内定者インタビュー[人文社会学/博士課程からコンサル系企業へ]

インタビュー

内定者インタビュー

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コンサル系企業 内定

研究分野 文系

博士課程

T.N さん

就職活動を始めたのはいつからですか?

博士3年の6月頃からです。

12月に企業から頂いたメールをきっかけに、企業研究を始め、実際には1月から企業の説明会や
面接を受けました。ポスドクに進む気まんまんだったので最初はかなり悩みました。
ポスドクの先輩の話と企業の話両方を聞いてからでも進路を選ぶのは遅くないと思ったので
とりあえず学内説明会から参加しました。

どのような軸で企業を見ていましたか?

大学、もしくは院生や研究に関われるか、という点が最も大きな軸でした。

日本の大学教員は研究以外に割かれる時間が非常に多く、今後はさらに多くなると思っています。
そこで、自分は学外の機関とも共同研究をしていましたので、
その経験を活かして大学の研究業務をサポートし、
研究が活発に行われるような社会を作りたいと考えていました。
長期インターンシップを行った後は、研究と就業のキャリア形成という事柄に興味を持ったのですが、
院進学も含めたキャリア支援も結局は一つの研究支援だと考えたからです。
大学職員、公務員、外郭団体、広告、放送、コンサル、人材など様々な企業を見ていました。

就職活動と研究の両立はどのようにされましたか?

難しいように言われますが、就職活動のおかげで逆に研究にメリハリがつきよかったです。

基本的に研究もしくはTAなどのバイト、という生活でしたので時間がたくさんあり
どこか集中できていないところもありましたが、時間がわかりやすく有限になったことで
できるときに集中して行っていました。
就活の帰りの電車で論文読むことも多かったです。
教授も就活の心配をしてくれましたが、同時に論文の期日等を連絡してくれたりと両立に協力的でした。

就職活動の中で、一番努力したことはどんなことがありましたか?

企業と自分のマッチングです。

企業研究などは中期事業計画書や有価証券報告書を読み込むなど、
研究の延長のような形で行っていましたし、
自己分析も割と行っていましたが、両者の知識を有機的に関連付けることができませんでした。
その結果、面接の最初のうちは大丈夫なのですが、面接が進み
「なぜ弊社なのか」「同業他社でもいいのではないか」などの点を深く聞かれてしまうと
だんだんうまく話せなくなってしまい、面接の度に省察していました。
加えて、「ビジネス」ということを理解することは努力が必要でした。
「お金を稼ぐこと < 社会的意義」と考えてしまう節があり、利益を追求する姿勢に抵抗を持っていました。
どんなに意義があってもお金を稼げないのであれば駄目、というよりもむしろ
「お金さえ稼げれば意義ある事業を続けられる」と今は捉えています。

どのような内容で企業へ自己アピールをしていましたか?

主に「海外での研究経験」、「長期インターン経験」を軸に一人旅やアルバイト経験の話をしていました。

文系博士は、理系博士のようにITスキルのような即戦力の技術があるわけではありませんが、
ラボなどで縛られることがありませんので、望めば多くの経験ができると思っています。
ですので、そのような人間的な部分を話すことで、人として興味をもってもらえるように努めました。
そのためにも「なぜそう思うのか」という点についてエビデンスを示すことを心がけていました。
また、研究に対しては「なぜ辞めるのか」と共に「また戻るのではないか」「腰掛ではないか」
というニュアンスの質問を多く頂きましたので、「研究に戻るつもりはない」ということを
相手に納得していただける言葉を選んで、自己アピールとリンクする形で話をしました。

内定先への決め手は何でしたか?

自分の理想に近いことを事業や社会的ミッションとしてやられていたのが決め手でした。

選考を受けていた企業は、興味のある、もしくは共感できる部分が多いところでしたので、
内定を頂いた企業であればどこでも入ろうと考えていました。
その中でも、より直接的に大学や研究、キャリア関係に関われる仕事と考えた際、現在の職場に決めました。

就職活動の中で最も印象的なエピソードを聞かせてください。

就職活動に行き詰っていた時に受けた一次面接での出来事が印象に残っています。

最終面接や複数回の面接をこなしていましたので、一次面接くらいは大丈夫だろうと
私だけでなくハローワークの方も含めて考えていました。
今まで通りの準備をして面接に望んだのですが、結果は散々たるものでした。
後に振り返った際に気付いたのですが、当時は行き詰っていたため、
相手に合わせた話をしようと思いすぎ、自分をほとんど失ってしまってました。
エピソードは割とたくさんありましたので、都合のいい話ばかりしていた結果かもしれません。
その面接での失敗が契機となり、長期インターンシップに応募しましたので、
そういった意味でも印象に残っています。
就職活動を始めた直後に足の骨を折ってしまい、松葉杖で選考を受け続けたこともいい思い出です。

就職活動をしている大学院生へのメッセージをお願いします。

研究は狭く深く潜っていく作業ですから、気づかないうちに就職活動も狭い視野で行いがちです。
でも視野を一度目いっぱい広げてみてください。
思ってる以上に、日本には多くの企業がありますから、自分にあった企業が絶対見つかると思います。
また、就職活動は旅に似ている気がします。
知らない土地を自分で歩くのは楽しくもありますが、大変です。
そういう時にガイドマップやナビ、
現地に詳しい人を使うような気軽さでいろいろツールを使ってみてください。
目的地は意外なところにあるかもしれませんし、実際自分はそうでした。

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