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美しい文章を書こう

2014/08/12 掲載

はじめに

ペンと紙

こんにちは、アカリクの十五(とうご)です。

1年ほどコラムの執筆からは遠ざかっていたので、
はじめましての人が大半でしょうか??
今後は月1回のペースで書いていく予定ですのでよろしくお願いします。

起:美しい文章を書こう

今回のテーマは「美しい文章を書こう」です。

私は自他ともに認める文章にうるさい人間でして、文章を読んでいると
何を伝えたいのか?ロジックは一貫しているか?等々が気になって仕方がありません。

元々の性格もあるのでしょうが、方向性を決定づけたのは20代の大半を司法試験の勉強に費やしたことでしょうか。
当時は判例や基本書のようなお堅い文章を読んで知識をインプットし、
論文試験対策としてひたすら論文を書くアウトプットのトレーニングを日々続けていました。

論文試験ではちょっとした論理のミスがあっただけで不合格。
これまで積み重ねてきた努力が一瞬にして水泡に帰すので、それはもう真剣です。
結果としては毎年不合格続きだったのですが、そこから得たものもたくさんありました。

・文章を読むスピードが早くなった
・立場、結論、根拠など、頭の中でラベリングをするクセがついた
・要旨をつかむのがうまくなった
・そこまで練らなくても、ある程度スッキリした文章が書けるようになった

とかなんとか。美しくない文章を読んで気持ち悪いと思うようになったのも
この頃なので一長一短なのかもしれませんが…

承:美しい文章とは

さて、今回お伝えしたい「美しい文章」というのは、作家や詩人のような表現を目指すものではありません。
自身の考え、事実、依頼すべき事項など、
「相手へのメッセージを正確にわかりやすく伝えられる文章」を意味します。

例えば、就職活動中にはエントリーシートや応募書類、就職後には社内の報告書や企画書、
社内外の人に対する依頼や確認のメール、プレゼンテーション資料等々…社会人へと近づくにつれて、
文章という手段でメッセージを伝える頻度は劇的に高まります。

そんな時に「美しくない文章」を書いたらどうなるでしょう?

・そもそも読んでもらえない
・後回しにされる
・依頼したのにやってもらえない
・意図とは違う解釈をされる
・重要なところを読み飛ばされた

こちらは書いたんだから悪くない、悪いのは読んだ相手だと考えるのは簡単です。
ただ、そんな時に不利益を被るのはたいてい相手はではなく「自分」です。

・エントリーシートをロクに読んでもらえずに不採用になった
・依頼をしたのに期間内にやってもらえなかった
・返信がなかったのでそのまま進めたところ、後から間違っていたことがわかり、
 結局やっていたことが無駄骨になった

つまり文章というのは、相手が受け取ったというだけでは足りず、正しく理解してもらってはじめて機能するものです。
受け取られたけれど読まずに食べられてしまった黒ヤギさんの手紙をイメージするとわかりやすいかもしれません。

美しい文章というのはこうしたすれ違いを大幅に減らします。

・自分は何をすればいいのか
・なぜしなければならないのか
・優先度はどのくらいか

仮に多少読み手の解釈が違っていたとしても、大枠で一致していれば致命的なズレにならずに済みます。

転:美しい文章を書くには

では、美しい文章を書くにはどうすればいいのでしょう?参考までに本コラムを書いたやり方をご紹介します。

まず文章のテーマを決めます。今回は「美しい文章を書こう」にしました。

次に全体の筋道を定めます。まず「美しい文章」とは何かを定義し、そのメリットについて述べます。また「書こう」だから書き方についても論及する必要があります。

あとは全体の文章の構成です。今回は起承転結に従ってみました。

起:美しい文章を書こう(導入。自己紹介など)
承:美しい文章とは(美しい文章の定義及びメリット)
転:美しい文章を書くには(具体的な書き方の紹介)
結:要約する力(まとめ)

ここまで固まったらあとは関連すると思われることをとにかく書く。
現段階では下書きなので、箇条書きでも段落ごとに書いてもよく、とにかく思いついたことを書き溜めていきます。

その後に使えるものと使えないものに分けてつなげていきます。
あとは個人の好みに応じて、納得するまで内容を詰めるもよし、ザックリと意図が通じればいいと妥協するもよし。

なお今回はコラムというボリュームのある文章(1000〜2000文字想定)でしたので、
かなりキッチリと構成をしました。ただしもっと短い文章であれば大幅に工程を簡略化することができます。

・文章の趣旨を確定する(依頼、報告、提案、情報共有など)
・最低限必要な情報を整理する(背景、目的、理由、期間、優先度など)
・結論から書く
・必要情報を書く

これだけでずいぶん読み手にやさしい文章になるはずです。

結:要約する力

ここまであれこれと書いてきましたが、美しい文章を書く上で一番重要なのは「要約する力」だと私は考えています。
要約が上手な人は、おそらく要約しやすい文と要約しづらい文の違いがわかるでしょう。

そして自分が文章を書く時には、伝えたいことを要約し、それをもとに文章に肉付けをしていく…
読み手はその逆のプロセスをたどることで、書き手の伝えたいことの要旨にたどり着けるわけです。

もし美しい文章を書きたいと思うのなら、急がばまわれ、まずはいろんな文章を要約してみることをオススメします。
プロの文章だけではなく、ブログやらインターネット記事やら、
いろんな文章を要約してみることで美しい文章というものがだんだんわかってくるのではないでしょうか。


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