を得て、より当事者意識が高まっていくということになります。

もちろん踏み込んだ質問というのは企業の内部情報に関わるため、質問に答えていただけない場合もあります。しかし「自分が働く具体的なイメージを高める」という目的がはっきりしていれば、違った角度から追加質問を投げかけることで情報を引き出し、働くイメージをより高めることができるでしょう。


まとめ

就職活動は自分が入社する会社を探す活動ではありますが、同時に数多くの魅力的な人たちと出会い、出会いを通じて自分に刺激を与えて変化させていく場でもあります。ですから、皆さんには就職活動を通じて多くのビジネスパーソンと接点を持ち、将来同じ世界に身を置くことになるような魅力的な人、会社を探していただきたいと思うのです。

これを機会に、「当事者意識」という観点から自身の考えやビジョンを見なおしてみてください!

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