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研究に没頭できる環境が、ここにあるから。 プラットフォームフォトニクス研究センター光実装研究チーム 中村 文さん 入所年:2021年4月 研究内容 光電コパッケージに向けた光結合構造の開発、シリコンフォトニクスでの光スイッチの研究 【目次】 ・光を屈折させる“極小のミラー” ・思い通りに設計できる、光回路の面白さ ・研究ビジョンの重要性を実感したプレゼン ・目指すのは、光学分野の新しい領域 <研究ビジョンの重要性を実感したプレゼン> 産総研への入所を考えるようになったのは、実は偶然の積み重なり。そもそも中村さんは、修士課程を半年短縮していたため、4月に就職するためには博士を2年半にするか、もしくは3年半にするかという選択肢があったと言います。 「そんなとき、たまたま産総研で募集がかかっていることを知って。産総研は学生時代から慣れ親しんだ研究所でもありますし、実用化から少し距離のある研究も取り組めます。それで『まずは一度産総研に挑戦してみて、ダメだったら次の3月から別企業への就活をしよう』と考えたんです」 とはいえ、産総研への就活にハードルの高さも感じていたという中村さん。特に身が引き締まる思いをしたのは、面接のときに研究ビジョンをプレゼンするときでした。 「やっぱり、私よりもその分野のことに詳しい人に説明するわけですから、すごく緊張しましたね。でも、『あなたのやりたい研究テーマだったら、所内にいいチームがあるよ』と言われて(笑)。その後、領域面接と幹部面接をこなしていって、なんとか内定をもらうことができたんです」 ・・・・・全文は【https://www.aist.go.jp/aist_j/2024openhouse/index.html】にてご覧いただけます!
他者を通じて、世界の可能性を広げたいから。 健康医工学研究部門ナノバイオデバイス研究グループ 冨田 峻介さん 入所年:2014年4月 研究内容:味覚を模倣したバイオ試料認識技術“ケミカルタン”の開発 【目次】 ・画期的な分析技術“ケミカルタン”を開発 ・“ゆるさ”という研究者としての強み ・産総研で得た、研究に対する心境の変化 ・自分の中にはなかった世界を明らかにする <産総研で得た、研究に対する心境の変化> 産総研の入所を決めたのも、やはり「たまたま」。元々は「博士研究員の任期中にどこかの大学の研究スタッフとなり、そこでキャリアを積んでいく予定だった」と言いますが…。 「働きだして1年が経った頃、ちょうど受け入れ教員が学会のメーリングリストで産総研の公募情報が回ってきたのを目にして、『試しに受けてみてもいいんじゃないか』と声をかけてきて。そこから知り合いを伝って研究室訪問をして、軽い気持ちで応募したんですが、そのおかげで自然体で面接に臨むことができ、 運良く内定をもらうことができたんです」 とはいえ、入所当初の冨田さんとしては「そのうち大学に戻って、自分の研究のためのラボを持ちたい」と考えていたそう。しかし、産総研で研究を続ける最中、次第に心境の変化が生まれていきます。 「産総研の研究職には、キャリアの途中で他の部署や機関に1、2年ほど移って、そこで組織のことを学ぶという仕組みがあります。私の場合、1年間だけ“研究企画室”に異動して、生命工学領域の組織マネジメントや予算計画、アウトリーチ活動などを経験しました。その経験を通じて気づいたのは『自分のやっている研究は、想像以上に多方面で社会に貢献できるかもしれない』ということ。それで、『ならば、産総研の環境を活用して、社会の問題解決に直結する実践的な研究をやってみよう』と考えるようになったんです」 ・・・・・全文は【https://www.aist.go.jp/aist_j/2024openhouse/index.html】にてご覧いただけます!
