内定者インタビュー[人文科学系/修士課程から大学職員へ]

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大学職員 内定

研究分野 人文科学系

修士課程

Yさん

就職活動を始めたのはいつからですか?

2013年2月中旬からです。

私は2012年9月から2013年2月上旬まで交換留学生としてフランスの大学へ留学していました。そのため帰国後すぐに、公務員試験の勉強や興味のある企業についての情報収集、エントリーシート作成などに取り掛かりました。留学中は大学生活で手一杯であったため、ほとんど就職活動の準備をしていませんでした。そういった状態に不安や焦りを覚えることもありました。しかし留学中にしか出来ない研究活動や大学での学業に全力で取り組んだという経験がなければ、結局面接で話す武器にはならないと考えていたため、「就職活動は全て帰国後にする」と割り切っていました。

どのような軸で企業を見ていましたか?

大学院での経験や交換留学を通して大学の役割に大きな関心を抱くようになったため、国立私立を問わず大学を軸にしました。

人文科学系の大学院生の就職はかなり厳しいという現実を踏まえて、「どの職種だったら大学院生としての自分を評価してもらえるのか」という意識を常に持っていました。私は大学院での学生生活、アルバイト、留学中の経験が全て大学の仕事に関わることでしたので、大学院を通して成長した自分をしっかりとアピールできると考えていました。

就職活動と研究の両立はどのようにされましたか?

研究活動が本格化したのは就職活動後(2013年6月以降)のことでしたので、両立に苦しむというような状況に陥ることはありませんでした。

就職活動中でも論文を読んだり、ゼミ発表前に準備をするなど普段と変わらない生活をしていたと思います。

就職活動の中で、一番努力したことはどんなことがありましたか?

面接の準備と反省を丁寧にしていたことだと思います

私は学部生のときに民間企業を受けたことがありますが、緊張から面接でうまく話せなかった場面が何度もありました。それらの失敗を踏まえて、簡潔にわかりやすく相手に伝えるために、話す内容をノートに箇条書きにして、頭の中を整理していました。面接が終わった後はすぐに面接官から聞かれた質問を書き出し、それに対し自分が何を答えたのか、かなり詳しく書き留めていました。その記述を見て、良いと思った表現や内容をチェックして次の面接に生かせるようにしていました。そうした準備と反省のおかげで、面接中でも答える内容を冷静に考えられていたと思います。

企業への自己アピールはどのような内容をしていましたか?

大学院へ行ったからこそ得られた経験や能力をなるべくアピールするように心掛けていました。

学部生と同じ目線の自己分析では、モラトリアムの延長により年を取った学生と見られてしまう可能性があるため、学部生にはない問題発見、情報収集、論理的思考といった能力が伝わるように話しました。また、それらの能力が志望先に如何に生かすことができるのかということも意識して話に盛り込むようにしました。

内定先への決め手は何でしたか?

そこで長く働いているイメージが出来たことです。

複数の大学から内定を頂きましたが、最終的に選んだところは他と比べると規模は小さいものの、多くの若手職員が活躍しており、意見も比較的通りやすい風土です。そうした職場のほうが自分の性分に合うと考えていましたし、内定の電話を頂いたときに一瞬自分が働いている光景が頭の中に広がりました。これまでの人生でそうした何となくの感覚が間違っていたことはほとんどなかったため、その一瞬のイメージに従うことが自分にとって最も悔いが残らないだろうと考えました。

就職活動の中で最も印象的なエピソードを聞かせてください。

一時就職活動に行き詰まっていた頃に立ち寄った大学のキャリアセンターでの出来事が最も印象的でした。

私は面接に対して苦手意識があり緊張しやすく、毎回最終面接の前で落とされる日々が続いていました。これは誰かに見てもらった方が良いと考え、キャリアセンターにいらっしゃるアドバイザーの方と模擬面接をしました。アドバイザーの方は「能面が喋ってるみたい」「自分の武器を全く扱いこなせていない」など、自分では気づかなかった問題点を指摘し、的確な助言をして下さいました。そのことを踏まえ面接に臨んだ結果、全ての面接を通過することができました。

就職活動中は誰かに助けを求めてみるのも重要なことだと痛感しました。

就職活動をしている大学院生へのメッセージをお願いします。

目の前の研究や日々の学業に精を出すことを大事にしてほしいと思います。

文系の大学院生は自分の専門が社会に直結することがあまりないため、他と比べて価値がないのではと思い悩むこともあるかもしれません。しかし企業の方は専門内容ではなく、専門を学んだ経験を通して得た思考力や表現力など、今後の社会人として根幹になるような能力に期待しているのだと思います。そのため、大学院生としての研究活動に真面目に取り組めば、自ずとそうした能力は身に付き就職活動における武器となります。

周りに流されず「何故大学院に進み、そこで何をしたのか」をしっかり話せば、それを評価してくれる企業が必ずあると思います。

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