JASRIは、世界最高性能の大型放射光施設「SPring-8」の運転・維持管理・利用支援、およびX線自由電子レーザー「SACLA」や高輝度放射光施設「NanoTerasu」の利用支援などを担う機関です。
1990年の設立以来、最先端の専門技術を用いて国内外の研究者をサポートし、学際的・国際的な研究を推進しています。科学技術の革新と産業振興を通じ、人類の持続可能な発展に貢献しています。
事業内容
JASRIは、「登録施設利用促進機関」として、「SPring-8」、「SACLA」および「NanoTerasu」の利用者選定・利用支援を行っています。
国内外の研究者や企業による利用を多角的にサポートする幅広い事業を展開しています。主な事業内容は以下の通りです。
1. 施設の運転・維持管理
大型放射光施設「SPring-8」およびX線自由電子レーザー施設「SACLA」が、常に最高のパフォーマンスを安定して発揮できるよう、施設の運転・維持管理を行っています。
高品質な光を生み出す光源加速器や、光を用途に合わせて加工するビームラインといった上流のシステムから一貫して運用を担っています。利用者が安全かつ円滑に実験を行える環境を整えるとともに、次世代光源(SPring-8-II)を見据えた継続的な機能の高度化を図っています。
2. 利用者への技術支援
共用ビームライン(光を取り出して実験を行う設備)を利用する研究者や企業に対し、高度な専門知識と技術を持つスタッフがサポートを提供しています。
【実験支援】
回折・散乱、分光、イメージングなど多岐にわたる計測手法において、実験の計画立案からデータ測定・解析に至るまで、研究を推進するための技術的なアドバイスや直接的なサポートを行います。
【産業利用の促進】
SPring-8やNanoTerasuを活用した新素材開発や技術課題の解決など、産業界における放射光利用を強力に後押しし、優れた成果の創出を支援しています。
3. 利用者選定業務(課題審査・選定)
施設の利用を希望する研究課題に対し、公平かつ透明性の高い審査・選定業務を実施しています。専門家による委員会等を通じて、科学技術の発展や産業の振興に大きく貢献しうる優れた課題を採択しています。
4. 情報支援
利⽤者が実験をスムーズに進めるために必要な技術情報や施設利⽤に関する案内、過去の研究成果データベースなど、包括的な情報提供基盤を整備‧運⽤しています。
5. 普及啓発活動・広報
放射光科学の意義や、施設から⽣み出された最先端の研究成果を広く社会に還元‧発信しています。施設公開やシンポジウムの開催、各種広報活動を通じて、科学技術に対する国⺠の理解促進と関⼼の向上に努めています。
6. 後継者育成
次世代の放射光科学技術を担う優秀な人材を育成するため、若手研究者の育成を目的としたスクール、課題募集等を実施しています。
7. 自主的な研究開発の推進
利⽤者⽀援の質をさらに⾼めるため、JASRI内部での公募型研究開発プロジェクトや外部研究資⾦の獲得を通じ、最先端の放射光利⽤技術に関する研究開発を推進しています。また、そこで得られた知的財産の創出‧管理も⾏っています。
基本情報
- 企業・研究機関
- 公益財団法人 高輝度光科学研究センター(JASRI)
- URL
- http://www.jasri.jp/open_in_new
- 所在地
- 「SPring-8」、「SACLA」 〒679-5198 兵庫県佐用郡佐用町光都1-1-1 「NanoTerasu」(JASRIナノテラス拠点) 〒980-8572 宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉468-1
- 資本金
- 60億円(基本財産)
- 設立年月日
- 1990年12月
- 代表者名
- 理事長 中川 敦史
- 従業員数
- 292名
- 平均年齢
- 48.8 歳