クリエイターの”創造”に寄り添うために。 人間情報インタラクション研究部門メディアインタラクション研究グループ 加藤 淳さん 入所年:2014年4月 研究内容:HCI全般、特にPX(プログラミング体験)の向上や創造性支援に関する研究 【目次】 ・「道具鍛冶」として研究するということ ・「人の創造性を支える」という原点 ・状況に合わせて、働き方を変化させる ・自分の研究を、より社会に届けるために <自分の研究を、より社会に届けるために>(一部抜粋) 「産総研はどのような研究者に向いているのか」と加藤さんに尋ねると、「学術に対する興味を超えて、さまざまなことに興味が向いている人」という返答が。 「学術的に面白い技術であっても、実際に使ってもらおうと思ったらいろいろなハードルがありますよね。産総研は、そうしたハードルの越え方を真面目に考えて取り組んできた研究所。個々の研究者が企業と手を携えて進めたり、スタートアップをつくったり、エンジニアの力を借りたり、さまざまなアプローチを採れるのがいいところだと思います。私は今度、フランスのパリ=サクレ大学にあるHCI分野で国際的にトップクラスの研究室に1年間、長期出張することになっていて。そこでは、自分が築き上げてきた“道具鍛冶”という研究スタイルを一度棚卸して、改めて科学や技術の進歩に貢献できるように定型化しようと考えています」 従来の産総研のイノベーションモデルは、あくまで研究者が“種”を持っていて、それをどう社会展開するかという考え方が一般的です。しかし、加藤さんは「それと対をなす相補的なアプローチもあるはず」と続けます。 「個々のクリエータの課題の中にこそ、汎用的で、一般的な科学的技術的知見の種がある。それを現場まで行って発見して、言語化し、道具化することが私の仕事だと思っていて。こういうアプローチを『定型化』したいんです。産総研では、現場の支援から科学や技術の進歩までを幅広く扱いたいという人にはベストな環境だと感じていますね」 ・・・・・全文は【https://www.aist.go.jp/aist_j/2024openhouse/index.html】にてご覧いただけます!
「ずっと研究したい!」を叶えるために。 工学計測標準研究部門幾何標準研究グループ 渡邉 真莉さん 入所年:2019年4月 研究内容:複雑形状の三次元測定における精度保証に向けた研究 【目次】 ・産業部品の「基準の基準」をつくる ・自分の手で、音速を測定 ・産総研は、長く研究を続けられる場所 ・さまざまな人たちへの恩返しをするために <産総研は、長く研究を続けられる場所>(一部抜粋) 「就職活動するときはあまり範囲を狭めないで、企業の研究所や大学に残るという選択肢も考えていました。その中で、産総研という存在は、私の大学院と連携大学院だったこともあってよく知っていて。産総研は自分らしく研究が続けられる上に、オープンな雰囲気があって他の研究者ともディスカッションがしやすい。そういう環境で研究を続けられるのは魅力的だなと思いました」 入所を希望する特に大きな決め手になったのは、修士卒研究職の採用があるということ。「自分の大好きな研究を長い時間をかけて続けられる」という環境を探していた渡邉さんにとって、「できるだけ早い段階から研究が始められるという点は大きなメリットになった」と言います。 また、「いろんな分野を経験できるのは学生のときしかない」と産総研の生命工学領域のインターンにも参加しました。 「専門分野ではないところにあえて入ることで、『この技術は私のテーマにも使えるんじゃないか』というような新しい視点も得ることができました。何よりも、学生のうちから産総研の空気に触れたことで、実際に働いたときのイメージを明確にできたのは良かったと思いますね」 ・・・・・全文は【https://www.aist.go.jp/aist_j/2024openhouse/index.html】にてご覧いただけます!
ニコニコ生放送: なんで、あなたは研究者に?~研究現場に凸って研究人生を聞いてみた~ 【https://www.youtube.com/watch?v=O8VhC0E9HQE】 ★上記でご紹介した研究者が出演しています★ YouTube: 研究の日常は、非日常だ。 【https://www.youtube.com/playlist?list=PLpRkUCb8X__msdJ3hkR8HKZWRPKz-6G2v】 出版物: 総合パンフレットなどはこちらから 【https://www.aist.go.jp/aist_j/media/publication/index.html】
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