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定年間近に引き抜き〜本国に呼ばれた技術者〜

2014/07/10 掲載

はじめに

ヨーロッパの街並み

今回は私が学生時代にお世話になった教授のご友人Aさんのお話です。

Aさんについて

Aさんは、自動車・バイクが大好きで、自動車に関係する職業に就きたいとの思いより、
某外資系メーカー(自動車部品サプライヤー)で何十年も設計・開発の業務に携わっていました。

私は、一度お会いした際になぜトヨタやホンダなど完成車体製造メーカーに進まなかったのかお聞きしたことがあります。

理由は単純でした。

自動車好きということで、就職の際には完成車体製造メーカーも考えたみたいですが、
自社の自動車しか自分が乗ることができないという暗黙のルールが嫌いで、
比較的縛りの無いサプライヤーを選択したようです。

Aさんの転機

Aさんは、専門知識、技術も非常に優れており、必然的に社内で新製品の開発には
Aさん無しでは成り立たないというポジションになっていました。

定年が見えてきたある日、本国(ヨーロッパ)から

「メイン工場で新製品の開発に力を貸してくれないか?」

と頼まれました。

本人は、本国との関わりもないし、英語も得意ではないのになぜ?と思ったみたいですが、
日本に優れた技術者がいるとの話が本国に話が入ったことで招集されたとのことです。

でも、技術者として一生に一回は海外でものづくりをしたいという思いもあったため、
奥さんを説得し、二人で本国に渡った1か月後にAさんは契約書を渡されました。

契約書?
なぜ?

戸惑っていたAさんに、本国の社員から

「あなたは技術者として、本当に優れている。今後は、本国の社員として働いてほしい」

と言われました。

定年まで10年切っている私を?

・・・???

その契約内容は日本では考えられません。 年収はもちろんですが、下記のものも一緒に支給されました。

・家(一戸建て庭付き)
・車(高級セダン)

外国は技術者に対して評価が高く賃金も高いとは聞いていましたが、この待遇には驚きました。

Aさんも断る理由もなくサインをして、
現在もヨーロッパで奥さんと二人で暮らし、会社では新製品の開発に携わっています。

おわりに

夢があるとは思いませんか?

全ての会社でこのようなことがあるわけではないですが、
向上心を忘れず技術を高め、会社に必要な人間になれば、可能性はゼロではありません。

皆さんも会社に入社してからも、向上心を持ち、専門知識や技術を高め続けると
思わぬオファーが来るかもしれませんよ。


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