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或る男の就活記2/4 〜情報収集〜

2013/09/19 掲載

はじめに

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アカリクキャリアコンサルタントの十五(とうご)です。

前回に引き続き、ある男の就活記です。

三十路に近いある男は生まれて初めて就活を行うにあたり、本気で企業について知りたいなら身銭を切らねばなるまいと、手元にあった100万円で株式投資をはじめました。

四季報から得た情報で株を購入

これまでニュースには目もくれず、専門書を読み耽る毎日を過ごしていた彼ですが、株式投資にあたって「世の中の流れを知らねばなるまい」と、手始めに会社四季報を購入しました。

四季報の情報だけなら証券会社のHPからも閲覧ができたのですが、空いた時間にパラパラとページをめくる中で、時に予想すらしない企業の情報を得られるその仕組みに、小学生の頃にハマった広辞苑めくりを思い出します。

調べたいことを引きつつ面白い絵の言葉に寄り道したり、思いつくままにちょっとオトナな単語を調べてみたり…単に五十音順というだけで隣り合うまったく異質な情報の集まりである広辞苑。
会社四季報も証券コードに紐付けられた業界によるカテゴライズはあるものの、それに近い混沌ぶり。
たちまち四季報が愛読書になりました。

そんな彼が最初に買うことになった株は超大手の金属系企業。
一株の価格が安いこと、取引量が膨大で売買に困らないこと、中国の興隆にともなって間違いなく伸びる!との確信があったこと…等々がその理由。
時の利を得た彼はますます株式投資の道に魅せられることになります。

株主総会で出会った老紳士

さて、次第にインターネットでの情報収集に物足りなくなってきた彼は、ちょうど手元に届いた株主総会のお知らせに飛びつきます。
金はないけど意欲と時間はある!きっといろんな情報が得られるに違いない!!総会屋がいるのかな…などなど、胸を躍らせて会場に向かいました。

とある大きなホールにはたくさんの人。
高い平均年齢の集団の中、まだ30にもならないヒヨッコがジーンズ姿で着席します。

しかし…おそろしくつまらない。
プレゼンテーションは面白いのだけど、話している内容は既に知っていることばかり。
いや、そんなことは既に知っている、だからお宅の株を買ったのだけどな…と、何やら残念な気持ちでいっぱいになりました。

ふと隣を見てみると同じように退屈そうな老紳士が。
あぁ、退屈なのは自分だけではないのだと思う一方で、彼は一体何を考えているのだろう?彼はなぜこの会社の株を買ったのだろう?なぜ株主総会に出たのだろう?そもそもどんなバックグラウンドの人なのだろう?と、様々な好奇心が湧いてきます。

総会屋が場を荒らすこともなく、つつがなく株主総会は終了。
そこで彼は「すいません、ちょっといいですか?私は…」と、総会中に脳内で散々シミュレートしていた簡潔な自己紹介を述べた後に、いろいろと話を聞かせて欲しい旨のお願いをしました。

老紳士は二つ返事で快諾してくれました。
それじゃ、一杯どうだい?との誘いを受け、親子ほどの年が離れた二人は新橋の飲み屋に向かいます。…

情報収集のやり方

さて、情報収集のやり方には二通りあります。

(1) 狩人のごとく貪欲に獲物を探して狩る!!そして確実に仕留める!!!
(2) 海に潜り、岩についている貝や海藻を漏れなく収穫する

(1)と比べるとかなり消極的に見える(2)の方法ですが、積極的にキッカケを得られるようなフィールドまで足を運ぶ必要があること、これぞ!というチャンスを得たら、迷うことなく動く必要があることから、草食系100%というわけにはいきません。
対人であれば、グループディスカッションでたまたま同じグループだった。
対企業であれば、たまたま合同企業説明会で目に止まったということもあるでしょう。

キッカケは偶然だが、発展するか否かは必然

何やら男女関係の格言みたいですが、自らコントロールできる部分は、えいやっ!と思いっきり動いてみてはいかがでしょうか。
きっと違った世界が見えてくると思います。

次回に続く。


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